ベストアンサー セミピナコール転位反応について 2009/05/31 14:32 画像はセミピナコール転位反応の途中過程です。シクロヘキサンにOHがついていますが、その部位にはさらにHがついていると思います。このHがカルボカチオンのある場所に転位し、カルボカチオンをOHの付いている方に移動させたた方が、六員環なのでひずみエネルギーも低く、OHと共鳴できるので安定であると思ったのですが、どうして画像のように反応が進むのでしょうか? 画像を拡大する みんなの回答 (3) 専門家の回答 質問者が選んだベストアンサー ベストアンサー noname#116453 2009/06/02 11:36 回答No.3 No.1です。 補足します。環のひずみの大小に関しては5員環も6員環も大差ありません。実際の反応のどちらのサイズの環が形成されるかということに関しては、Baldwin則等に示されるように、反応に関与する軌道(HOMO,LUMO)の形状が関与し、いわゆる立体電子効果の立場から説明されます。 本件に関してのポイントはH-とC-のどちらが移動するかということです。ご質問の例ではCが移動し、補足の例ではHが移動しています。これはすなわち、補足の例では移動してOHの結合した炭素上に+を生じうるようなCが存在しないからです。言い換えれば基本的にはアルキル基の転位の方が起こりやすいということで、それが出来ない場合に限りH-が転位するということです。 質問者 お礼 2009/06/06 01:47 回答ありがとうございます。とても分かりやすく、しかもかなり深く掘り下げてもらい理解が深まりました!毎度ながらありがとうございます。 広告を見て全文表示する ログインすると、全ての回答が全文表示されます。 通報する ありがとう 0 その他の回答 (2) noname#160321 2009/05/31 18:30 回答No.2 1. >カルボカチオンをOHの付いている方に移動させたた方が、六員環なのでひずみエネルギーも低く 六員環より五員環の方が歪みは小さいです。 2. >実際に…この転位する反応とはどこが違うか 引用された反応ではアルキル基の転移も、アルデヒドの生成も有利です。 >>OHの結合した位置からH-がとれると言うのはおこりにくいです。 >なぜ起こりにくいのでしょうか? OHが付けば炭素は電気陽性になります。ハイドライドイオンが移動するのはクーロン力的にも損失が大きいです。 質問者 補足 2009/05/31 19:19 回答ありがとうございます。 >六員環より五員環の方が歪みは小さいです。 http://d.hatena.ne.jp/ao-1/20090531/1243764692六員環の方が歪みが小さいと思うのですが・・・。 >>>OHの結合した位置からH-がとれると言うのはおこりにくいです。 >>なぜ起こりにくいのでしょうか? >OHが付けば炭素は電気陽性になります。ハイドライドイオンが移動するのはクーロン力的にも損失が大きいです。 http://d.hatena.ne.jp/ao-1/20090531/1243752335←の反応では、OHが結合した炭素のヒドリドイオンが転位する事で上の反応と違っていますが、これは損失の大きな反応という事でしょうか? 広告を見て全文表示する ログインすると、全ての回答が全文表示されます。 通報する ありがとう 0 noname#116453 2009/05/31 15:19 回答No.1 正電荷があるところに水素原子が移動するためにはH-(ヒドリド)として移動する必要があります。OHの結合した位置からH-がとれると言うのはおこりにくいです。 結合の移動を考えるときには電子対(あるいは電荷)がどのように移動するかもあわせて考えるべきです。 質問者 補足 2009/05/31 15:47 >OHの結合した位置からH-がとれると言うのはおこりにくいです。 なぜ起こりにくいのでしょうか?実際に、http://d.hatena.ne.jp/ao-1/20090531/1243752335この転位する反応とはどこが違うか教えて貰えるでしょうか? 広告を見て全文表示する ログインすると、全ての回答が全文表示されます。 