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タクシーの謎7
タクシーはLPGですが、ガソリン車と比べて寿命は長いのでしょうか?また、何万キロくらいまで使えるのですか?
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エンジンそのものについてはたくさんの回答があるので、そちらにお任せします。LPG車特有の装置としてべーパライザーという装置があります。これはタンク内に液化された状態で充填されたLPGを圧力を減じ気化させる装置ですが、エンジンそのものよりこちらのトラブルが結構あります。具体的にはLPGのタール分が内部にたまり減圧弁を詰まらせたりする場合が結構あります。また、寒冷地ではタンク内のLPGの圧力が低くなり始動が困難になる場合もありますので、寒冷地ではあまりLPG車は使用されません。 LPG車はタクシーに限ったことではなくフォークリフトなどにも多用されていますが、フォークリフトなどでは寒冷時の始動のためにガソリンとLPGの併用になっている物もあります。寒冷時の始動にガソリンを使用し、エンジンがある程度温まったらLPGに切り替えます。先に述べたべーパライザーはエンジン冷却水で加熱される構造になっていますのである程度エンジンが温まれば問題ないのです。 ちなみにLPG車にはガソリンエンジンのキャブレター替わりにミキシングチャンバーと呼ばれる部分があり、ここに一定の圧力に調整されたガスを導き空気と混合しています。LPGの利点としては常温・定圧で燃料が気体であるた混合気の生成が容易で均一にしやすい(これは煤などが出にくいクリーンな燃焼につながります)こと、ガソリンに比べオクタン価が高いためノッキングを起こしにくい、税制上の関係で燃料が割安であること、エンジンそのものはガソリンエンジンをほとんどそのまま使用できるので、開発コストが安いなどです。欠点は、同排気量のガソリンエンジンより1割程度出力が低くなる(燃料の発熱量に起因します)こと、燃料タンクや燃料補給のための装置が高圧ガスを充填するための容器であるためコストがかかることなどです。ただし、ガソリンエンジンで行われるような高度な電子制御を行わなくても、排気ガスがきれいなのでこの分ではコストが低いともいえます。 おまけ、今度LPG車に乗ったらハンドルの右下あたりを見てみてください。LPGと書かれたスイッチがありONとEMERGENCYの文字があると思います。これは、燃料をべーパライザーに供給する電磁弁を働かせるスイッチで、通常はONになっています。これはエンジンがかかっていない時にLPGがもれるのを防ぐためバルブがとじて、タンクからの燃料通路をふさぐ構造になっており、通常はエンジン始動時にスターターモーターを回すか、またはオルタネーターの出力(チャージランプ動作用)でバルブが開き、ガスを供給するようになっています。そこでもしオルタネーターが故障してしまうとエンジンがとまってしまうということになりますので、エマージェンシーというポジションが設けられており、このスイッチを操作することにより無条件に燃料が供給されるようになります。このスイッチはあくまで緊急用なので手を離すと戻ってしまう構造になっています。 本題からは少々外れましたがLPG車のミニ知識ということで記載します。
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- Skyline-RS
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話はそれますがディーゼルエンジンですが、いま自分が乗っている車は、今現在485000Km走行していますが、まだまだ調子が良いです。仲間の車は780000Km走行しています。使う気なら100万キロぐらいは走るんではないでしょうか。参考までに LPGは爆発力が弱いのでガソリン車よりもガスは濃いです。しかしその分ガソリン車よりもエンジンは長持ちします。しかし毎日フロアマットを洗うので3~4年乗ると運転席の足元が腐って穴があいて来るそうです。タクシーの寿命はそんなわけで四年くらいだそうです。走行キロは年10万キロくらいです。
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有難うございます。 足元が腐ってしまい寿命ですか。エンジン自体は結構持つのですね。
- piyochun
