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交番
交番は「こうばん」と書きますが、話す時は「こーばん」と伸ばして言う方がいいのでしょうか。それとも辞書の表記通りに「こうばん」と言うべきですか?
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発音するときには「こーばん」と言うべきです。「こうばん」と発音するのは誤りです。 第2次大戦後、日本語の表記は「なるべく発音に近づける」という大改訂をしました。そのとき「100%発音どおり」でなく、かなりの部分で、歴史的な表記と妥協しました。 もし100%発音主義であれば 「これは、お父さんの時計です」は「これわ、おとおさんのとけえです。」と書くことになっていたでしょう。
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- Ishiwara
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#3,5,6です。 > 初めて逢うた あの夜の君が‥ おお、懐かしの「三百六十五夜」ですか(トシが分かる)。 「逢う(オー)」は「問う(トウ)」と似ているようで、違うんですね。こいつは手ごわい。 「名にし負はば逢坂山のさねかづら‥」 「逢ひ見ての後の心に比ぶべれば‥」 「逢ふことの絶へてしなくばなかなかに‥」(競技かるたではオーコトノ、オーエヤマ) 「めぐり逢ひて見しやそれともわかぬまに‥」 あわず、あいて・おうて、あう・おう、あえば、‥ * 語幹まで巻き込んだ「音便」と見るか、 * 一部の活用形を欠いた別の動詞と見るか、 * 方言と見るか、 『広辞苑』では「おう」の見出しがなく、何の説明もありません。たぶん音便説なのでしょう。向かう→向こう については、音便説と転用説が挙げてあるのに、です。(私の広辞苑が古いのかな?)
お礼
「買(こ)う」は大辞林を見るとウ音便であり、かつ西日本方言のように説明されていました。ちなみに連用形専用とも‥。あくまで現代語としての「買う」についての説明なのでしょうけれど。 それと「三百六十五夜」の歌詞ですが、考えてみるとこの作品の主人公は大阪の人でしたね。つまり歌詞の「逢うた」は関西弁ですね ^^; いずれにしてもウ音便またはそれに類するものは「おー」と長音で読んだ方がいいのかなという気がしました。 つい話を広げてしまってすみません。少なくとも交番が「こーばん」であることは解りましたので、この辺で私の質問を終わります。 ありがとうございました。
補足
余談ですが‥ ・ ぬれた【仔馬】のたてがみを 撫でりゃ両手に朝の露 (めんこい仔馬) この仔馬を「こー・ま」と長音で歌うと、メロディーでは「こ・う」に当たる音符にアクセントがある関係で、次の歌詞を連想してしまいます ^^; ・ 【降魔】のつばさよ電波と奮え 東亜の空を制するわれら (燃ゆる大空) もっとも、「燃ゆる大空」のメロディーでは「こ(低)・お(高)・ま(高)」と逆ですが‥ (笑)
- kzsIV
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ko ̄ban koushi ou mizou 最新コンサイス和英辞典(1952改訂)三省堂 ko ̄ban koushi ou mizou コンサイス和独辞典(1966)三省堂 ko ̄ban ─── ou mizou 新和仏辞典(1973)白水社 コーバン コウシ オウ ミゾー/ミゾウ 全国アクセント辞典(1960)東京堂 コーバン コウシ オウ ミゾウ 日本語発音アクセント辞典(1966)日本放送出版協会 以上 いずれも東京語の発音です。 関西は江戸時代中期までは発音の先進地でしたから、o'u→o: の長音化が進んでいます。 ミゾウかミゾーかだけでも以下のようなQ&Aがあります。 TVは未曽有を「ミゾウウ」と言っている? http://okwave.jp/qa4594870.html 未曾有の発音 http://okwave.jp/qa4593058.html 「未曾有」の発音は? http://okwave.jp/qa4048120.html 「未曽有」の読み http://okwave.jp/qa2838967.html
補足
例示したものの読みについては、前回のご回答でよく解りました。 回答番号:No.4 の補足でお尋ねしたことについてお答えいただければ幸いです。
- Ishiwara
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#3,5です。 >「追う」のように「う」が活用語尾の場合は「おー」、「おう」のどちらが適切だと思われますか。 「追う」は「ワ行五段活用」ですから、発音は「オウ」です。 日本語は、極めて例外の少ない言語ですが、探してみれば、個々の動詞で例外があるかもしれません。 例えば「追う」「沿う」「構う」「問う」は、どれもワ行五段ですが、連用形は「追って」「沿って」「構って」「問うて」の音便を生じます。しかし、多くの人が「トウテ」でなく「トーテ」と言っているようです。 興味ある研究課題だと思います。
