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広場恐怖は無条件恐怖?
条件恐怖は予想されていることへの恐怖 無条件恐怖は予想できなかったことへの恐怖 と理解しています。 外で歩くのが怖い場合、 人の目にとまることを予想していて怖いのか、 どういう状況でどう見られるのかその時にならないとわからないから怖いのか、 疑問に思いました。 広場恐怖や視線恐怖はどういう恐怖なのでしょうか?
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>広場恐怖や視線恐怖はどういう恐怖なのでしょうか? → どちらも「不安障害」という精神疾患でみられる恐怖ですが、恐怖の対象が異なります。 精神医学では「対象がある恐れ」が恐怖と解釈されていて、「対象を伴わない漠然とした恐れ」は不安と解釈されています。 広場恐怖は広場(空間)という対象に対する恐れ、視線恐怖は自己や他者の視線という対象に対する恐れとなります。 広場恐怖は空間を対象とした恐怖で、「開かれた空間に対する恐怖」と「空間に関連する状況に関する恐怖」があります。 前者は「大勢の人間がいる空間そのものへの恐怖」で、後者の例としては、「人ごみのせいで不安発作に襲われた時に安全な場所に簡単に避難できないことへの恐怖」が挙げられます。 多くの広場恐怖を持つ患者さんは、「公衆の面前で倒れ、孤立無援になるという状況を考える」ことで恐怖に襲われるそうです。 一方、視線恐怖は対人を対象とした恐怖(社会恐怖)の亜型であると考えられています。 視線恐怖には「目の前にいる人の目が自分を見ていることが気になる」ものと、「自分の視線が相手に不快感を与えるのではないかという恐怖(自己視線恐怖)」があります。 つまり、広場恐怖は「恐怖の対象が空間である」という意味で、恐怖の理由が予想できていないからかどうかについては特に言及していません。
お礼
とても分かりやすく解説してくださってありがとうございます。