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象徴的な物体は実際的な力を持つのか。それへの習慣的なイメージが実際的な力を引き起こすのか。

1.象徴というものは実際の力を持つのでしょうか。 それともそれに付随したイメージが繰り返されることにより、 その象徴に実際の力があるように人は認識してしまうのでしょうか。 できれば例とともに教えてください。 2.象徴の実際に持つ力 繰り返されるイメージが人に喚起する力 の名称を教えてください。 よろしくお願いします。

みんなの回答

noname#3019
noname#3019
回答No.5

 お礼の文、大変興味深く読みました。実を言うと”呪物崇拝”に関する本などひとつも読んで無いくせに、このようなお返事を頂いてかなり恐縮いたしました。  仮説を読ませていただくと、仮にタイトルを付けるとすれば、「イメージの遺伝子」などというのはいかがなものでしょう。進化論の発想を取り込んでおられるので、このような言葉が浮かんだのですが、実はイメージについては有名な著作があります。ひょっとしたらすでにご存知かもしれませんが、ミルチャ・エリアーデの 「イメージとシンボル」(せりか書房)という本です。白状すれば読んでいませんけれど、人類学・宗教学の大家らしいです。  それとC・G・ユングという心理学者はご存知でしょうか。この人のイメージへの探求は随一じゃないかと思います。この二人の本読まれたらどうでしょう。私はユングは(最近人気が出てきた)面白いと思ってます。ただ本人の書いたものは難しいので、日本人の研究家が語りなおしたもの、河合隼雄さんの本がわかりやすいと思います。  2.象徴の実際に持つ力/ の答えをユング心理学の言葉で言えば、まぎれもなく「元型(アーキタイプ)」ということです。ただ元型の場合は、質問に言われるように繰り返されるよりももっと以前のものの事を言っているように思えるのです。そこで1./の答えはあえて言えば「実際の力がある」と言えそうです。ユングには「人間と象徴上下」(河出書房新社)という入門者向けの本があります。よければこちらも読まれたらいかがですか。

Evianus
質問者

お礼

「イメージとシンボル(せりか書房)」 (ミルチャ・エリアーデ/人類学・宗教学の大家) 知りませんでした。そうですね。今度時間があった時に、 読んでみようと思います。 人類学や宗教学に興味もあるし!(雑食だ!) C・G・ユングは知っています(読んでないですけど…)。 他の作家と一緒にかかれた解説本なんら何冊か…。 河合隼雄さんの本は何冊か拝読いたしました。 「人間と象徴」ですね。今度本屋に行ったら目を通してみたいです。 いろいろ、質問に答えていただきありがとうございました。 同時に、僕の考えの輪郭を広げることが出来ました。 回答ありがとうございました。

noname#3019
noname#3019
回答No.4

 呪物崇拝(フェティシズム)の事でしょうか。  私には「付随したイメージ」という言い方は面白く感じられました。それは、「じゃあ、いつから付随していたんだろう」という問いが生まれてくるからです。考えてみれば不思議です。まさかはるか昔の広告屋が「イメージ」をつけてやって、我々は21世紀の今までそれに踊らされつづけてる?というのは、なんだかしゃくにさわる話でもあります。そこであまり結論を急ぎたくないんですけど、やっぱり象徴の中に、我々人間はなんか惹かれるものを見てしまうんでしょうね、きっと。ヌミノースという言葉があるけれど(ルドルフ オットー) 、もう理屈では捕らえられない、情緒的なものなんでしょうね。だから物体の中に力があると思わずに、我々の心が象徴に力を与えてしまっていると、考えるほうが自然でしょうね。なにも繰り返したから学習されて身についただけでも無さそうな気がいたします。

Evianus
質問者

お礼

呪物崇拝(フェティシズム)についてはよくしりません。 これを機に勉強したいです。 昔の広告屋がイメージをつける前にもっと、本質的な原因 により、フェティシズムが発生したとは考えられないでしょうか。 つまり、食料である動物や、その肉、角、木の実、火災など。 今、実際に具体例をあげることはできませんが、そういう生に直接関係したものから、ある種のイメージが無意識のうちに そのある象徴的なものにエネルギーを与えているとは考えら れないでしょうか。 また、それをもっと深くたどっていくと、われわれの過去の記憶、 進化論に則れば爬虫類のときの記憶、両生類のときの記憶、 …微生物の時の記憶が脳の真相にこびり付いていて、それが 現代に生きるわれわれにイメージを与えているとは考えられない でしょうか。 この仮説にたてば、われわれが知覚できないところにイメージの 原因があり、それを、われわれが感じるときに、「これは 本質的にこの物体が持っているイメージなのだ」と重いこんで しまうのではないでしょうか。 乱筆失礼!

  • iqdeflat
  • ベストアンサー率22% (19/84)
回答No.3

イメージの繰り返しという主旨であれば 洗脳ではないでしょうか 1.例として水戸黄門の葵の紋、北朝鮮の・・・マズイカな? コマーシャル、流行(まわりの女の子がルーズソックスをはいていると 男まではきたくなるわけないか?)、バレンタインのチョコレート 2.畏敬、恐怖、尊敬、欲望、孤独となんでも喚起させることが できるのではないでしょうか

Evianus
質問者

お礼

1. [A] 水戸黄門の葵の紋、は人に畏怖の念を抱かせる。 なぜなら、水戸黄門は徳川のご隠居だから? [B] 北朝鮮の国旗は日本人に金正日の顔と危険というイメージを喚起する。 なぜなら、北朝鮮の国旗と拉致や軍備、また貧困のイメージが テレビで繰り返されるから。 [C] ルーズ・ソックスを女子高生みなが履きだした。 なぜなら、それを履くことにより「流行に乗っている」「かわいい」 という風に自分が見られると錯覚するから。 [A][B][C]はそれぞれ違うことのように感じます。 2.そのように感情を人に引き起こす力の名称は何でしょうか? 回答ありがとうございました。

  • cse_ri2
  • ベストアンサー率25% (830/3286)
回答No.2

お金が一番わかりやすいですね。 身近な買い物に使う現金は別として、企業間の取引など ほとんどは銀行から銀行へのオンライン取引になって いますからね。そこではお金は、実体のないデータとして ネットワーク上を移動しています。 実体のお金(札束)が動くわけではありませんが、電子 マネーは実体経済を実質的に動かしています。

Evianus
質問者

お礼

確かにそうですね。 これはほかのところでしたほうがいいかもしれませんが、そもそも データとは何でしょう。 信号でしょうか?どこに保存されているのでしょうか? 回答ありがとうございました。

  • iqdeflat
  • ベストアンサー率22% (19/84)
回答No.1

質問の主旨にあっているか自信がありませんが 一番わかり易い例であげれば お金(貝殻、貨幣、小切手、電子データ等)ではないでしょうか イメージが繰る返されるというよりも共有されて力を得るといった 方が近いかもしれませんが

Evianus
質問者

お礼

そのイメージの共有によって、そのイメージには実際の力が生じる。 お金。 気づきませんでした。 回答ありがとうございました。

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