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関数を使った式の変換がわかりません。

スクロースの加水分解反応(スクロース→グルコース+フルクトース)において、1モルの基質(スクロース)から1モルの生成物(グルコース)ができるとき、初期の基質の濃度をS0(mol/l)、初期の生成物の濃度をP0(mol/l)、反応時間t(h)における基質濃度をS(mol/l)、生成物濃度をP(mol/l)とする。そのとき、反応速度定数をk(h^-1)、反応時間をt(h)、反応速度をr(mol/l/h)としたときの1次反応は、r=-dS/dt=kSからln(S0/S)=ktに変形出来るという。この式の変形の仕方が全くわからないので、よろしくお願いします。

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  • sanori
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回答No.5

No.3の回答者です。 お礼のお言葉をありがとうございました。 まず、恥ずかしながら訂正から。 【訂正前】 なお、 dx/dt = -kt  (←右辺が間違っている) の形の(簡単な)微分方程式は、化学だけでなく色んなところで登場する、基本的かつ重要なものです。  ↓ 【訂正後】 なお、 dx/dt = -kx の形の(簡単な)微分方程式は、化学だけでなく色んなところで登場する、基本的かつ重要なものです。 >>>因みに0次反応の時、一定値a(mol/l/h)を取り、r=-dS/dt=aを変形するとS(0)-S=atとなることは解ったのですが、これがミカエリス・メンテンの式が成り立つとr=-dS/dt=VmS/(Km+S)がS(0)-S+Kmln(S(0)/S)=Vmtに変形できる仮定が解らないので、回答の方出来れば宜しくお願いします。 -dS/dt=VmS/(Km+S) 左辺にS関係を、右辺にt関係を寄せれば、 (Km+S)/S・dS = -Vm・dt 左辺を展開 Km/S・dS + 1・dS = -Vm・dt たぶん、ここまで来ると、前回回答の内容と照らし合わせれば解けると思いますが、 一応、つづきも書いておきますね。 積分する。(両辺に∫をつける。) Km・∫1/S・dS + ∫1・dS = -Vm・∫dt Km・lnS + S = -Vm・t + 積分定数 やはり、t=0 のとき S=S(0) という条件なのですよね? それを代入すれば、 Km・lnS(0) + S(0) = -Vm・0 + 積分定数 よって、 積分定数 = Km・lnS(0) + S(0) よって、 Km・lnS + S = -Vm・t + Km・lnS(0) + S(0) あとは、整理するのみです。 Km(lnS - lnS(0) + S - S(0) = -Vm・t Km・ln(S/S(0)) + S - S(0) = -Vm・t 両辺に -1 をかければ完成です。 では!

capsule14
質問者

お礼

返答遅れてすいません。とても解りやすい説明でした。ありがとうございました。

その他の回答 (4)

  • owata-www
  • ベストアンサー率33% (645/1954)
回答No.4
  • sanori
  • ベストアンサー率48% (5664/11798)
回答No.3

こんばんは。 -dS/dt = kS を変形すると dS/S = -kdt となります。 1/S・dS = -kdt と書いたほうがわかりやすいですか。 両辺を積分します。 ∫1/S・dS = ∫-k・dt 右辺は超簡単です。 定数 -k をtで積分するのですから、 ∫-1・dt = -kt + 積分定数 です。 左辺は、高校で習う、1/x の積分です。 ∫1/S・dS = logS + 積分定数その2 というわけで、 ∫1/S・dS = ∫-k・dt から logS = -kt + 積分定数その3 が導かれました。 t=0 のとき、S=S0 というのが前提ですから、 logS0 = -k・0 + 積分定数その3 よって、 積分定数その3 = logS0 ですから、 logS = -t + logS0 となります。 これでも、すでに終わりと言って良さそうですが、 もうちょっと計算を進めます。 logS = -kt + logS0 logS0 - logS = kt log(S0/S) = kt 完成です。 なお、 dx/dt = -kt の形の(簡単な)微分方程式は、化学だけでなく色んなところで登場する、基本的かつ重要なものです。 ぜひ覚えておいてください。 ちなみに、私がその形の式に最初に出会ったのは、このケースでです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%8A%E6%B8%9B%E6%9C%9F 若干不透明なガラスの中を通過する光の減衰も、同じ式で計算できます。 仕事では、たとえば、電子回路の遅延時間を求めるのに使いました。 以上、ご参考になりましたら。

capsule14
質問者

補足

とても解りやすい説明ありがとうございました。 因みに0次反応の時、一定値a(mol/l/h)を取り、r=-dS/dt=aを変形するとS(0)-S=atとなることは解ったのですが、これがミカエリス・メンテンの式が成り立つとr=-dS/dt=VmS/(Km+S)がS(0)-S+Kmln(S(0)/S)=Vmtに変形できる仮定が解らないので、回答の方出来れば宜しくお願いします。

  • handarin
  • ベストアンサー率66% (10/15)
回答No.2

化学のことはさっぱり分かりませんが、 Sはtの関数(つまりS=S(t))であり、 S(0)=S0,-dS/dt=kS・・・(*) からln(S0/S)=kt を導けってことですね? (*)をSで割って、両辺に∫[0,t]dtをほどこします。 すると ∫[0,t]-(1/S(t))(dS/dt)dt=∫[0,t]kdt 右辺はそのままktとなり、左辺を置換積分と思えば t:0→tのときS:S0→Sなので(記号が重複してて見づらいですが…) 左辺=∫[S0,S]-(1/S)ds=-(ln(S)-ln(S0))=ln(S0/S)

  • owata-www
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回答No.1

まず、-dS/dt=kSより-(1/S)ds/dt=kです。 この両辺をdtで積分すると ∫-(1/S)ds/dt dt=-logS+C1 ∫k dt=kt+C2になります。 よって、-logS +C=kt あとは、初期条件を考えれば変形できるかと

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