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放射線はなぜ肉を通り抜けるのか?
なんで放射線は肉を通り抜けて骨を写すことができるのですか?分かりやすくお願いします。
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こんばんは。 先程もお会いしましたね。 「放射線」と ひとえに言っても、色々あります。 ・アルファ線 (その実体は、He++イオン) ・ベータ線 (その実体は、電子) ・ガンマ線、エックス線 (その実体は、光や電波と同じ) ・中性子線 アルファ線とベータ線は電荷を持っていますから、物質中の電子の影響を受けて、非常に短い距離で止まります。 アルファ線なんかは、空気中でさえ短い距離で止まります。 一方、 ガンマ線、エックス線、中性子線は電荷がないので、透過力が強いです。 ご質問文に、肉と骨が登場していますから、エックス線の話だけでよさそうですね。 エックス線の実体はフォトン(光子=光のつぶつぶ)ですが、 物質中を通り抜けるとき、だんだんフォトンのスピードが落ちていくわけではありません。 1つ1つのつぶつぶは全部同じスピードです。(アインシュタイン その代わり、フォトンが物質中の電子と‘喧嘩’(相互作用)をすると、その場所で吸収されてしまいます。(たとえば、光電効果で) つまり、 電子と相互作用をして吸収されるものと、吸収されずに最後まで残るものとがあり、 後者(生き残り)がエックス線写真を感光させるわけです。 そして、また、 肉と骨とを比べたとき、骨のほうが電子が多く詰まっていますから、 肉の部分ではエックス線は吸収されにくく(=透過しやすく)、 骨の部分では吸収されやすく(=透過しにくく)なっています。 その結果、レントゲン写真では、肉と骨の違いを見分けられます。 以上、ご参考になりましたら。
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- debukuro
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隙間が大きければすり抜ける(密度の問題) 厚さが薄ければ突き抜ける(透過距離の問題) 弾が小さければ狭いところも通れる(粒子の大きさ) このように身近な物に置き換えると分かり易いですよ