不動尊と交通安全

質問

「不動尊」「交通安全」で検索するとたくさん出てきます。

成田山不動尊、みかも不動尊、高幡不動尊（金剛寺）、狸山谷不動尊などなど。

お不動さんと交通安全には何か関係があるのでしょうか。
また関係があるとすれば、その理由を教えて下さい。

推測でも結構です。
よろしくお願いします。

回答No.3

Big-Baby · ベストアンサー

昔は交通事故なんかほとんどなかったはずなのに今では不動尊のお守りをよく見ますね。考えてみると不思議です。下記サイトに次のような説明がありました。
「交通安全の守護神になっているのは空海が唐から留学の帰路嵐に巻き込まれた時に波切不動に助けられた伝説によるもの」
http://www10.ocn.ne.jp/~mk123456/fudoo.htm
　三井寺展で秘仏黄不動のすばらしい像を拝観しましたが、あの像も円珍が入唐の際、危機を救ってくれた不動明王をまずは絵画に描き、その絵をもとに彫像したと説明があったように思います。

お礼

おーっ、空海が波切不動に助けられたという伝説があるのですね。
きっとここからお不動さんは交通安全の神と信仰されるようになったのでしょう。

成田山が交通安全祈願発祥の地となったのは信者さんがそのことを
ご存知だったからかもしれませんね！

また成田山は平将門を討つために建てられた寺だといいますが
平将門は馬に喩えられることが多く
下総に つないだ馬の やかましさ
じゃじゃ馬に 常陸の伯父御（将門の叔父・国香のこと） くいつかれ
などと川柳にも詠まれていますね。
昔の交通手段の一つに馬がありましたから
そこから、交通安全祈願につながったのかなあ、とも思いました。

ずいぶん心のもやもやが晴れてきました！

回答No.2

goo-par1732

お不動さんと交通安全とは何の関係もないと思いますが、
成田不動と交通安全の祈祷とは関係があると思います。

お不動さんと言えば、私の家の近くに４体の石仏があって細々と信仰されています。
祀られている場所はすべて小さな谷川です。
ちょっと離れた池の傍や湧水のある所にもありますね。
いくらでも思いつきます。
水かけ不動も多いですから、「水」と関係ありそうです。

旅人を道端や峠で見守った石仏は、関東・中部では「馬頭観音」、関西では「地蔵さん」が多いような気がします。

そこで、「成田不動さんは商売上手」だという前提で調べてみました。
大阪・寝屋川の成田不動は交通安全のご祈祷で有名ですが、そのHPに次のような記述があります。

終戦直後、とある信者様が、道中で車が故障しないように祈願を希望されたことから始まり、たくさんの方々からご祈祷の希望をいただいたのを受け、交通安全祈願専用の祈祷殿を設けるに到りました。以来、ドライバーの皆様に愛され、『交通安全祈願の成田山』と言われるまでに発展させていただきました。

大阪成田不動HP
http://www.osaka-naritasan.or.jp/about/faq.html　

このサイト「ぼくたちの交通戦争」も参考になります
http://www.maboroshi-ch.com/ata/lif_08.htm。

当初、「無生物」である車にお経を上げることに懐疑的な仏教関係者もいたが、大阪・寝屋川市の成田山大阪別院での成功をきっかけに、関東でも成田山新勝寺や川崎大師などで自動車祈祷が始まった。

流石、大阪人の発想！お不動さんも眼をひんむいてびっくりした、というところでしょう。

お礼

goo-par1732さん、回答をありがとうございます！

確かにお不動さんは水と縁が深いようですね。
京都の狸谷山不動尊（質問のところで狸山谷不動尊と書きましたがまちがいです。すいません！）
には宮元武蔵が修行したという滝があります。

貴船は水の神ですが、黄色い服を着た玉依姫が船に乗ってあらわれ、
淀川、鴨川、貴船川を遡って貴船神社の奥の院に鎮座したと伝わっています。
交通安全の神とされているのは、貴船の神がこのように
船に乗ってやってきた神であるからでしょう。

大阪の成田山が自動車祈祷の発祥の地とは知りませんでした。
恥ずかしながら、私の自宅は大阪の成田山よりすぐのところで
しょっちゅう前を通りかかっていました。
御参りにも何度もいったことがあったのにｈｐに目を通していなかったとは灯台下暗し、ですね(汗）。

関西人なので道祖神はお地蔵さん、もしくは陰陽石しか知りませんでしたが
関東・中部では馬頭観音が多いのですか。
ぜひ馬頭観音さまを拝みに行きたいです。

goo-par1732さんには何度か回答いただきましたが
いつも素晴らしい回答で、また読むのが楽しいです。

今後もよろしくお願いします。

回答No.1

toshineko

特に関係はないと思います。

わたしの近隣では、諏訪や安曇系の神社、真言宗のお寺でも交通安全祈願をやっています。

お礼

回答ありがとうございます。

ちょっと調べたところ
道祖神（ヤチマタ神など）を祀る神社
海上交通の神（住吉明神など）
水の神（貴船明神）などが交通安全の神となっているようです。

京都の城南宮も交通安全祈願で有名ですが
こちらはかつて方違えの宿場であったとのことで
そこから交通安全の神に転じたのだと思います。

これらはなぜ交通安全の神になったのかよくわかりますが
不動尊だけはちょっとわからないのです。

なにも関係はないけど交通安全の神になったのでしょうか。
そうかもしれません。

また広い駐車場のある寺社が交通安全の神となっていることが多いので
そういうことも関係しているかな、と思ったりします。