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統合欧州の価値観としての人権について。

欧州の性差別の解消や少数民族の権利、平和の機構化などについて どう思いますか?? 欧州では平和時における死刑の全廃が定められていたり、 国会議員における女性の割合が日本と比べて非常に高いこと、 また欧州の人権についてどう思いますか??

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回答No.3

 NO2です。解説不足があったので、補足しておきます。 基本的に人権概念には、体系として二つの潮流があります。 ・人権は”天与のもの”とする人権天賦説 ・人権は”それを相互に認証する合意形成によってできた”とする社会契約説 です。 人権天賦説は、キリスト教の背景によって完成された人権概念で、欧州では支配的な人権の考え方です。  そもそも、”自由(権利)は神様(イエス)から普遍的に等しく与えられた”という認識が欧州社会の人権概念の基本趨勢と考えるのがいいでしょう。  一方、啓蒙主義時代の影響の強い人権概念では、相互契約によって形成される人権概念が支配的になります。これは、非キリスト教世界における人権概念と考えてください。  もっとも、人権天賦説・社会契約説の両面から人権を考える人も多いですし、人権活動家はその両面で人権を既定しているケースが多いようです。  極めて乱暴に説明すれば、 人権天賦説は、  ”人は普遍的に自由で、その自由を制約するのは公益性の問題だけ” 社会契約説は  ”人の自由は社会契約によって出来上がったもの(実定法)のみしか許されない” という考えです。 自由が普遍的で制限が緩い自由観の欧州 自由は社会契約に限定され、普遍性を見いだせない非キリスト教社会 という人権の考え方もアリだと思います。 私個人は、人権だけの説明ならば以上のように考えています。

noname#89704
質問者

お礼

わざわざありがとうございます! 嬉しいです^^ 人権って人それぞれ解釈などが違っていて、 色々な人の考えを聞くことはとても勉強させられますね。 ありがとうございました★

その他の回答 (2)

回答No.2

>どう思いますか? まず、欧州世界・EU憲法などは、欧州諸国の国内の条約批准の元で成立しているようですが、EUの人権規格は国際法のような性格のものであって、拘束力は疑わしいと考える必要性があると思います。 まずは、国内法における人権の取扱基準が別個にあって、EU憲法などのEU内の地域国際法は最低限の人権しか規定できないのが現実でしょう。(少なくとも、私のEU基本憲章条約・リスボン条約・EU基本権条約)  つまり、EU社会の人権スタンダードは最低限レベルの人権規定で内容的にも各国の解釈猶予を残しているので、人権問題の将来を考える上では、あまり参考にならないという指摘もあります。  結局は、各国の人権規定を踏襲するものでしかないので、EU枠に大きな政治的意味を見出す必要性はないかもしれません。 ただし、欧州司法裁判所の今後が楽しみではあります。  

noname#89704
質問者

お礼

奥が深い感じがします。 詳しく書いていただいてありがとうございます★ 参考にさせていただきます!

  • buchi-dog
  • ベストアンサー率42% (757/1772)
回答No.1

「欧州の人権についてどう思いますか」 欧州諸国には「人権問題」は特にないでしょう。 「中国の人権問題」「北朝鮮の人権問題」を研究されてはいかがですか?

noname#89704
質問者

お礼

欧州に人権問題ないとは・・・ 日本と同じように性差別などあるかと思ってました。 中国や北朝鮮の人権問題、とても興味深いです! 参考にさせてもらいます。 ありがとうございました★

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