お礼
ありがとうございます。 ・死馬すら且つ之を買ふ(こう/こー) ・初めて逢う(おう/おー)た あの夜の君が これなども、どう判断していいのか迷ってしまいますね。
- Ishiwara
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#3です。 仔牛の発音「こーし」→原則として×(「こ」+「うし」) 中原の発音「ちゅーげん」→○(「ちゅう」+「げん」) 未曾有の発音「みぞー」→原則として×(「み」+「ぞ」+「う」) 瀬戸内の発音「せとーち」→原則として×(「せ」+「と」+「うち」) 言語というものは、誤りなく通じるのであれば、多少の「ゆれ」は許されるものであり、他人の使い方を非難すべきでありません。ただし「言語が軽薄な流行に流されていくのを防ぐ」という意味で「そもそも、どちらが正統なのか」を考えるのは、よいことだと思います。 ローマ字表記は「欧米人一般のための日本語の表記」であって「特に英米人向けに偏らないものとする」のが、政府の方針です。英米人には、彼らが考え出したヘボン式に人気があるのは当然で「交通関係ではヘボン式」という習慣が定着しています。
補足
> ただし「言語が軽薄な流行に流されていくのを防ぐ」という意味で「そも > そも、どちらが正統なのか」を考えるのは、よいことだと思います。 確かに、何事も拠り所というべきものがないと困りますよね。文法を軽視する姿勢には私も疑問を感じます。 ところで、「中原に鹿を追う」のように「う」が活用語尾の場合の発音については「おー」、「おう」のどちらが適切だと思われますか。
- kzsIV
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No.1です。 >下の例の「おー」はいずれも「おう」と発音する方が望ましい >と考えてよろしいでしょうか。 >・仔牛のシチュー(「こー」しのしちゅー) >・中原に鹿を追う(ちゅーげんにしかお「おー」) >・未曾有の惨事(み「ぞー」のさんじ) >・瀬戸内寂聴(せ「とー」ちじゃくちょー) その通りです。「おう」と発音するのは間違いだと主張する人はいませんが、「おー」と発音するのは間違いだと主張する方はおられます。ささいな事であらがう必要はないからです。 「交番」も「こーばん」と発音する方が望ましいのです。 なお「交番」にある KOBAN は英語話者向けのものです。英語話者は[kouban]と発音します。
補足
>ささいな事であらがう必要はないからです。 すみません、この部分の意味がよく解らないので、もう少し噛み砕いて教えてください。 それと、Wikipediaを見ましたら「KOBAN」は国際補助語であると書かれていました。これが英語話者向けということと同じ意味になるのでしょうか。 度々すみませんが、よろしくお願いします。
- Ishiwara
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発音は「こーばん」、表記は「こうばん」です。「こうばん」と発音するのは誤りです。 国語審議会が、「現代仮名遣い」を審議したとき、最も問題になったのは「発音主義」と「伝統」との妥協でした。 完全発音主義ならば、「これわ、おとーさんのとけーです」という表記もありえたはずです。
- kzsIV
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どちらの発音でもかまいません(通じます)。ですが、伸ばす言い方の方が普通です(原則・本則)。 同じ「こう」という仮名書きでも、語構成や語形変化(活用)の関係で、伸ばさずに ko-u と発音した方がいい語もあります。 孤雲(こうん) 小梅(こうめ) 横内(よこうち=人名) 請(こ)う 憩(いこ)う 囲(かこ)う
補足
ご回答ありがとうございます。 > 語構成や語形変化(活用)の関係で、伸ばさずに ko-u と発音した > 方がいい語もあります。 なるほど、オ列の字(仮名)に「う」が続けば必ずオ列の長音になるというものではないのですね。 そうしますと、下の例の「おー」はいずれも「おう」と発音する方が望ましいと考えてよろしいでしょうか。それともどちらでもかまいませんか? ・仔牛のシチュー(「こー」しのしちゅー) ・中原に鹿を追う(ちゅーげんにしかお「おー」) ・未曾有の惨事(み「ぞー」のさんじ) ・瀬戸内寂聴(せ「とー」ちじゃくちょー)
お礼
ご回答ありがとうございます。 「なるべく」ですか。つまり、今の仮名表記は発音そのものを示すわけではないのですね。 最寄駅の前にある交番の外壁にローマ字表記のエンブレム?があったのを思い出したので、先ほど見てきました。そうしたら「KOBAN」でしたね。 長音記号はありませんが、あれを見る限り少なくとも警察としては「こーばん」なのでしょう。