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このままバクダッドに前進すれば全滅しかねないのでは
第3歩兵師団に対しバクダッド進撃の、督戦とも言える命令が下されました。 後方の兵站線を第82空挺師団が防御についたとは言え、まだ多数の兵力が後方にあると思います。 バクダッドはいくつもの運河や河川に囲まれており、イラク軍も防御陣地を構築していると思われます。この状況でバクダッド攻撃を開始すれば、バクダッドを包囲するにはとても兵力は足りませんから、イラク軍の正面を突破しバクダッド市内に突入しなければならなくなるでしょう。 戦果拡張を図る後続部隊がいなければ、突破口を閉じられる可能性が常にありますし、弱い側面を両側から攻撃されイラク軍に逆包囲されることになります。また米国はイラク市民への被害を極端に恐れていますから厳密なROEに手足を縛られて、強力な火力支援を得る事も難しいと思われます。 このままバクダッドに突入を図れば全滅もあえない話ではないと思いますが、どう思いますか。
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全滅はないですね。もともと制空権が完全に米軍に握られている以上、地上部隊は空からの攻撃を常に警戒せねばなりません。その時点で部隊の行動が制限され、かつ戦力を著しく削がれやすいのが現状です。それでなくても米軍の戦車は最新式です。つまり「お話にならない」ほど戦力の差がひらいているんです。唯一問題があるとすれば米軍の伸びきった補給路をゲリラによって分断されることです。しかし、ここ最近の状況では、米軍が物資不足になる前にすでに、イラクの主力の一つ、メディナ師団と呼ばれる戦車部隊の戦力を3分の1にまでダウンさせたということです。米軍の最前線部隊の全滅があり得るとすれば、バクダッドと米軍ごと核兵器で破壊するくらいじゃないでしょうか。保有していればの話ですが・・。
- BRANDX
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米軍(前線部隊)の全滅は無いと思います。 過去の戦争よりも、正確な戦況の把握が出来る今回の戦闘では、各部隊とその作戦計画の危険度について最も認識しているのは当事者の米軍です。 自国の兵隊が何人死んでも最後には勝てばよい、といった戦い方を最も嫌う国ですから、全滅の危険は冒さないでしょう。選挙に不利になるような戦い方は、ブッシュ氏が許しません。 おそらく、キリのいいところで講和を結び、今回の戦争での目的を達成したと喧伝するでしょう。 最悪のシナリオとして 1、バグダットの市街戦に突入する。 2、戦闘員との識別が困難な市民の犠牲が重荷になり、効率のいい近代兵器を使えない。 3、イラクの猛烈な抵抗を受け、米将兵の死傷者が多数出る。 そこで 5、イラク側からBC兵器による攻撃を受けたことにする。 6、これはイラク政府が自国民の安全をも省みない行為であると非難する。 7、戦争の早期終了と自国将兵及びイラク国民の保護のためと銘打って、何か物凄い兵器を使う。(戦術核兵器や爆弾の母など) 8、これで、ベトナムの教訓は生かされた。とか演説するブッシュ氏がCNNに出る。 などということにならないように祈ります。
- cse_ri2
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ちょっとだけツッコミいれます。 >私ならバクダッド郊外に砲兵陣地を築いて長距離砲撃を >実施します。 これはイカンです。 砲撃は、空中からの精密爆撃に比べ命中制度が劣るので、 民間への被害が増大します。そうすればイラクの宣伝戦を 勢いづかせ、反戦世論が高くなるでしょう。 >これは政府中枢に攻撃を加えることに加え、この陣地 >そのものが囮となり、イラク軍を誘いだすわけです。 >イラク軍が出てきたところを戦車主体の部隊で殲滅すれ >ば良いでしょうが、上手く出てくるかは相手次第ですね。 ・・・絶対出て来ないと思いますが。陣地からのこのこ出て くれば、爆撃機とアパッチのいい的になるだけです。 仮に戦車戦をしても、湾岸戦争当時から装備が変わって いないイラク軍は、今回も勝てないかと。 イラクにすれば、世界の反戦世論を盛り上げて他国からの 仲裁を待つしか生き残る道はなく、そのためには時間と自国 の民間人の被害を稼ぐために、首都に篭もったままでいる のが一番なのではないでしょうか。
お礼
ちょっと説明不足でしたね。私も必ずしも最善の作戦とは思っていないのです。しかし市街戦に持ちこまない方法としてはこれしかないかなというところです。 つまり砲兵陣地から政府中枢を砲撃をすることで、イラク軍を誘いだすのですが、イラク側としては砲撃だけされてても足も出ないという状況をつくるわけです。 空爆とちがってイラク軍でも攻撃できる目標であるにもかかわらず、一方的に攻撃されるというのは、居ても足っても居られないでしょう。おそらくイラク国民もなぜそんなもの排除できないのかと不満を持つでしょう。 勿論、イラク軍の軍人はそんな事は十分承知で、のこのこ出て行けば餌食になるのは見え見えですが、政権中枢は攻撃を命じるかもしれません。 これを繰り返せば、イラク軍の戦力を骨抜きにできる可能性があります。そんな馬鹿なと言われるかもしれませんが、沖縄戦において作戦参謀が反対したにも関わらず、攻撃命令が出され戦力を無駄に消耗した例がありますし、欧州戦線でのバルジの戦いの例もあります。 ちなみに砲撃というのは結構、命中精度は高いのですよ。精密照準器を使った通常爆撃よりは上です。さすがに最近の精密誘導爆弾にはまけるかもしれませんが、なにしろ炸薬量が航空爆弾に比べて少ないのも有利です。もっとも破壊力も弱いということになりますけれどね。 最初に述べたとおり、私ももっともよい作戦とは思いませんが、さりとて市街に入らずに戦う方法はこれぐらいしかないでしょう。このように陣地から誘い出して戦う方法を陣外決戦といい、日本では浜松城に立てこもった徳川家康の軍勢を武田信玄の軍勢が祝田の坂に誘い出した例が有名です。
