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レポート課題の書き写しへの対処
大学のレポートを学生が模写(書き写し)する場合の妥当な対処法を模索しています。多少は仕方ないと思いますが,過去の誰かのレポートを名前だけ変えてそのまま提出したり,自分の考えや感想まで模写したりするのは看過できる程度を超えていると思われます。要領で単位を取得することが容認されれば,学生達に不公平感を与え学問に対するモチベーションも下がってしまうなど次年度以降の受講者にまで影響が及ぶ可能性が否めず,何らかの教育的指導が必要です。教員側の皆さんのみならず学生の立場の方にも,適切な防止法や対処法についてご意見いただければ幸いです。
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>教員側の皆さんのみならず学生の立場の方にも,適切な防止法や対処法についてご意見いただければ幸いです。 『これができたら、教育関係の学会で発表できる。すなわち、研究のアイデアを盗みたい、と同じ』は、私の独り言。 20年も前でしょうか、パソコンでレポート提出が流行しました。そのとき「友達のをコピーして提出する学生の対策は」と訊いたところ、「そんなパソコンの技能があるのなら、それで良い」との返事で、会場からも、異議の声はありませんでした。 現在は、この問題に関しては、レポートを学生間で採点させる。「同じようなレポートは、採点中にわかる。書きにくいだろうから、抑止力にはなる」、というのが一案。 ある先生は、立派なレポートはインターネットのまる写し。キーワード検索で、引っかかるとか。 パソコンでの提出なら、チェックをするソフトがあるようです。 提出者が多いから、丸写しは成立。原始的なら、他の方が書いているように、一つのテーマで、少人数にすれば、減らせます。もちろん、写した者は、カンニングと同じなので処分と宣告した上で。 リポート丸写しは、常識。良いものは、インターネットからの引用。覚悟の上、書かせて下さい。 ところで、レポートはご自身で採点されていますか。私は、先に書いたように、学生相互に採点させています。他の学生の考えを知るのは教育的に良いと考えていますし、特に書き方を知らない学生には有効では。 私が読んでも役に立たないが、学生同士なら役に立つかと。というわけで、何のために書かせるのか。FDに参加すると、「書かせたら、添削して返却せよ」と教えられます。実行されています?
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- azharu
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大学入試の現代文の問題が、過去の(他大学の)出題と重複しないために、その年に出版された文献から出題すると聞いたことがあります。 これをヒントに、 テーマに関連した事項での、最新のニュース・記事についても記述させるとか。 これだと、たとえ過去のレポートを写そうとしていても、何かしら最近のニュースや記事を物色しなければならなくなります。また、今年出版された文献・雑誌を資料として調べて、何か記述するような切り口を作るのも一案でしょうか。 なので、基本の出題テーマは不変であっても、その年の最新情報を元にした切り口を常に仕掛けていけば、丸写し組も、たとえ書き写せば済む部分があったとしても、そこについても読み直して理解を深めなければならず、結果オーライになるのではないでしょうか。 あとは、姑息な技として、複数のテーマを用意し、学籍番号によって振り分ける、とか。これですと、必ずしも、いつも懇意の先輩後輩の間で、丸写しができる可能性は低くなります。
お礼
ご回答ありがとうございます。例年ということになると課題数が多いほど酷ですが,作問の段階で制御することが必要ということでしょうか。際物的な題材から出題することも確かに重要かもしれないですね。
- for-vacant
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毎年か毎月か不明ですが、書き写しが通用するくらい同じ課題を使い回しているんですか? そうだとすれば、そっちにも問題がありますよね。 同じ問題でも、切り口を変えるとか、入れるべき単語を変えるとか、工夫はいくらでも可能では? サボっているのはどっちだよ、という気がします。
お礼
ご多忙のところ,早々にご意見いただきましてどうもありがとうございました。今後の参考にさせていただきます。
補足
ご回答ありがとうございます。想定の範囲内ですが,「サボっているのはどっちだよ」というのはずいぶん過激なご指摘ですね。確かに複数年授業を担当すると類似の課題が出題されることがあるのは否めませんが,もちろん慢心からではなくその問題が教育的に妥当と判断したうえでのことです。その際,当然ながら問題には異なる答を要する必要があるよう工夫を凝らしていますが,それでも過去の問いに対する答を丸写しにしてくるレポートが実在します。実際のところ,書き写しのケースとして問題になる大部分は,同時期に提出したレポート間に関してです。また,今の場合ではありませんが,実習やゼミなどでは例年実質上同じ課題が出されているのが実情ではないでしょうか?出題者の立場では当初の問題に直面することが多々あり,今回敢えてお尋ねした次第です。
あらかじめ減点度を明示するのが良いと思います。 最近はOCRソフトの良いのがありますので、手書きでも容易にテキスト文書に変換出来ます。もちろん、あらかじめ提出形式をそろえればもっと容易ですが。 100%コピーであるものは10点、先年度のコピーであるものは0点、手書きでコピーしたものは20点(努力賞、爆)、感想・論考がオリジナルであるものは40点(確かこれがCの最低点でしたと思いますが)、内容に新しい物を加える程度に従い点が上がり、完全なオリジナルで70点、そこから上はまじめに読んで上げるべきでしょう。
お礼
ご多忙のところ,早々にご意見いただきましてどうもありがとうございました。今後の参考にさせていただきます。
補足
ご回答ありがとうございます。私は学問において,解答が特定されない課題に対し私見をもつ姿勢が重要であり,教育配慮として必要と考えています。レポート課題は考察して回答する小問が複数あり,授業では友人と議論したり書籍やWeb上で調べることを奨励しています。従って,同じ内容の結論になることを認めたうえで,文章の模写を禁じ,最終的に自分の言葉で書くよう指導しているのですが,性質の悪い丸写しを含め毎年受講者の中に守らない学生が若干見受けられます。さらに,この事態は放置しておくと学生間に拡大していく影響が認められます。この手の現象は教員の間では普遍的な問題になっているので,敢えてお尋ねした次第です。授業中に書き写しの禁止を宣言していることもあって現況でそのまま適用させていただくのは困難ですが,お薦めいただいた採点法も客観的で現実に即していると思います。ご指摘の通り,手書きでコピーしているものも確かに認められます。そもそも文章の模写を禁じること自体が無理なのかもしれませんね。
お礼
ご回答ありがとうございます。『これができたら教育関係の学会で発表できる、研究のアイデアを盗みたいと同じ』全く同感です。レポートを学生間で採点させるというのは目からウロコでした。客観的な採点評価を与えられるようなご指導もきっとされているのでしょう。作問の段階で制御するのは有効なのですが,私の場合,現行では例年20題以上の小問を準備して学生にその半分程度を選択させ自由筆記してもらっているため,さらにその数倍の課題テーマを用意するのは不可能ではありませんがちょっと大変です。学生同士なら役に立つから「書かせたら添削して返却せよ」とのFDのご託宣はいかにも筋が通っていますが,限られた時間で100人以上の受講生に対して自由筆記のレポートを添削指導するのは不可能と判断しています。個々の学生の納得が充分得られるよう一人ずつ面談することが可能ならば行ってもよさそうですが・・・。UCSDのどこかの部局だったと思いますが,Web上でレポート提出させるだけでなく,採点や添削,書き写しと認識した場合はrejectまでするシステムが機能しているようですね。