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「抽象的」とは?
これは日本語の知識の不足だと思うのですが、英語の意味や使い分けに関して教えていただいても、どちらでもありがたいです。 state とstatus の意味の違いを調べており、stateの方は「抽象的な意味での情勢、境遇」とあり、statusには「比較的な意味での特定の境遇」とあり、二つの単語の使い分けも分らないのですが、まず「抽象的な意味での」という日本語の言葉の意味を理解したいのです。 ちなみに、用例としては、state では、「the state of the weather」で「天候状態」、「the financial state of a nation」で「国の財政状態」、などがあり、status では、「the status of the nagotiations」で「交渉の状況」とあります。 以前にもこのサイトで stateとstatus の違いについての質問はあったので読んだのですが、それはコンピューターで使う言葉についての質問だったので、私が今疑問に思ってる「抽象的な、ってどういう意味だろう」という疑問とは違うのです。 無論国語辞典で「抽象的」という言葉の意味は調べたのですが、それでも「抽象的な意味での情勢」という言葉が分かりません。 ご回答よろしくお願いします。
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抽象的というと「具体的」の対義語であります。 「具体的」が本質というか事例がある為物事が捕らえやすいですよね。 例えばデジタルに表せると言うと解りやすいと思います。 という事は「抽象的」は非常に観念的で、言うなれば「うん、解る解る、でも言葉じゃ説明しにくいよね」って感じですよね。 デジタルでは表せず、ボヤっとした感じ。一昔前で言うファジーな感じ。 んで、stateとstatusはと言うと、私的には正に「抽象的」と「具体的」であると考えています。 例えば例に出されている「the state of the weather」で「天候状態」は、お天気の状態は通常デジタルで具体的では無く、「晴れ」とか「くもり」といった感じで、細かく数値で決定されていない為、抽象的なstateだという事です。 「the financial state of a nation」で「国の財政状態」とありますが、この場合使う上で思い返してみると、stateとstatus両方使っていました。 しかし今回の件でよくよく考えてみると、「国の財政状態」の前後の文でどちらを使うかが決まってくるように思えます。 「国の財政状態」が良いか悪いかであれば、確かにYes/NOのデジタルですが、具体的ではないからstateになると思います。 「the status of the nagotiations」で「交渉の状況」では、私の経験だとstatusとstate両方使います。 これも前後の文等で変わってくるでしょう。 statusというと最初に具体的だと言いましたが、statusは相対的に数値等で判断される物に使用されます。 例えば、地位とか身分って意味で使いますよね。 後、ゲームなんかのキャラクターのステータスってのもそうですよね。 その感覚で良いと思います。 なんせ言語なので、あいまいなところが多分にありますので、はっきりと理論で説明しきるのは難しいので、それこそそれぞれをもっと抽象的に捕らえて使用するのが良いと思いますよ。
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- 莽翁寒岩 一笠一蓑一杖(@krya1998)
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stateは一般たる状況のことと理解しております。 statusは立場、位置という相手や置かれている事や関係の中のことばとして理解しております。 そういう意味では、statusは具体的、具象的、現実的なのでしょう。 これに対してstateは状況とか、立場や関係位置を捨象している様態ではないでしょうか。 そういう整理も可能かと存じますが。
お礼
ご回答ありがとうございました。 >そういう意味では、statusは具体的、具象的、現実的なのでしょう。 皆さんの回答を読んでその点が少し分かってきたと思います。 助かりました。
外国語と日本語を対置して言葉そのものの持つ意味、本質を探るというのはひとつのうまい方法だと思います。 質問者様が提起された言葉は、日本語の「抽象的」と言う言葉ですね。これは「抽象:個々の観念を比較対照して総合すること」といういかにもはっきりしない哲学的な用語に更に「的」がつく、なかなか分かりにくい言葉の一つだと私も思います。この言葉そのものを解析しはじめたらいくらスペースがあっても足りないでしょうね。 ここで「天候状態」「財政状態」という例が示されてこの「抽象的な意味での情勢」の理解がされやすくなるということです。 この例で説明すると「抽象的な意味」というのは、(この「」内の言葉に関する限り)具体的ではない、何の積極的な意味も含まない情勢(状態)、ということになるでしょう。 具体的には「今日の『天候状態』は、雨でしょう。」などと使うわけです。 抽象的の反対の意味を持つ語が具体的であることを理解していれば納得がいくと思います。 なんだ、しょうむない。とか思われましたか。
お礼
ご回答ありがとうございました。少し分かってきたようです。 >外国語と日本語を対置して言葉そのものの持つ意味、本質を探るというのはひとつのうまい方法だと思います。 ありがとうございます。 >質問者様が提起された言葉は、日本語の「抽象的」と言う言葉ですね。 そうです。 >この言葉そのものを解析しはじめたらいくらスペースがあっても足りないでしょうね。 そうですよね。 >具体的ではない、何の積極的な意味も含まない情勢(状態)、ということになるでしょう。 今はそれが感覚として少し分かるようになりました。 >なんだ、しょうむない。とか思われましたか。 そんなことは思いませんでした。助かりました。
お礼
丁寧にご説明していただき、ありがとうございました。説明プラス具体例をあげていただき、分かり易かったです。 確かに「辞書にこう書いてある。」というだけではなく、回答者様のお答どおり、前後の文でどちらを使うか判断する方が良いですね。 助かりました!