通報する ありがとう 0 カテゴリ 学問・教育自然科学化学 関連するQ&A 転位反応、CH3の転位について。 画像での転位反応では、転位する前の三級カルボカチオンの方が安定のように見えるのですが、なぜ転位を起こすのでしょうか?OHの電子供与がより安定だからでしょうか? また、ここでH+の脱離が起きて二重結合を形成するという事は考えられないのでしょうか? アレーンオキシドの反応について 大学で化学を専攻している者です。 有機化学において、アレーンオキシドの反応では転位によりフェノールを与える場合があると学びました。 この転位の機構は (1)エポキシドがプロトンを引き抜く (2)カルボカチオンでヒドリドシフト(NIH転位)が起こる (3)NIH転位により生成したエノンからプロトンが脱離しフェノールが生成する となっていますが、 この機構の(3)においてHがプロトンとして脱離するのが何故なのか分かりません。 例えば添付の画像ではCに結合したHが脱離しBとHB+を形成していますが、 イオン化エネルギーや電気陰性度を考慮するとこのHの移動はおかしいと思います。 何を考慮すれば(3)を説明できるのでしょうか。 もしくは私の解釈にどこか誤りがあるのでしょうか。 説明でも文献の紹介でも何でも構わないので、 参考になるものがありましたらご教示下さい。 お願いいたします。 CH3CNとHClの反応 画像の化合物と、CH3CNとHClの反応において、始めに CH3C≡N + H-Cl → CH3C+=NH になり、化合物のOHがカチオンに付加します。 しかし、そういう反応機構ではなく、下記のように反応する事はあるのでしょうか? 化合物のOHにH+が付き、+OH2になり外れ、化合物が二級カルボカチオンであるCH3CH2CH+-CH3になり、そこに-CNが付加するというSn1反応。 これは起こりえるでしょうか? 天文学のお話。日本ではどのように考えられていた? OKWAVE コラム HOとCOOHを有するシクロヘキサンとDCCとの反応 COOHは共鳴安定であり、-OHより求核性が高いと思ったのですが、画像での反応ではCOOHの求核付加が優先しています。これはどうしてでしょうか? 1,2-転位 今、ヒドロホウ素化反応について学んでいます。 そこで、イソブテン(CH3)2C=CH2にジボランB2H6を作用させて、後に過酸化水素H2O2を作用させるという反応を考えていたのですが、 過酸化水素を加えた後にBとOが1,2-転位をすることになっているのですが、なぜ1,2-転位をするのかがわかりません。 質問の説明下手ですが、もしわかる方いましたらよろしくお願いします。 ベンゼンの反応性についてです。 ベンゼン環にOHとORが置換したものの反応性は、 OHの方が高いとある教科書の表に載っていましたが、 どちらも共鳴効果も誘起効果も同じような気がします。 なぜOHが置換したものの方が反応性が高いのでしょうか。 五員環に・・・ 量子化学の教科書に、ベンゼンの共鳴エネルギーを 求めていたので、 それを参考に、五員環に2重結合が2つある場合を 計算して見ようと思ったのですが・・・ ベンゼンは、π電子エネルギー6α+8β なので、共鳴エネルギーは3(2α+2β)-6α+8β ゆえに -2β このように、エチレンのエネルギーを考えていますが、五員環のほうも同様に考えて、エチレン2つ分としていいのでしょうか? それとも、たとえば、1,4ペンタジエンのπ電子エネルギーと比較しなければならないのでしょうか? 有機化学反応機構 2-メチルー3-ブテン-2-オールが臭化水素と反応して、 1-ブロモー3-メチル-2ブテンになる反応があるんですが、 この反応の機構がよくわかりません。 二重結合が臭化水素のHと求電子付加反応してカルボカチオンが生じ、 それがブロモニウムイオンと反応する、と考えたんですが、 どうもうまくいきません。 転位反応も考えたんですが、それ以前に二重結合が形成されないとダメなので。。。 色々考えたんですが、行き詰っています。 どなたか力を貸してください。 