物資不足なのに国内ではインフレにならなかった点で、経済政策としては、今の政府よりよほどしっかりやっているかとも思いますが。
宿題の答を書くのは禁止事項なので、ヒントになりそうなことをいくつか。
・熟練工の徴兵→学徒動員と徴用工による工業生産
昭和19年7月時点、とある航空機工場の欠勤率21%
・農業:人手と肥料の不足により、農業生産の減少
昭和5~15年の1ヘクタール単位収量2950kg→昭和20年には2250kg
水田面積は3172ha→2869ha(水田が軍用地へ転換されたため)
総収穫量は1150万トン→660万トン
・昭和20年、都市部に住む成人の平均摂取カロリーは一日1800kcal
配給で賄えるのは1200~1400kcalのみ
通常は2400kcalが必要
・潜水艦と航空機による通商破壊
昭和20年3月より『スタヴェーション』作戦:日本の主要港湾と重要な海峡を機雷で封鎖
昭和19年、南方での石油生産3600万バーレルのうち、日本へ輸送できたのは160万バーレルのみ
轍とアルミニウムの生産は前年比22%
石炭供給は前年比10%低下
・戦中の社会状況に関しては、清沢洌『暗黒日記』を読むと実感できるかも
補足
「戦時下の日本経済は崩壊した」かどうかはわかりませんが、高等学校の日本史の教科書に「戦時経済の崩壊」というテーマが書いてあり、それがどういう事(内容)なのかという宿題出て、教科書を読んでもわからなかったので質問しました。 よろしくお願いします。