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なぜ雅歌が聖書に収録されているのでしょうか?
聖書中の文書だというのに神も登場せず、男女の恋愛に終始する雅歌ですが なぜ雅歌は聖書に収録されているのでしょうか? それから、雅歌の女性観はどのようにして形成されたのでしょうか?
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雅歌はなまめかしいので聖書にそぐわない感は否めませんが、伝道者の書や箴言を著したソロモンの手によるものとされています。聖書を編纂する際に、ソロモンほどの重要人物の書を外すわけにはいかなかったのでしょうね。 勇者ダビデ王の子で栄華を極めた賢人ソロモン王は、千人の妻を娶ったとされています。毎晩違う妻と枕を共にしたソロモンが、ラブレターのような神への賛美を著しても不思議ではないでしょう。 しかし私の通ったキリスト教会では、説教で雅歌を引用することは非常に稀でした。しかし私は聖書の登場人物で最も憧れるのがソロモンです。生まれながらに富と権力に囲まれたにもかかわらず、常に高貴な人格を保ち続けたからです。
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- zatousan
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No4です。 ちょっと分かりにくい表現をしてしまったので、訂正します。 <インドでは中には、男でも男の神様にそのような愛を抱く人もいるようです。> <雅歌も神へのソロモンの愛なのかも?> インドでは、男も自分を女と観想して神を愛する人達もいるのだそうです。 ソロモン王は、自分は男のままで、神を女にして愛したのが雅歌なのかも知れません。 『根拠ゼロ』ですが、、、、、、。
お礼
>男でも男の神様にそのような愛を抱く人もいるようです >『根拠ゼロ』ですが、、、、、、。 また何かありそうな、気になる書き込みを…
- zatousan
- ベストアンサー率55% (156/282)
『根拠ゼロ』で、『自分でもそのように考えている訳ではない』のですが、 ソロモンは、奥さんが多かったし、外国人もその中にいたようだし、、、 案外インド方面の、suddha-bhaktiの概念が入っていたのかも? http://en.wikipedia.org/wiki/Suddha-bhakti (日本語でなくてすいません。) つまり、愛の最高レベルは、恋だ! みたいな、、、。 そのように、考え恋愛的な感覚で「神を愛していた。」(?) インドでは中には、男でも男の神様にそのような愛を抱く人もいるようです。 雅歌も神へのソロモンの愛なのかも?
お礼
こんにちはzatousanさん ご回答ありがとうございます。 神は妄想ってことで。 ところで、むりやり結婚させられるキリスト教の宗派ってなんだと思いますか?
- kigurumi
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kigurumiです。 あのぉ・・・ 真面目に考えて答えたんですけど・・・・・。 例えばサルカニ合戦。 幼稚園で紙芝居をしたとする。 『猿はカニに「かにどん おにぎりと柿の種を交換しようか」と言いました。』と言ったところ、「おかしいです。猿は日本語を喋りません」という幼児はいない。 そういうことに疑問を持つ父兄もいない。 幼稚園児と父兄は捕らえ方に違いがありますよね。 幼児はまだ経験値が低いので、「そういうものなのだ」思うしかない。 赤服じーさんや宇宙人や幽霊や妖怪や超能力者がいるといわれたら、「そうなんだ いるんだ」と思うしかない。 小学校の高学年になると、「パパ 今年はサンタが自転車をプレゼントしてくれるかな? してくれたらいいなぁ ねえ パパ」と言えるレベルになっている。 パパも「うちに来るサンタはカカア天下だから、サンタのカカア次第じゃねえの?」と言う。 すると子供は「ママ サンタは自転車をプレゼントしてくれるかな? 僕欲しいんだけど くれるよね? いたいけな子供の願いを実現してくれるよね サンタさんのカミサンって若くて綺麗だから、きっと自転車僕にプレゼントするようサンタさんにお願いしてくれるよね。」など言えるようになるのは、小学校の高学年。 聖書はそういう高次文学。 高次の思考ができないと、理解できない。 ソロモンは1万人の妻を持っていた。 ソロモンは知恵者の中の知恵者だったって意味。 要するに1万人ってのは、日本の八百万と同じようなことを表す。 八百万の神々ってのは、日本に800の神がいるって思って、数える人いないでしょ? たくさんって意味だって誰もが知っているから数えないわけで。 コヘレトが100人に一人としてすばらしい女性はいなかったって言った意味は、いろいろ思考したが、結局 自分を満足させる知恵は無かったって意味でしょ? 人間の女性のことだって捉えると、「なんで突然ここに人間の女が登場するのだ?」って文が壊れてしまうじゃないですか。 ソフィってのは女性の名前じゃあなくて、智恵を表すこともある。 文脈から人間の女性の名前か、智恵のことか判断がつく。 フィロソフィで智恵を愛するって意味で、愛智または哲学と日本語に訳される。 ユダヤ人の伝承に、こんな物語がある。 エロヒムの妻はシェキーナで、神殿の至聖所に二人の寝室があったが、ローマ帝国が神殿を破壊し、至聖所を破壊したとき、エロヒムの妻シェキーナは地上に落ちて、エロヒムとシェキーナは離れ離れになり、エロヒムは天に一人でいて、今も妻シェキーナを捜している と。 ユダヤ人は何度も絶滅させられそうになったが、智恵をもって窮地を脱出してきた。 