カルボカチオンが安定な理由は? カルボカチオンは炭素の枝分かれが多いほうが安定で、それは共鳴によって説明される、と教科書に書いてありますが、共鳴によって取りうる状態が多いとなぜ安定なのですか? シクロアルカンの立体化学について それぞれの歪みのエネルギーを計算しないで、一置換や二置換のシクロヘキサンの最も安定な立体配座を書くにはどうすればよいでしょうか。 ベンゾフランの反応部位についての質問です。 ベンゾフランの反応部位についての質問です。 インドール環での反応は3位起こる。その理由はベンゼン環を壊さないから、ということは分かったのです。 しかし、なぜ同じような構造をしているベンゾフランは2位で反応するのかが良く分かりません。 2位で反応するとベンゼン環が壊れて、不安定になってしまうのではないでしょうか? 確かに、2位で反応したほうが共鳴構造は沢山とれるのですが… ご回答よろしくお願いすます。 この反応にいくつか疑問が残っていますα位は両側にあるのになぜメチル基の この反応にいくつか疑問が残っていますα位は両側にあるのになぜメチル基のついた側から引きぬくのでしょうか??中間体のアニオンの安定性は一級>二級>三級ですよね??これはおいおい五員環を作った方がメチル基と逆のα位と反応するより五員環形成のが熱力学的に安定だからと言う結果からくるα位の選択性なのでしょうか?? 日本史の転換点?:赤穂浪士、池田屋事件、禁門の変に見る武士の忠義と正義 OKWAVE コラム E2反応のアンチ脱離について trans体である1-bromo-4-(1,1-dimethylethyl)cyclohexaneをCh3ONaとCh3OHで反応させるとどのようになるのでしょか?詳しい説明の方お願いします。 有機_反応機構の書き方 (α、β不飽和カルボニルへの求核反応) 有機_反応機構の書き方 (α、β不飽和カルボニルへの求核反応) 画像をご覧ください。1から2の部分の反応機構の書き方で質問があります。この場合1の共鳴式の右側のもののいちばん右の炭素上にある1級カルボカチオンに対し-CNが攻撃すると書いてもよいのでしょうか? これに限らず問題演習でよくこのような、教科書の正解例と違う答えを書いてしまい、間違っているのかどうかわからないことがあります。反応機構って結構正解例がいくつもあるものなのでしょうか?夏の大学院入試に向けて勉強しているので入試で丸がもらえる書き方をしたいです。 よろしくお願いします。 エタノールの燃焼反応の反応熱について エタノールの燃焼の反応熱を求める問題なのですが、 エタノール(液)の生成熱は277KJとする。 この条件のとき、 C2H5OH + 3O2 = 2CO2 + 3H2O +1369KJ でいいのでしょうか? 計算は、 C2H5OH = 277KJ、 CO2 = 394KJ、 H2O = 286KJ とすると、 (2*394 + 3*286) - (277*1)= 1369KJ 私が疑問なのはもう一つあります。 これって、「左辺は右辺より1369エネルギーが足りないから右辺から1369の エネルギーを引けばいい」と言うわけではないのですか? そこら辺がよくわかりません。 右辺に1369KJ足したら、=ではないんじゃないのですか? 熱化学反応式は左右の反応熱を等しくするものではないのでしょうか? 大学初等程度の化学の質問です。 現在有機化学を勉強しています。 ボルハルトショアー現代有機化学上に掲載されていた以下の反応式で疑問に思っています。 OH | | /\/\ -(H2SO4,80℃)→ >=/\ (ちょっとわかりづらくてすいません。) 4-メチル2-ペンタノール 2-メチル2-ペンテン この反応機構を問う問題があるのですが、解答では、 (1)まずヒドロキシ基にプロトンが付加し水分子が脱離する (2)3位炭素上の水素が2位炭素上に転位する (3)4位炭素上の水素が脱離し上記のアルケンを得る となっています。 私は(3)の機構に納得ができません。 理由は、4位炭素上水素が解答のような脱離ではなく、3位炭素上に転位したほうが、4位炭素がより安定な第三級カルボカチオンになるためと考えるからです。3位炭素上に水素が転位した後、3位炭素上水素が脱離して上記の生成物が得られるのではと感じています。 結局私の考えでも解答は導くことはできますが、解説に納得できません。 