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工業簿記「工程別原価計算」について

「半製品」・「半製品売上原価」勘定がありますが、 この場合の「半・・」とは、どのような意味ですか?

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noname#116820
noname#116820
回答No.1

お答えします。「半」という意味は、言葉の意味そのままで「半分」という意味ではないでしょうか。この場合の解説として「半製品(売上原価)」の説明をさせてもらいます。 半製品とは、製造工程のすべてを終了しないで途中の段階で倉庫に貯蔵(一時的な保管も含む)したり、外部の企業へ販売することもできる状態になっているものをいいます。 そもそも、「半製品」勘定は「工程別総合原価計算」にのみ登場しています。工程別総合原価計算とは、最終工程でやっと製品が完成します。第1工程から順番にステップを踏んでいき最終工程で製造(前工程費)と加工費を加算したものを製品勘定としています。 よって、製品とは最終工程までの製造過程を終了した最終的に完成させたいと思っていたものつまり、「製品」であり、半製品とは、最終工程までは至らないがほかの企業へと販売できるものや自分の会社の次の工程に移行するもの、最終的に完成させたいと思っていないものは「半製品」といいます。 パンの製造工場を例に挙げて見ましょう。第1工程で、仕込みをします。第2工程で、整形をします。第3工程で、焼きます。第4工程で、中にチョコレートやクリームを入れたりします。第5工程(最終工程)で袋詰めします。 そもそも、自社で製造したいもの=最終的に完成させたいものは最終工程まで終了した。袋詰めした商品。これが「製品」ですね。しかし、大手のコンビニのパンなどは、山崎製パンやパスコ、フジパンが製造したものをコンビニオリジナルのパッケージにつめて販売しています。ここから、おそらく袋詰めする前の商品をパン屋から購入してコンビニオリジナルのパッケージにつめていると考えると、第4工程で仕上がった袋詰めしていない商品を購入しますよね。この最終工程まで終わっていないが商品として販売しても全くおかしくないもの=半製品。これらを半製品といいます。それを、一般の製品と半製品とを区別して製造原価や売り上げを計算するため、工業簿記や原価計算では「製品」と「半製品」、「売上原価」と「半製品売上原価」を区別して勘定を立てています。もちろん、最終工程の製品のほうが、第4工程の半製品よりも1手間加えてあるので販売価格や売上原価が高いということになりますよね。 以上です。日商簿記2級程度の解説しかできなくてすみません。最後まで読んでくださってありがとうございました。

noname#140890
質問者

お礼

大変詳しい解説ありがとうございました。 よくわかりました。

その他の回答 (1)

  • blooks
  • ベストアンサー率67% (118/176)
回答No.2

パンの袋詰めはおそらくパン屋がしているだろうから少し違う。 コンビニの名前が入った袋にパン屋が詰めているはず。 パンならば生地の状態での販売です。 コンビニで「焼きたて」をウリにしていますが、あれは冷凍の生地を購入しています。 パン屋にすれば生地は半製品です。 半製品は最終製品になる前の段階です。 液晶テレビを作っている電器屋ならば、液晶テレビとして市販できる状態まで組み立てたら製品で、途中の液晶パネルが半製品。

noname#140890
質問者

お礼

ありがとうございました。 よく分かりました。

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