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人は音に対して恐怖心を抱くのですか?

人は、音に対してどれほどの恐怖心を抱くのでしょうか? 人は情報の70%を目によって得ていると聞いたことがあるのですが、人が感じる恐怖のうち、どれほど「音」が占めているのでしょうか?

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  • ruehas
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回答No.1

こんにちは。 取り止めのないアドバイスになります。 これは一概には何とも言えませんのできちんとした回答にはならないのですが、まず「恐怖」といいますのは感覚器官からの「嫌悪刺激入力」に従って我々の脳内に発生する情動反応です。 では、ここで視覚・聴覚においてそれが嫌悪刺激であることが遺伝情報として予め定められていますのは以下のようなものに限られます。 「視覚:眩しい光・不安定な形状・めまぐるしい変化」 「聴覚:大きな音・不協和な響き・急激な変化」 これがどういうことかを言いますと、上記のような反応は全人類に共通でありますが、これ以外に対する「恐怖・危険の判定」といいますのは、それは全て生後体験を基に獲得された「個人の学習結果」であるということです。ですから、怖い怖くないには必ず個人差があり、それが視覚刺激であれ聴覚刺激であれ、未体験であるならば「怖いもの知らず」というのは幾らでもあるわけです。 それはともかくとしましても、視覚が70%という数字が正しければ明るいところで目を開けている場合はこの比率が適応されるわけです。 ですが、視覚といいますのは180度であるのに対しまして、聴覚は暗い場所でも360度OKです。また、我々は眩しい光を怖いとは思いませんが、大きな音はほとんどのひとが不安を感じます。そうしますと、聴覚の「危険察知能力」といいますのは意外にバカにできないです。 そして、学習記憶に基づく危険判定の場合、例えば「電車の迫力(視覚記憶)」と「電車の轟音(聴覚記憶)」といいますのは電車という同じ対象から同時学習されたものです。ですから、後ろを向いて電車が見えなくても、この場合は聴覚記憶だけでも危険を判定することができます。それから、あの歯医者さんのドリルの音、身の毛が弥立ちますよね。 学習しなければ怖いと感じられないものがあります。で、このようなものは学習さえすれば視覚・聴覚、どちらでも怖いという判定を下すことができます。そう考えると何とも言えませんよね。 視覚における不快感といいますのは主に「不安定・非対称」といった空間的な整合性を扱います。これに対しまして、聴覚といいますのは耳障りな音ももちろんそうなんですが、どちらかと言いますと「時間的な変化」に敏感です。突然大きな音がしますと誰でもびっくりしますよね。 また、こんなのはどうでしょうか。 野球のボールが時速100kmで飛んでくるのが見えてもすぐさま恐怖は感じられません。ですが、自動車の音が後ろから時速60kmで近付いてくれば誰でも直ちに緊張しますよね。 ホラー映画では映像とサウンドの恐怖比率はどのくらいなんでしょうか。もちろん観客を怖がらせるためには両方の組み合わせも絶妙なんでしょうね。 我々が普段どちらに頼っているのかというのは、目をふさいだときと耳をふさいだとき、どちらの不安が大きいかで感覚的に体験することができます。恐らく目をふさいだ方が不便を感じると思いますが、ヘッド・ホーンを付けて自転車に乗るのはやめた方がいいですよ。思ったより危険です。 ということで、昨日から色々考えてはいたのですが上手いこと回答が書けません。アドバイスと若干の情報提供ということでご勘弁下さい。

pinkypunk
質問者

お礼

素早い回答ありがとうございます。 非常に参考になる回答ですよ! 僕の質問自体があやふやな聞き方なので。 「過去に聞いたことがある」というのは重要なファクターのようですね

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