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LPGのエンジンはガソリンエンジンと比べると遥に寿命は長いですよ。 ガソリンエンジンでもちゃんとした乗り方をして、きちんとメンテすれば20万Kmはオーバーホール不要です。大抵はエンジン以外の保機類がだめになってエンジンがダメになったとなるケースがほとんどです。 大型トラックの場合は20万Kmの中古でもゼンゼン我々の考える中古とは違い、まだまだこれからって感じです。それが証拠にそれだけ走っていてもめちゃくちゃ値段が高いです。 タクシーでも数万キロが(5万とか)ピークと言われるのは他の保機に問題が出てくるからです。 LPG(ガス)の場合は利点として、ガソリンのように燃えた時にすすが出ません。(ガスコンロを見れば分かるでしょ。)ですからピストンや燃焼室へカスが溜まりにくいんですよ。 通常我々が乗っているエンジンは石油類を燃やしているので、どんなに適正燃焼をする燃調にしてもカスが出ます。オマケに実際はエンジンの燃焼温度を燃料によって下げる為、ガスは濃い目に設定されていますし、使用する回転数もエンジンが掛かっている時間の90%以上は、一番燃焼効率のいいとされる最大トルク発生回転より遥に下で使用されます(これは年中飛ばす人でもエンジンの掛かっている時間の中で見ればたいして変わりません)。その結果、すすが溜まっちゃうんですね。エンジンをばらしてみれば自分のエンジンがいかに汚れているかわかりますよ。 一般的にタクシーの場合、定期的な入れ替え以外で(税金対策もあります)エンジンよりも事故とかで廃車になるケースが多いようです。
お礼
有難うございます。 LPGはエンジンにも良いんですね。 大型トラックは長持ちしますね。40万キロは大丈夫ですね。
- savagemaniac
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タクシーの運転手さんから聞いた話ですが、「月まで行っちゃうよ」と話してくれました。(笑 ※月までの距離:約38万Km タクシー会社所有の車は、年間10万Km以上で3~4年で償却(使用)するそうですが、毎月車検並みの点検整備を行い、部品交換しながら使い倒すようです。 これは、エンジン本体だけについていえば、きちんと整備さえすればガソリンエンジンでもこれくらいは十分に使えるそうです。(国産車) 一番すごかったのは、50万Km使ったという話で、真偽は定かではありませんが、真実みはありましたね。(笑 また、解体屋さんで走行不明(恐らく20~30万Km以上)のLPG車のシリンダーヘッドを見せてもらったことがありますが、ガソリンエンジンじゃ考えられないくらいに綺麗でしたね。 液体(ガソリン)を燃やすより、気体(LPG)の方が完全燃焼させやすいですから、エンジンのためには良いのかもしれませんね。
お礼
有難うございます。 50万キロですか!!すごいですね。ディーゼルエンジンと同じくらい持つのですね。いやそれ以上かも・・・。
- NAHAHA
- ベストアンサー率27% (14/51)
エンジンの寿命はやはり高出力エンジンや、よく回しまくっているエンジンでは落ちると思います、 ガソリンエンジンの軽自動車(ガソリンしか無い)でも20万キロ以上は使えますので、 力の無い?LPGエンジンでは悪くても同等以上はもつと思います、運輸業の車はかなりの距離を走ると思います たとえですが長距離トラック等は年間10万キロ以上は走行します
お礼
有難うございます。 トラックはディーゼルエンジンなので40万キロは走るみたいですけど。
- wh-hirohiro
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正解かどうかは別ですが、 私が聞いた運転手さんは「2回転、3回転は当たり前!そのくらい乗らないと元取れないよ!」と言ってました。 なので20万キロとか30万キロとか使っているのかも?
お礼
有難うございます。 1つのエンジンで30万キロ走っているなんてすごいですね。
- h13124
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タクシーがLPGにしているのは、経済性以外にエンジンが汚れにくいことが理由だったと聞いています。 どのくらい持つのかは、よく分かりませんが、20万キロくらい走るのが普通ではないでしょうか。その間にエンジンを載せ替えるのなら、別ですが、そうでなくそのまま使ったとすると20万キロ程度は、持つと言うことになります。 クラウンの初期の頃に前輪を独立懸架にしたので、当時の悪路での耐久性にタクシー業界から、大丈夫かとの疑問の声が挙がりました。当時は、個人用には、販売台数はあまり無く、タクシー業界が最大のお客さんでした。それでも、万一のために固定懸架にしたマスターという車種も発売していました。結果として、独立懸架でも大丈夫だったみたいでマスターもしばらくすると発売中止になりました。 何故この話になったかというと。 今でも、20万キロ程度走行するとたまに前輪のバネがおれて、膝をつくことがあるそうです。それで、この程度が寿命かと思ったからです。
お礼
有難うございます。 >エンジンが汚れにくいことが理由だったと聞いています。 そうなんですか。知りませんでした。
以前タクシーの運ちゃんに聞いたところでは、5万キロぐらいが絶好調と言っていました。
お礼
有難うございます。 5万キロですか!!意外です。
お礼
有難うございます。 とても詳しいですね。LPG車のことが良く分かり、良い勉強になりました。