こんにちは。
英検一級、TOEIC 950点以上、ともに一発、簿記会計・ファイナンスを米大学と大学院で修め、金融機関に20年近く在籍した者です。今はイヤになって足を洗いましたが。
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英文簿記会計を全く最初から学ぼうとするなんて、見上げたものですよ。専門化するというのは、素晴らしいことですから。
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「会計が分からない人間には、企業経営はできない。ただそれだけのこと」と言います。僕も自分の経験から、切々とそう思いますね。無論、それで食っている会計士にしか分からないような税務申告方法なども詳細に渡って分かっている必要があるということではありません。しかし、どんなに専門分野に長けていたとしても、経営者自身がバランスシートやPLステートメントが読めずに人に一任しているようでは、ハッキリ言ってその企業は終わっています。会計とは、それくらい大事なことです。
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実際に大学の会計学の授業で使われる英文教科書も多々ありますし(何故か皆一律で Principle of Accountingというタイトル)、日本の出版社が「英文会計」というような書物を出しているのも見たことがあります。
米国における会計学というのは、Entry Level から Intermediate、Taxation まである実に深い「学問」なので、prettySueさんがどれくらいのレベルまで到達したいとお考えなのかによって、上述の教科書も使い分けるようになると思いますよ。
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でも基本は、実在企業の Balance Sheet、Income Statement、Cashflow Statement が読めるということです。反対に言うと、これら財務諸表が満足に読めないようでは、「会計」や「金融」という言葉を絶対に口にしてはいけません。これらは「会計そのもの」であって、それくらい当たり前を通り越しているコンセプトだということですね。
なので、まず最初に Annual Reportをご覧になって、研究されることをお勧めします。これが手に出来る最高の教科書です。例えば米国の有名企業であればどこでも自社サイトにPDFで掲載しています。その企業の業務内容、例えば銀行かメーカーかによって、書かれている会計項目がけたたましく違います。それも勉強になるでしょう。
金融関係ということですが、銀行のAnnual Reportを見れば、世で騒いでいるサブプライム問題というのが一体銀行のどの部分を蝕んでいるのかが一目瞭然というワケです。
Annual Reportがある程度理解できるようになれば、もっと深く会計を勉強するに当たって、自ずと方向性が見えてくるハズですよ。
ご参考までに。
お礼
遅くなりましたが、ありがとうございました。取得資格だけでも すばらしいですね。できればそうなりたいですが、私にはとても・・・ Annual Reportが基本のようですね。 挑戦してみます。