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運動量のイメージを高校生に教えるには?
今、高校2年生に力学を教えていますが、運動量のイメージが湧かないと いわれました。確かに、力とかエネルギーって、日常生活でも頻繁に 使う言葉ですし、イメージとしてわかりやすいようなのですが、 運動量はエネルギーとどう違うのかと聞かれてしまい、困っています。 もちろん、数学的な解析については教えてありますが。 そこで、力、運動量、エネルギーを卑近な例などで説明できないもので しょうか。よろしければ、意見をお寄せ下さい。 ちなみに、教えている高校生は、いたって平均的な成績です。
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私が塾講師をやっていたときには、 全部、力士を例にとって教えました。 小錦は体重があるので、動かすのには力が必要で 体重が重いからその分だけ運動量が多く、 他の力士にぶつかるとその運動エネルギーが相手に掛かるので 相手は簡単に飛んでしまう。 でも、小兵が必死にぶつかれば、小錦といえども多少は動く って、感じです。
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- stomachman
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あまり卑近すぎるのも考え物では? ●エネルギーがスカラー量、つまり大きさだけを持つのに対して、運動量(や力や速度)はベクトル量です。大きさと方向を持っている。 ●保存則の違いも重要です。 完全弾性衝突の場合には、運動エネルギーも運動量も保存します。ところが、非弾性衝突の場合には、運動エネルギーは熱エネルギーなどに変化して一部失われるのに対し、運動量の方は保存されます。これは、熱運動(分子レベルでのランダムな運動)の平均運動量は(ベクトル量であるがゆえに)ゼロであるけれど、熱運動の平均エネルギー(つまり熱エネルギー)は(スカラー量であるがゆえに)0ではない、ということから説明できます。 無重力空間に静止している粘土の塊に、もう一つ同じ質量の粘土の塊を速度v(速度には方向と大きさがあることに注意)でぶつけた時、両者がくっついてひとかたまりになったとします。これが非弾性衝突の典型例ですね。運動量は保存し、くっついた塊の速度はv/2になります。このとき、運動エネルギーは衝突前の半分になっています。
お礼
ありがとうございます。 確かに、力、運動量、エネルギーは力学の主要素であり、それは卑近な例で取り扱える ほどやさしいものではないですよね。 物理が好きな生徒には、その辺りを説明してあげて、さらに力、運動量、エネルギーは 微分、積分でつながっているなんてことも説明してあげたいものです。 しかし、教える対象が物理のやや苦手な高校生だと、あまり難しいことを説明しても、 かえって物理が嫌いになってしまうだけなので、いかにして力、運動量、エネルギーを 教えてあげれば、物理の導入を理解してもらえるかがわからなかったのです。 質問の仕方があまりよくなかったことをお詫びします。
- ryumu
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私のイメージとしては・・・ 力;運動の変化の原因 運動量;運動の激しさ エネルギー;運動をする能力 ですね・・・具体的でもないから分かりにくいでしょうかね?
お礼
ありがとうございます! 力、運動量、エネルギーを、「運動」という現象内ではどういう 役目をしていて、どう違うかを述べてくれているので、この3つの 関係と違いを理解しやすいですね。 これを参考に、うまく説明してみます。
- k-841
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力:人間の体にたとえて言うなら筋力です。「力が強い」の「力」はまさにこの「力」ですね。 運動量:運動している勢いです。 エネルギー:仕事をするために食べるごはんの量です。 逆にイメージが湧きにくいでしょうか?(汗
お礼
ありがとうございます! なるほど、運動量を”勢い”と解釈すると確かに分かりやすいですね。 参考にさせて頂きます!
お礼
ありがとうございます! さすが塾講師をやっていらしただけあって、とてもわかりやすいです! これならわかってもらえるでしょう。僕も今までのモヤモヤがすっきり 晴れました(笑) 他の方の回答とともに、うまくまとめて説明してみますね。