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形容動詞は、昔からあったのですか?
今日家族で、話していたら形容動詞という言葉が出てきました。 私は、昭和25年生まれで国語で勉強した記憶が無いのですが、形容動詞は昔からあったのでしょうか?ただ単に私が勉強をしていなかったのか、ぼけてしまったのでしょうか?
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戦後生まれの私は貴方より歳をとっていますが、私は中学校で形容動詞を教わった記憶が在ります。今は分かりませんが、私の時代では現代国語の文法は中学校で教わっていました。高校では古文の文法だけでした。
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- kzsIV
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形容動詞を認める立場からは、 彼女、すごい美人ね。 の「美人」は名詞で、 彼女、すごく美人ね。 の「美人」は形容動詞の語幹、とするか、「彼女、すごく美人ね」は正しくない日本語とするか、です。
- sanori
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こんばんは。 「形容動詞」という文法用語の起源は知りませんが、 文語の形容動詞自体は、古来からあります。 古語辞典には、文語の形容動詞の解説が載っています。 文語の形容動詞は、「ナリ活用」の形容動詞と「タリ活用」の形容動詞に大別されます。 【ナリ活用】 元々「~にあり」であったものが「~なり」に短縮されたもの。 ほぼ、口語の「ダ活用」の形容動詞に対応します。 <例> あはれなり 静かなり 豊かなり 【タリ活用】 元々「~とあり」であったものが「~たり」に短縮されたもの。 語幹(上記の「~」の部分)は、漢語である場合がほとんどです。 <例> 歴然たり 堂々たり 冠たり(「世界に冠たる~」) 以上、ご参考になりましたら。
- kzsIV
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戦前、東京大学国語研究室の橋本進吉の説(橋本文法)では「形容動詞」がありました。戦後の同室の時枝誠記の説(時枝文法)では「形容動詞」を認めていません。1960年頃、教育の現場では橋本文法に基づく「学校文法」が行われていましたが、時枝文法も排除されてはいませんでした。文法に「形容動詞」の記述の無い教科書もあったはずです。 1965年の『新潮国語辞典』(初版)は「いわゆる形容動詞は、品詞としては認めないこととした。ただし、その語幹に当たるものは見出し語として掲げ、名詞扱いとした。」と謳っています。「急」は名詞、「急に」は副詞となっています。