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「降灰」は「こうかい」と「こうはい」とどちらの読み方が望ましいのでしょうか
浅間山の噴火のニュースをテレビで観ると、アナウンサーは、「降灰」を「こうはい」と読んでいますが、辞書を見ると、自分には「こうはい」より「こうかい」の方がメインな読み方であるように思われます。 しかし、アナウンサーが「こうはい」と読むのには根拠があるのでしょうか。 「降灰」は「こうかい」と「こうはい」とどちらの読み方が望ましいのでしょうか。
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こんばんは。 「こうはい」だと重箱読みですから、熟語の読みの基本からすれば、「こうかい」が正しいのかもしれません。 下記は読売テレビのサイトですが、 昔の社長が「正しくは‘こうかい’だ」と言っていたとのこと。 http://www.ytv.co.jp/announce/kotoba/back/2701-2800/2701.html しかしながら、 「灰」を「カイ」と読む熟語のほとんどは、地学関係の専門用語か火葬関係の言葉です。 そして、また、 「火山灰」の読みは「かざんかい」でも「かざんがい」でもなく 「かざんばい」(=かざん+はい)です。 ですから、私個人としては、その言葉を聞いたときにぴんとくる「こうはい」のほうがよいのではないかと思います。 ご参考になりましたら幸いです。
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Goo辞書(三省堂大辞林)で【こうはい】と書いて引きますと「こうかい(降灰)に同じ」と出てきて、カラ見出しになっていました。 念のため【こうかい】で引きますと、チャンと説明がありました。 三省堂大辞林では【こうかい】が本物の読み方ということですね。 Yahoo辞書(小学館大辞泉)でも同じです。「こうはい」はカラ見出しです。 小学館現代漢語辞典では【降灰】は(コウカイ、コウばい)となっており、「コウカイ」が先で、「コウばい」と重箱で濁るのが後になっています。「こうはい」はありません。 こう見てみますと、辞書ではおおせの通りまだ「こうかい」がメインです。 なぜ、「こうはい」という読み方が流行ってきたか想像してみました。 灰燼、灰塵、石灰、灰分、灰白のような、灰をカイという読み方を知らない人が増え、口で「降灰(こうかい)」を説明するのに大変になってきたからでしょう(^o^)。 「コーカイ、降る灰(はい)のことだよ、コーハイだよ。」なんて説明しないとわかってくれません。 それに訓の「はい」も音の「カイ」と発音がよく似ていますので、重箱読みもし易いですね。 最近は「肉汁」を「にくじる」という人が多いようです。 なぜか想像してみました。 (1)豚汁(とんじる)の影響 (2)肉を「にく」と読むのは訓だ。だから汁も訓読みにしないと変だ、という誤解。 >「降灰」は「こうかい」と「こうはい」とどちらの読み方が望ましいのでしょうか。 NHKのニュースや天気予報で「こうはい」と読んでいたら、これはもう「こうはい」です。御名御璽です。 言葉の世界では正しいものが勝つとは限りません(^o^)。
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大変に参考になりました。 ご回答ありがとうございました。
- kine-ore
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降灰(こうかい):空から地上に降ってくる火山灰。▼気象学では「こうはい」とよむ。(「岩波 漢語辞典」)
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大変に参考になりました。 ご回答ありがとうございます。