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忍者の暗記法

忍者は重要なことを記憶するとき、小づかで体の一部を傷つけ 暗記していたとある本に書いていたのですが、本当でしょうか? また、わかるようでしたら、その出典もご教示ください。

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回答No.1

こんにちは。 私は、自称「歴史作家」です。 >>忍者は重要なことを記憶するとき、小づかで体の一部を傷つけ 暗記していたとある本に書いていたのですが、本当でしょうか? 回答から先に述べますと、 身体の一部を傷つける・・・は、まず「無い」と思います。 理由: 忍者は、地面に伏して人の近づく音を聞いたり、山の中などで人を追っているような時、道が二つに分かれて、どっちに逃げたか分からない場合は、土を舐めてみる。そうすると、人が通った道には「塩気」があるので、それによって逃げた方角が分かる。また、竹薮などでは少し穴を掘り、身を伏せて竹の枯葉などで身を隠し、突然に起き上がって奇襲攻撃をする。・・・など、「土」との関係が「大」ですが、忍者の恐れていたのは「土気病(破傷風)」でした。 従って、傷口からの「感染」を最も恐れましたので、自ら傷つけるようなことはしなかった、と、思います。 (よもやま話) 「忍者」については、すでに「Wikipedia」などでお調べのことと思いますので、違った一面を紹介してみましょう。 (1)忍者文字(伊賀文字) い「木へんに色」、ろ「火へんに色」、は「土へんに色」、に「金へんに色」、ほ「さんずいに色」、へ「人の右に色」、と「身へんに色」。 ち「木へんに青」、り「火へんに青」、ぬ「土へんに青」、る「金へんに青」、を「さんずいに青」、わ「人の右に青」、か「身へんに青」。 よ「木へんに黄」、た「火へんに黄」、れ「土へんに黄」、そ「金へんに黄」、つ「さんずいに黄」、ね「人の右に黄」、な「身へんに黄」。 ら「木へんに赤」、む「火へんに赤」、う「土へんに赤」、い「金へんに赤」、の「さんずいに赤」、お「人の右に赤」、く「身へんに赤」。 や「木へんに白」、ま「火へんに白」、け「土へんに白」、ふ「金へんに白」、こ「さんずいに白」、え「人の右に白」、て「身へんに白」。 あ「木へんに黒」、さ「火へんに黒」、き「土へんに黒」、ゆ「金へんに黒」、め「さんずいに黒」、み「人の右に黒」、し「身へんに黒」。 ゑ「木へんに紫」、ひ「火へんに紫」、も「土へんに紫」、せ「金へんに紫」、す「さんずいに紫」、ん「人の右に紫」、紛れる文字「身へんに紫」。 (2)「忍者」と言う言葉は後世にできた。 ・京都や奈良方面では・・・水破(すっぱ)、伺見(うかみ)、奪口(だっこう)、志乃比(しのび)。 ・宮城あたりでは・・・黒はばき。 ・江戸では・・・隠密、お庭番。 ・山梨あたりでは・・・三ツ者(みつもの)、透破(すっぱ)、透波(すっぱ)、出抜(すっぱ)。 などと戦国時代には呼ばれていました。 ちなみに、現代でもスクープを「すっぱ抜いた」と言いますが、この忍者の「すっぱ」からきています。 (3)音を消す忍び足。 ・深草兎歩(しんそうとほ)・・・四つんばいになり、さらに、手の甲に足を乗せて、少しずつ前へ進む。 ・忍び足・・・足の小指から地面や床につき、徐々に親指側へと体重をかける。 ・浮き足・・・足をつま先から下ろして、少しずつ踵の方へ体重をかける。落ち葉などの上を歩く時、音を最小限にしてくれる。 (4)兵糧丸(ひょうろうがん)・・・携帯食料のレシピ。 もち米・・・5合 ウルチ米・・5合 ハスの実・・1/4合 山芋・・・・1/4合 シナモン・・1/4合 はと麦・・・1/4合 氷砂糖・・・6合 歯ごたえは「どんぐり」を食べているようであるが、「くさみ」や「にがみ」はない。 (5)毒物で死んだと思われる時は・・・。 ・死者の口に粟飯を詰め込み、取り出して、鶏などに食べさせ、鶏が苦しんだり、死んだ時は毒物を飲まされた、と判断した。 ・砒素中毒と思われる時には、2分銀などを死者の口(舌)に乗せると変色する。 (6)忍者と言うと全国を駆け巡るように思われるが、重要な城のある城下では、商家や農家として暮らし、「すっぱ」同士の中継役をする者もいた。これを「草の根」と呼んだ。 (7)忍者と言うと「伊賀」「甲賀」が有名ですが「柳生」も「すっぱの心得」があった。

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