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紫外線吸光度計
今回、レポートでこんな問題が出ました。 「ミカンを紫外線吸光度計で、どう分析するか?」 しかし、ミカンに含まれる物質で、紫外領域で吸光するものは何があるのか分かりません。 例えば、ビタミンC(アスコルビン酸)は紫外領域で吸光するのか?吸光するとしたら、それはどういう理論の下導き出されたのか? また、比色分析のように、ミカンに含まれるアスコルビン酸を配位化合物に導いて、発色させた方がいいのか? 私にとっては、分からないことだらけです。 とても基本的な内容を質問してしまい恐縮ですが、どうか宜しくお願いします。
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アスコルビン酸は、紫外領域で吸光します。 pHで波長は変化しますが、265nm付近だったと記憶しています。 吸光は、ケトエンジオール基によるものです。 絞り液をそのまま測定できません。 濁っており、色も着いているからです。 色を抜く方法、MFろ過など考えてみてください。
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- elpkc
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(2)ミカンの絞り汁をMF3ろ過でろ過する。溶液は、ケトエンジオール基により黄色もしくは褐色である。 紫外で測定する場合は、無色である必要があります。 ケトエンジオール基で着色していません。 この基が吸光するのです。
お礼
大きな誤解をしていたようです。失礼しました。 アスコルビン酸に含まれるケトエンジオール基が、紫外線を吸光するのですね。 ご指摘、有難うございました。
- km1939
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ミカンの絞り汁は、有機化合物が主であると思います。 紫外線吸収で測定したいとのことですので、HPLC(液体クロマトグラフーUV 検出器付き)で測定できるとおもいます。但し、絞り汁の混濁物質は 取り除く必要はあります。
お礼
HPLCとは、試料溶液を溶離液に注入するだけで、溶質の成分がわかる装置なんですね。こんな便利な装置があることを知りませんでした。 このHPLC(D2ランプ)の方法も採用させていただきます。混濁物質の除去はMS濾過法を用いる予定です。 有力な情報を有難うございました!
補足
とても丁寧な回答、有難うございます! おかげで、疑問に思っていたことが解決しました。 全体の流れとしては、 (1)アスコルビン酸標準液から、検量線を作成しておく。 (2)ミカンの絞り汁をMF3ろ過でろ過する。溶液は、ケトエンジオール基により黄色もしくは褐色である。 (3)紫外線吸光度計(D2ランプ)で計測する。 (4)検量線から、アスコルビン酸の濃度を求める。 と言う感じでしょうか? あと、ミカンに含まれる物質の中で、アスコルビン酸以外に紫外線吸光度計で測定できるものをご存じですか? もしよろしかったら、教えていただけると有り難いです。