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犠牲電極によるシリコンシール材のはがれについて

シリコンコーキング(シリコンガンで打つタイプ)のはがれで困っています。ご存知の方いらっしゃいましたら、教えていただきたいのですが。 <状況> 別件でシリコンはがれで困ったことがあり、以下のような再現実験を行いました。 ステンレスの板にシリコンコーキングを塗り、完全に固まって接着するまで待ちます。この板にアルミ板を取り付けます。このままだとアルミが接触腐食(電食)するので、同じ板に亜鉛の犠牲電極を取り付けました。この状態で塩水に漬けたところ、ものの数時間で板に接着していたシリコンコーキングが完全にはがれてしまいました。板には何も残らず、シリコンの固まりがきれいにはがれてしまいます。通常は、固まって貼り付いたコーキング材は簡単にははがせず、はがすには削り取るものだと認識しています。また、単に板に塗って塩水に漬けただけではビクともしません。これには何かしら電気的な影響があるのでしょうか? よろしくお願いいたします。

みんなの回答

  • saru1234
  • ベストアンサー率37% (223/593)
回答No.1

詳しくはなく、推測の域を出ないのですが。 ステンレスの表面には酸化膜があると思います、 亜鉛の犠牲電極を付けると、亜鉛自身は崩壊していくわけですが、 電子を与えられたステンレス母材は、 豊富な電子によって酸化膜が還元され表面の具合が変化することで シリコンコーキングが剥がれてしまうのでは? アルミもたしか(不確か)通常は酸化膜が形成されてるので 同様の現象が見られるのではないかと思います。 あと別件ですが、イオン化傾向は Al > Zn との事です、 鉄を守るのに亜鉛を、という話は聞きますが、 アルミを守るのに亜鉛でよいのでしたっけ?

sw226226
質問者

お礼

ご回答頂きありがとうございます。 電子による酸化膜還元の話、とても参考になり、また興味深いです。 アルミを守るために亜鉛では・・ですが、ご指摘いただいた通りで、 実は実際にシリコン剥離が起きたケースではアルミの部分が真鍮だったのですが、実験では異種金属が接触すればよいと安易に考え、適当な材料がなかったので真鍮をアルミに置き換えてしまいました。 あくまで今回の形での実験結果ですが、アルミの部分に塗ったコーキングには全くはがれがなく、接着強度も最初と変わっていない様子でした。  また何か予測できること等ありましたら、ぜひご意見を伺えればと思います。 ありがとうございました。

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