- hatman34
- ベストアンサー率34% (36/103)
軍事的な知識に乏しいので、良く分かりませんが、今回の米軍は、前回の湾岸戦争の時と比べて、生命尊重の意識に欠けるような気がします。(前回のパウエルは慎重すぎるんじゃないかという感じでした) 自軍の損害を減らすために、大量殺戮兵器(MOABのような)を無差別的に使うようなことになるんじゃないかなと危惧します。 それを恐れていると、質問者さんの言うような壊滅的被害を米軍がこうむりかねないという気がします。
お礼
ありがとうございます。 生命尊重については、今回の方が意識が高いと思います。というよりも戦争目的からも、フセイン政権を倒し、イラク民衆を圧制から解放するのが目的ですから、民間人に被害を出す事ができないという根本的な問題があります。その民間人から攻撃されているのですから、戦争目的の一つの柱がもう揺らいでいるのが現状でしょう。 しかし現地の部隊には厳しい交戦規定が与えられています。手足を縛られたまま戦闘しなければならないというのは、相当な困難といえます。しかし自軍の損害が増加し、最終目的であるフセイン政権打倒を達成できる見こみが厳しくなった際には大量殺戮兵器も使う事になるでしょうね。 早く戦争を終わらせるべきだという意見が多いようですが、早く終わらせようとすればどうしても無理な戦闘を強いられます。政治家にとっては早く解決したいのでしょうが、結局は自軍にもイラク民間人にも大被害が生じるでしょう。とはいっても長期戦となれば、それでも被害は大きくなります。つまり八方塞ということです。 私ならバクダッド郊外に砲兵陣地を築いて長距離砲撃を実施します。これは政府中枢に攻撃を加えることに加え、この陣地そのものが囮となり、イラク軍を誘いだすわけです。イラク軍が出てきたところを戦車主体の部隊で殲滅すれば良いでしょうが、上手く出てくるかは相手次第ですね。
- mmky
- ベストアンサー率28% (681/2420)
参考程度に 軍事上の意思決定は、やはり現地の司令官に任すべきですね。政治家がテレビをみて判断するものではないですね。時間がたてば、熱と砂嵐の問題が出てきますね。灼熱の太陽のもとではどちら側も戦は出来ないでしょうね。 熱くなって夜戦主体になりますと、大規模な兵力戦は困難になりますので、なんとしてもここ数週間で決着したいと考えるのが前線の司令官の考えではないでしょうか。長期戦はつらいですね。 ということかなと思いますが。
お礼
その現地司令官が部隊の集結を待つべきだと意見具申したそうですよ。熱砂のことは当然分かっているはずですから、相当の考えがあって言っていることでしょう。 この戦争の困難性は、現国務長官パウエルが慎重論なのを見ても分かります。ブッシュ政権の多くのメンバーが強硬論なので引っ張られていますが、これは強硬論を超えた無謀論です。
- cse_ri2
- ベストアンサー率25% (830/3286)
兵力が整うまで、無理に突入する必要もないでしょう。 現時点で、既に補給路がイラク民兵らの活動によって 危うくなりかけています。 とりあえず本土から10万の援軍が来るまでは、バグダット への強行突入はありえないと読んでいます。 それよりも、イラクの共和国防衛隊との決戦がどうなるか に興味があります。 ちなみにバグダット攻略は、しばらく待つ方針をアメリカ は打ち出したようです。詳しくは参考URLを。
お礼
ありがとうございます。今日の報道では前進を決定したということでした。現地司令官は待つべきと意見具申をしていたそうです。私もかなり無理があると思います。バクダッドへ強行突入すれば共和国防衛隊と自動的に決戦となるでしょう。参考URLも接続できませんでした。おそらく変更にともなって消されたのでしょう。
お礼
結果をみると3日程度の停止期間がありました。おそらくその間に師団の中で集結をしたのでしょう。しかしバクダッドへの突入を考えれば最低でも第4歩兵師団の到着を待つべきだったと思います。 確かに制空権下でのイラク軍の移動は困難が予想されるところですが、そもそも防御にあたるイラク軍にとっては米軍が近接するまで動く必要もないと考えます。 戦車の能力は、ハルダウンの状況で砲塔戦車として使えばあまり差はでないのではないでしょうか。 戦力の3分の1をダウンさせたというのは疑わしいですね。おそらく今衝突しているのはメディナ師団の偵察部隊とか援護部隊でしょう。これらの部隊は米軍が接近すれば偽装から出なければなりませんから、そのとき狙われたのだと思います。本隊はもっと後方にいるのでしょう。本当に米軍がそれらを確認しているかで結果は大きくかわるでしょう。