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土佐日記の現代語訳
土佐日記の「京に立ち入りてうれし~家に預けたりつる人の心も、荒れたるなりけり。」の範囲の現代語訳を教えて下さい。不自然な部分があってもかまいませんので、文法に忠実にお願いします。よろしくお願い致します。
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京に立ち入りてうれし。 (訳:1月30日に和泉に着いて、2月26日に夜京に入る) 家に至りて、門に入るに、月明かければ、いとよくありさま見ゆ。 (訳:家に着き、門に入ると、月が明るいので、実にはっきり様子が見える。) 聞き「し」よりもまして、 【「し」・・過去の助動詞「き」の連体形】 (訳:聞いていたよりも、) 言ふかひなく「ぞ」こぼれ破れ「たる」。 【「たる・・存続の助動詞「たり」の連体形。 「こぼれ」の前に「ぞ」がありますので、連体形となり、 これを係り結びの法則といいます。】 (訳:言いようもなくひどく壊れ傷んでいる。) 家に預け「たり」つる人の心も、 【「たり」・・完了の助動詞「たり」の連用形】 (訳:家に託してあった人の心も、) 荒れ「たる」「なり」「けり」。 【「たる」・・存続の助動詞「たり」の連体形 ☆「なり」・・断定の助動詞「なり」の連用形 ★「けり」・・詠嘆の助動詞「けり」の終止形 ☆断定の「なり」は、体言や連体形接続となります。 ★「なり」+「けり」で、詠嘆となることが多いです。】 (訳:すさんでいたのだったよ。) こんな感じですが、どうでしょうか。
お礼
お礼が遅くなって申し訳ありませんでした。とてもご丁寧に回答していただいて、驚いております。助かりました。ありがとうございました。