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何故、印紙を貼るのか?

同じような質問がありましたが、小生の求める回答と違いますので、再質問です。何故、印紙を貼るのか、その税金の目的が良くわかりません。商売として、最終的に利益が上がれば法人税を払いますし、消費税も受け取って、後で払います。赤字でもこの場合は、取引の際に印紙代として払わなくてはなりません。また、銀行振込では不要で、領収書を発行する時に必要というのも何故か、良くわかりません。 この辺のこと、詳しく解説お願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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noname#11476
noname#11476
回答No.4

ご回答になるかどうか判りませんが、、、、 この印紙税はいかにして商業という新しい産業に対して課税するのかということから発明されたものです。 つまり、その昔は日本でも年貢のように生産産業に対して課税するのが基本でした。 しかし、経済規模が大きく、多様になると「商業」という大きな経済活動が生まれましたが、これに対してうまく課税する方法として生まれたといういきさつがあります。 この方法は個々の事業者を完全に把握していなくても商取引で必ず発生する契約書、領収書から取り立てるため、効率的だったんですね。 しかしながら、社会のシステムが整備されて個々の事業者に対する課税をきちんとできるようになり、また個人であってもきちんと把握できるようになった現代では重要度は年々下がってきています。 また最近に見られる電子取引では領収書などはありませんので、これに対しては課税されません。 つまり昔は非常に効率の良い経済活動に対する課税だったわけですが、現在ではその意義が薄れてしまっていて、ご質問者のような疑問が生まれているわけです。 いいかげんなくしてしまってもよくなったこの印紙税がまだあるのは、新税の導入というのが政治的に大変難しいものであり、また既存の税率を上げることも大変ですから、利益ではなく取引総額にかかっているこの税金をまだ手放したくないという当局の思惑だけで存続しているのでしょう。 実際印紙税の廃止議論というのは既に電子取引などが出始めた頃から何度か議論されています。 ただ、現在東京都石原知事が導入して問題となっているような、純粋に利益に欠けるだけではなく、外形的な課税も必要ではないか?という議論はあり、この印紙税を廃止するとしても変わりのものが何らかの形で必要になるのでしょうね。 (外形的な課税は、要するに経済活動をその国、その地方で行っている以上、その国、地方の法律、条令に守られていて、さらにはいろんな形でメリットも享受していたりする=つまりいろんなサービスを享受しているわけですから全く0円というわけには行かないだろうという話です) では。 なお大雑把な印紙税の歴史は下記URLをどうぞ。

参考URL:
http://www5b.biglobe.ne.jp/~unokazuo/chishiki.htm
Cloes
質問者

お礼

回答、ありがとうございます。 必要にして十分、明快にして、核心を突く回答です。印紙税発祥の経緯、現状におけるポジション等がわかって、すっきりしました。

その他の回答 (3)

  • fuji1
  • ベストアンサー率29% (109/371)
回答No.3

こんにちは。 補足に書かれているように、利益が出るか出ないか判らなくても、つまり利益が出ない仕事からも税を取ろう、という主旨であるわけです。 知らないうちに、いろいろと取られるのが税ですから。

Cloes
質問者

補足

回答、ありがとうございます。 今の課税方法は、ご指摘のとおりだと思います。 確かに知らないうちに、いろいろと取られるのが税、ではありますね。ただ、小生としては、できるだけ、知った上で、納得した上で納税をしたいと思っています。酒税の場合は、下記のように自分なりに納得した上で払っています。 お酒ー嗜好品ー贅沢ー異論無し 贅沢品を購入するのだから、税金を納めなさいー納得 という具合です。 収入印紙の場合、今まで書き込みましたように、不明点が多く、かつ、矛盾もあるので、こうしてOkWebで知識のある皆さんに教えてもらいたいと思いました。

noname#148473
noname#148473
回答No.2

http://www.galu-kansai.com/houritsu/houritsu2_10.html こちらのサイトで、お求めの答えが得られませんでしょうか?

参考URL:
http://www.galu-kansai.com/houritsu/houritsu2_10.html
Cloes
質問者

補足

早速の回答、ありがとうございます。ご紹介いただいたURLには、下記のような記載がありました。 「「印紙を貼りなさい」という国の命令は、国が取引などで財が動くところに着目して税金をとろうという政策からくるものです。おおまかに言えば、利益が出るような営業に関するものについて印紙を貼ることを義務づけています。これとは逆に、利益が出ないような営業に関するものには課税しないという方法をとっています。」 上記には、「利益がでるような営業・・」とあります。利益が「最終的に」出るような営業ではあっても、印紙を買って貼る(納税する)時点では利益が出るのか出ないのか、不明です。従い、上記の説明では小生としては、疑問が残ります。

回答No.1

印紙税法で定められていますので、・・・ 詳しくは、下記をご参考に。

参考URL:
http://www.aceplanning.com/knowledge/15.htm
Cloes
質問者

補足

早速の回答、ありがとうござます。収入印紙に関する知識、運用ガイド、等々、実務レベルにおける必要にして十分なノウハウの記載がありましたが、その収入印紙税の趣旨、目的、背景等々については、小生には残念ながら、読み取れませんでした。

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