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Pの環への求核反応
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質問者が選んだベストアンサー
No.1です。 確かに電気陰性度からはあまり違いを感じないかもしれませんが、Sは基本的に陰性元素です。周期表ではOと同族ですし。 Sが攻撃を受けるのは、S-Cl,S=Oなど、より陰性の原子と結合している場合ですね。 またこの反応の場合、生成する中間体の安定性を考えてみてください。 C上にアニオン(負電荷:C-)があるよりも、S上に負電荷があるほうが遙かに安定です。 (もし図中でC-S結合が切れ、C上にアニオンが発生したとすると、隣のメチル基のI効果によってそのアニオンは不安定化します)
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- chkf
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回答No.1
勘違いされているかもしれないですね… 電気陰性度はCよりSの方が高いです。 なので電子はCからSの方向へ引っ張られ、C(δ+),S(δ-)となります。 よって画像の矢印の方向へ求核攻撃が起きます。
質問者
補足
回答ありがとうございます。S=2.58、C=2.55でおっしゃるとおりなのですが、こんなわずかな電気陰性度の違いでも選択的にCを狙うことが可能なのか疑問です。このくらいの差ならSに攻撃がいってもおかしくないような気がするのですが・・・。もし分かれば教えてくれくると助かります。
お礼
Sにアニオンがある方が第二級カルボアニオンより安定ということですね。カルボアニオンの安定性についてカチオンと同様に考えていましたが、カルボカチオンとは逆の安定性、第一級>第二級>第三級、になるんですね、I効果のため。これはとても勉強になりました!ありがとうございます!