ところが、徹底的に神殿が破壊されることを免れる智恵が無かったため、神殿を失ってしまった。 そして今も神殿が再建できないでいる。 智恵であるシェキーナをエロヒムが探し出せない つまり 自分たちの智恵が弱まったため、神殿が再建できないでいる ってことを遠まわしに表現していると思えます。 律法を作って民族が離散しないようにしてきたが、とうとう南極を打破できるだけの智恵が出せず、徹底的な離散を余儀なくされてしまった。 では エロヒムがシェキーナを見つけ出す すなわち この民族に智恵が復活するにはどうしたらいいか ってまだ 二人をカップリングできないでいるわけです。 ダビデは、ユダ族という設定だったと思います。 それまではレビ族主導で、民族の結束を固めていたが、ダビデが聖職者しか食べれないパンを食べたというエピソードが聖書に載っている。 つまりダビデが智恵を得たため宗教と政治の指導者になったという表現じゃないか と。 預言者いましたが、預言者の判断で、彼は他人の妻を寝取ったが罪を自覚したので許されたとし、彼を失脚させなかった。 イエスがパンを引き裂き与えたという表現も、食べ物のパンじゃないと思えます。 二匹の魚ってのは、イエスの時代とは魚座の時代のことで、魚座は2匹の魚で表されていますから。 というように、サルカニ合戦を言葉通りストレートに読むと日本語を喋る珍しい猿とカニの物語になっちゃいますが、作者はたとえをもって何を言いたいのかと普通は推測が容易にできる人がほとんどだから、「サルカニ合戦は現実とは違う こんな現実ありえないことを子供に話すのは教育上いくねぇ」と目くじら立てない。 そのうち 子供は高次の思考ができるようになり、大人が言わなくても、ちゃんと架空のたとえ話を現実ではどういうことか理解できるようになると知るようになるとわかっているから。 ところが、大人になっても分別がつけられない人がいます。 http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/HTML/KEYAKI/ha.html 『含みのある言葉の本当の意味が分からず、表面的に言葉通りに受けとめてしまうことがある。 強いこだわりがあり、限定された興味だけに熱中する。 みんなから、「○○博士」「○○教授」と思われている。(例:カレンダー博士) 他の子どもは興味がないようなことに興味があり、「自分だけの知識世界」を持っている。 空想の世界(ファンタジー)に遊ぶことがあり、現実との切り替えが難しい場合がある。 特定の分野の知識を蓄えているが、丸暗記であり、意味をきちんとは理解していない。 とても得意なことがある一方で、極端に苦手なものがある。 ある行動や考えに強くこだわることによって、簡単な日常の活動ができなくなることがある。 自分なりの独特な日課や手順があり、変更や変化を嫌がる。 』 大学教授や研究関係の仕事についている人の中には、この障害を持っている人が多いのではないかといわれている。 この障害を持つと、普通の人なら比喩だと理解できる内容を理解できず、ストレートに受け止めてしまいやすい。 そして興味を持つと、他の人より集中力を発揮し、研究に突き進む。 中にはこの障害のせいで、聖人と認定されるまでになった人もいるでしょう。 例えばアウグスティヌス とか、私はこの障害があったのではないか と思えます。 で、現実できることと、空想上のみ可能となることの区別が障害ゆえにつきづらいと、あらぬ方向に研究を進め、あまりにもすごいので、逆に妙な説得力のある説を提唱できてしまう。 「人間には原罪があり、それは人間では消せない」などけったいなことを堂々と言われると、逆に信じる気持ちになるって人もいるでしょう。 詐欺師に妙に一見論理的で説得力のある説明をされてしまうと、逆に「そうかも」と思えるようになり、本当のこの壷はスーパーパワーがあるのかも と信じるようになってしまいやすいのと一緒。 というわけで、、、前回 ちょっとめんどくさかったので、かなり省略しましたが、結局 聖書に出てくる女には2種類あって、片方は人間の女性を指しているが、もう片方は智恵が擬人化されて物語りに登場しています。 知恵文学の特徴です。
お礼
こんにちは。kigurumiさん。 実は、ちょうど良かった。 私、いつまでこのサイトにいようか迷っていたから。 だらだら話を続けていてもどうしようもないし。 前にも言ったけど kigurumiさんがいたから私はこのサイトにいたわけで それが終わってしまったら 私はここにいる必要もないから。 それじゃ。
- kigurumi
- ベストアンサー率35% (988/2761)
多分ですね、男が愛する恋人とは、知恵の擬人化だと思います。 主人公は男で、男が知恵という恋人を求め、知恵を愛する=愛智=フィロソフィ=哲学。
お礼
雰囲気がなんだかおかしなことになっているような また私が死んだことになってるのか・・・ それはそうと kigurumiさんにまだ言ってなかったので、言います。 好きです。
お礼
pokoperopoさん 遅くなりましたがお礼です。 結局、人を愛せるのか?ってことなのかも。
補足
>伝道者の書や箴言を著したソロモン 伝道者の書を読んでいました。 千人も妻がいるなんて大変ですね。 伝道者の書(コヘレトの言葉) 千人に一人として、良い女は見いださなかった。 ただし見よ、見いだしたことがある。 神は人間をまっすぐに造られたが 人間は複雑な考え方をしたがる、ということ。 太陽の下、与えられた空しい人生の日々 愛する妻とともに楽しく生きるがよい。 それが、太陽の下で労苦するあなたへの 人生と労苦の報いなのだ。 ひとりよりもふたりが良い。 ともに労苦すればその報いは良い。