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有意差検定について教えてください。
A年とB年の各月の水の使用量(同一地区)がわかっています。B年はA年に比べ節水キャンペーンをしたので、A年の各月の水の使用量より明らかに減少していました。 この場合、B年はA年に比べ有意差をもって減少したといいたい場合に使う検定は、対応のあるt検定で良いのでしょうか? 統計についていろいろ調べてみましたが、自分の中ではこれが妥当なのかなと思うのですが、自信がないためどなたかご教授ください。よろしくお願いします。
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>B年はA年に比べ B年とA年の毎月の使用量が分っているのなら、合計すれは年間使用量が正しく算出されます。この場合、1リットルでも少なければ「使用量は少ない」と結論でき、検定の必要はありません。 以上は、統計学的な表現であり、1リットルではキャンペンの効果もと主張しても誰も賛成しません。「AとBの差が、大きいとか小さい」の判定は、統計学ではできません。どの程度だと、「効果があった」というのは、本人の感想・主張であって、統計学の守備範囲ではありません。 すべての月がそろっていれば、検定の必要はありませんが、2月が欠けていた、などデータに欠落がある場合は、検定の必要があります。 水の使用量は、季節によって変動するので、正規分布するとは考えられません。毎月確実に減っていたのなら、最も簡単な符号検定をお勧めします。逆転している月があるのなら、順位差検定でしょう。
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- osu_neko09
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「節水キャンペーンをした」ことの結果、「B年の各月の水の使用量が、A年の各月の水の使用量より明らかに減少していました」ことが、有意に言えるかどうかという判断は、やはり統計学の分野だと思います。 「AとBの差が、大きいとか小さい」の判定は、統計学で出来ますが、問題なのはA年とB年の2年分のデータしかないために、比較相手がないことなのです。 これがたとえば過去の1月分の使用量が100,105,98,103,99,96,99,102,104,97,101であり、B年の使用量が70なら、明らかに「キャンペーンの効果があったといえる」のですが、B年の使用量が94なら、たとえA年より減っていたとしても、「キャンペーンの効果がなかった」としてよいのではないでしょうか。 「B年はA年に比べ有意差をもって減少したといえる(符号検定)」が、「その減少した理由が節水キャンペーンの効果であるか否かはなんとも言えない」というのが私の結論になりそうです。
お礼
わかりやすい例をありがとうございました。
お礼
統計初心者なので検定についてもっと勉強していこうと思います。参考になるアドバイスありがとうございました。