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新自由主義経済の崩壊について
新自由主義経済が崩壊に向かったメカニズムと今後に展望される日本経済の新しいパラダイムについて教えてください。 わかる範囲で構わないので、どうか宜しくお願い致します。
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市場のメカニズムに依存すると完全雇用はできません。小渕政権の時に財政政策が効果が限界だと感じた人がいたでしょう。改革が必要だったのです。でも、現在はスタグフレーションではなく、家計にお金がありません。新自由主義の国に起こる現象がでてきてます。外国ではすでに現象を経験していて、イギリスでは10年前にすでにセンターより左といってました。
小泉政権のころに、 「小さい政府」とか「規制緩和」という声がとびかったでしょう。 あれが「新自由経済主義」の核ともいえるもので、 その影響下、経済のグローバル化が進展しました。 しかしこれが裏目にでて、いまや大不況が世界を覆いつくそうとしています。 「規制緩和」で、いまの金融危機の元凶、 金融派生商品に監視と規制の目が行き届かなかったことが、 いまの事態を招いたと受けとめられています。 そして、百年ぶりの大不況克服のためには、 かつての大恐慌時のような公共事業による不況対策がもとめられ、 その旗振り役は政府ですから、「小さい政府」との決別でもあります。 時代を主導する経済学者は、 ケインズ→フリードマン→ケインズの流れになっています。
- akik
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まず、新自由主義経済の意味が分からないですが、 冷戦終結後の資本主義経済の発展と崩壊について のことであるかと推察します。 昨今の米国発の金融危機は、過剰な融資により 世界経済のGDPの3倍にまで融資残高が増加した ことによるものです。 サブプライムローンなど様々な商品が破たんし、 危機を増幅しているが、商品名が独り歩きしている ので、混乱しがちですが、要は、膨れ上がった過剰な 融資が問題となっている。 この融資を減らすために、無理やりに減らそうという 流れが発生し、信用危機を生むようになった。 よくよく考えれば、昨年末までの株価下落、円高、 信用不安は、膨張した債務を圧縮するために発生 したことであるので、カネ余り現象からの修正と なります。 カネ余り現象がマネーゲームを生み、膨張させた。 いわゆるバブル経済でである。それが収縮した だけのことで、パニックになっている。 世界的なバブル経済と、経済循環の景気後退が 同時に発生していますので、混乱しているので、 世の中の評論家は資本主義の崩壊を言い始めている。 また、米国覇権の崩壊も同様な論説である。 バブル経済の崩壊と、景気循環による景気後退を 混同してりるので、ますます先が見えなくなる。 投機的な金融がダメなだけで、実体経済のマネーの 動きは米ドルなしではありえない。投機マネーの動きを みて、評論家は騒いでいるだけ。 日本は、高性能な車を世界で売ることが可能で、 世界に高品質の鉄鋼を供給することができる。 世の中のパニックが終焉し、経済が正常化すれば、 日本製品の評価が変わるはずです。 悲観論よりも楽観論が大切です。景気循環の中での 景気後退なので、いずれ景気は回復します。中国ですら 日本製品を必要としているのです。
お礼
分かりやすく丁寧なご回答ありがとうございました。 とても参考になります。