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「資格の取得」と「資格の習得」
よろしくお願いします。 A「○○の資格を取得(する)」、「○○資格の取得」 B「○○の資格を習得(する)」、「○○資格の習得」 Aが正しいのは、言うまでもないことだと思います。 問題なのは、Bです。 私は、Bは絶対に間違いだと思っていたのですが、使っている人がいました。 「おや?」と思って、ちょっと調べてみましたところ、 現実にはBを使っている方々も大勢いらっしゃることがわかり、とても驚いています。 そこで質問ですが、 上記Bは、時と場合によっては、正しい表現になりえますか? (正しいとすれば、根拠と用例も示していただけますと助かります。)
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- Turbo415
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No1です。 >「基本的に」の部分が気になります・・・ ことばは生き物です。ご質問にあるとおり、誤用であっても長年多くの人に使われるうちに正しいとされたり、慣用句的になってしまうことがあり得えます。 今回の物も、おそらく日常会話で使われたとき、おかしいと思う人も多いでしょうけど、そう思わないで過ぎていく人も多いでしょう。 そうなってくると今後は分からないと思います。 国語のテストなどではBは不正解になりますが、日常的に使っても「変だよ」と注意されることが無いような範疇に入ります。 ですから、基本的には間違いですが誤用が見逃されやすく今後は分からないと言う意味で「基本的に」としました。 例えば、「的を射る」を「的をえる」と言ってしまうような感じです。 「当を得る」というのがあるので誤用しやすいのですが、これなんかはそのうち市民権を得てしまいそうな誤用だと思います。 また、「汚名挽回」というのはそれぞれの単語の意味が分かりやすく間違いであることがすぐに分かるので人からも注意されるし、簡単に理解しやすいので許容されることはないと思いますが。
- hakobulu
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#2です。 >「クレーンの運転技術を習得し、資格も取得した。」 とすれば済むことだと思いますが・・・。 :おっしゃるとおりとは思います。 ただ、 「クレーンの運転技術を習得し、資格も取得した。」 と同じ意味を 「クレーンの運転資格を習得した」 と表現して済むのであればそれも面白いかな、と思っただけです。 >根拠も示していただきたいところです。 :学問的根拠を示せるだけの素養は持っていませんが、上のように考えた私的根拠として、たぶん「習熟」といったような熟語が頭の片隅にあったように思われます。 これは、ご承知のとおり、 「習い覚えて、よく通じていること」という意味であり、 「仕事に―する」 などという文脈で使われると思います。 「仕事を習い覚えた結果として、熟練する」ということにもなるでしょう。 これが、 「(技術を)習った結果として(資格を)得る」という連想につながったのかもしれません。 ただ、公的?に正しい解釈であるとする根拠は無論(威張ってどうする)ありません。 前者は、習い覚えた対象も、熟練の対象も「仕事」ですが、 後者は、習い覚えたのは「仕事(技術)」で、得たのは「資格」です。 根本的に構造が違うと言われればそれまでですしね。
お礼
再度のご回答、ありがとうございました。
補足
ご回答ありがとうございます。 もしや、と思って、「免許の取得」を「免許の習得」に間違えている人がいるかなと思い、Googleで調べてみましたら、 「資格の習得」ほどではありませんが、「免許の習得」と書いている人が結構います。 いずれ、「資格の取得」「免許の取得」と書いている人が大多数のようですが。
- hakobulu
- ベストアンサー率46% (1655/3578)
あくまで(というか例によって)感覚ですが、この表現のほうがしっくり来る場合も個人的にはあります。 あつかましく#1さんご提示の例を拝借いたしますと、 「クレーンの運転技術を習得してからクレーンの試験を受けてクレーンの資格を取得する」 ような事例において、 「クレーンの資格を取得するまでには、クレーン技術習得のために長い時間、あるいは大変な努力が必要」 というニュアンスを強調したい場合です。 この場合は、 「クレーンの資格を習得する」で特に違和感は覚えません。 「習=技術」+「得=資格」というわけです。 「(技術を)習った結果として(資格を)得る」 という一石二鳥?、あるいはズボラな表現。 無論、 「先日、試験を受けてクレーンの資格を○○した」 の場合は、習得は間違いになるでしょうし、ここは取得で譲れないところです。 正式に認められている表現なのか否かまでは、素人の私としては判断いたしかねますが。 お役には立てなかったと思いますが、個人的意見として述べてみました。
お礼
お気持ちはわかります。しかし、 「クレーンの運転技術を習得し、資格も取得した。」 とすれば済むことだと思いますが・・・。 (質問文に書きましたとおり、根拠も示していただきたいところです。) とはいえ、ありがとうございました。
- Turbo415
- ベストアンサー率26% (2631/9774)
gooの国語辞書だと習得は『(名) スル 経験を通して習い覚えること。 「実務を―する」 』となっています。 つまり、経験で覚えることです。資格はそれこそ、机上の勉強だけで「取得」できるものもたくさんあります。 ですから、基本的にBは変な言い方です。技術は習得するのですが、その技術を使って資格を取得するのでしょうね。「クレーンの運転技術を習得してからクレーンの試験を受けてクレーンの資格を取得する」となるはずです。あくまで資格が主語なら習得は無いでしょう。資格を経験することはないので、習得は無いです。「習」は経験すること(繰り返して行って身につける。)を意味しますから。辞書の例のように実務は経験する物ですから習得で良いでしょうね。Bを使う人は、辞書の例の「実務を習得する」から誤解しているのでしょう。実務を「資格」と置き換えてしまうのでおかしいことになるのです。
お礼
さっそくのご回答ありがとうございます。 お考えには賛成です。だからこそ、今回(私も辞書を引いた上で)質問させていただいたのですが、 お答えは、「Bは常に誤りである」ということでよろしいでしょうか? 恐れ入りますが、「基本的にBは変な言い方」の「基本的に」の部分が気になります・・・
お礼
再度のご回答ありがとうございました。 「言葉は生き物です」には全く同感で、私もことあるごとに言っています。 ここに私の意見を書いてもしょうがないのですが(すみません)、 「的をえる」や「けんけんがくがく」と同様、誤って「資格の習得」としている人は、たぶん、他の人が「しゅとく」と言ったのが頭のどっかにあって、それを似た発音で意味も少し似ている「習得」に間違えているのだと思います。 ほかの言葉の例を引き合いに出すと発散するので、本当は、「資格の・・・」の議論に絞りたいと思っていましたが、やはり、そういう話になってしまいますよね・・・。 http://www.nhk.or.jp/a-room/kininaru/2007/01/0124.html