どなたか私の間違い箇所等ありましたら指摘していただけるとありがたいです。 有機化学が得意な方どなたかよろしくお願いします。 有機化学 1.trans-1,4-Dimethylcyclohexaneの2つの椅子型配座をすべてのC-H結合も含めて正確に書け。 どちらが優先する配座か。また、なぜその配座がより安定なのか理由を説明せよ。 2.共鳴と平衡について知るところを述べよ。 共鳴とは分子内でπ電子の存在確率が一定になっていること。 平衡とは、可逆反応において、正反応の反応速度と逆反応の反応速度が等しくなり、見かけ上反応が停止している状態で、エネルギー的に最も安定した状態であること。でいいのでしょうか。 お願いします。 中和反応 水酸化カルシウムとリン酸の中和反応の反応式なんですが・・・ まづ、Ca(OH)2+H3PO4→H2O+・・・(係数は後でつけるとして)と書いてH2Oの後の反応で出来た"塩"の化学式の求め方がわかりません。 H2Oが出来るのだから最初はCa(OH)2+H3PO4からH2OができるのだからH2つとO2を2つとればいいんですか? というかO2を2つもとれなくないですか? 数が合いません。合わせ方が解りません。。混乱します。。 解き方の手順を教えていただきたいです。 わかる方出来るだけ詳しく教えて頂けたら幸いです。。。 お願いします! ※解答は3Ca(OH)2+2H2PO4→Ca3(PO4)2+H2Oです。 エナミンの反応について 画像の量が多いので下記のサイトに質問と供に載せましたので、ご覧頂けると助かります。 http://d.hatena.ne.jp/ao-1/20090627/1246107400 聞きたい事は4つほどあります。上記サイトにも書きましたが下にまとめます。 (a)この解答は問題集の解答と開始から違いますが実際どちらが正しいのでしょうか? (b)この解答での(2)では下記のように水素が別のメチレン基から脱離した場合の反応は起こらないのでしょうか? (c)Cope転位が起こ前に(3)では、窒素Nの非供給電子対が流れて別の反応をする事はあるのでしょうか?それは共鳴して(2)に戻るのでしょうか? (d)反応機構というものは、答えさえ合っていればある程度の違いは人の解釈なのでしょうか? 詳しく教えて貰えると助かります。 有機化学の問題についておしえてください! 添付画像の問題について、反応機構をおしえてください! 他の方に、OHがプロトンを攻撃して、エノラートができる→エノラートのカルボカチオンがH2Oのプロトンを攻撃する の二段階反応だと教わったのですが、初学者ゆえ自分ではわからず、、 できれば紙などに書いたものをアップロードしていただいて、教えていただきたいです… お願いいたします 注目のQ&A 「You」や「I」が入った曲といえば? Part2 結婚について考えていない大学生の彼氏について 関東の方に聞きたいです 大阪万博について 駅の清涼飲料水自販機 不倫の慰謝料の請求について 新型コロナウイルスがもたらした功績について教えて 旧姓を使う理由。 回復メディアの保存方法 好きな人を諦める方法 小諸市(長野県)在住でスキーやスノボをする方の用具 カテゴリ 学問・教育 自然科学 理科(小学校・中学校)化学物理学科学生物学地学天文学・宇宙科学環境学・生態学その他(自然科学) カテゴリ一覧を見る OKWAVE コラム 突然のトラブル?プリンター・メール・LINE編 携帯料金を賢く見直す!格安SIMと端末選びのポイントは? 友達って必要?友情って何だろう 大震災時の現実とは?私たちができる備え 「結婚相談所は恥ずかしい」は時代遅れ!負け組の誤解と出会いの掴み方 あなたにピッタリな商品が見つかる! OKWAVE セレクト コスメ化粧品 化粧水・クレンジングなど 健康食品・サプリ コンブチャなど バス用品 入浴剤・アミノ酸シャンプーなど スマホアプリ マッチングアプリなど ヘアケア 白髪染めヘアカラーなど インターネット回線 プロバイダ、光回線など
お礼
回答ありがとうございます。とても分かりやすく、しかもかなり深く掘り下げてもらい理解が深まりました!毎度ながらありがとうございます。