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適正分離法を教えてください。
大学の研究で植物の抽出物から物質を探索している者なのですが、今分離法に困っています。ある植物のブタノール抽出物をわけたいのですが、この抽出物が非常に厄介です。 シリカやODSのTLCではテーリングがひどくわかれません。なので、順相や逆相のオープンカラムでは分かれないと思い、LH-20のオープンカラムでわけたところ、50%くらいしか回収できず残りはゲルに吸着してしまいます。このときはメタで流し、最後は酢酸を加え、サンプルを回収しようとしたのですが、これでも回収率は60%くらいでした。 貴重なサンプルなので、この回収率ですと、分離法としては適していないように思っています。 論文を参考にしようと思いまして、同属植物のLH-20での分離法は行われているのですが、詳しくかいていませんし、含有物質が違うためこのような回収率の低さではなかったかもしれません。 分離ができないので、どのような物質が含まれているかはわからないのですが、カテキン類が含まれているのではと思っています。 分子量は1000は超えてないと思います。 このようなとき分離法のアドバイスをぜひお願いします。
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あまり参考にならないかもしれませんが、もう少し書きます。 活性が指標になるようなので、、、 抽出物全量に対して僅かな量で活性測定が出来るといいのですが、陽イオン交換樹脂、陰イオン交換樹脂と混ぜてやり、上澄で活性測定を行い、片方で活性低下がほとんどなければそれが最初の精製(不要物の除去)になり得ます。 シリカで10%でも回収できたのであれば、ジオールやシラナイズドのシリカだとまともに回収できるかもしれません。 LH-20は既に得られている回収量を超えることはなかなかないと思います。それでも仕方なければ試したらいいですが、これほど癖のあるゲルも珍しく、特異的な吸着、はあまり一般化できないと感じています。(もちろんいい時もありますよ)
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- dolphino
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天然物の研究室でしたら、教員の方が経験豊富ではないかと思いますので、まず相談されたらどうでしょうか。 目的が分からず、現在の情報だけでは、アドバイスが難しいです。 回収率、とは総重量でしょうか? TLCで単離したい化合物の見当が付いているのでしょうか?(TLC上のアッセイなど?) テーリングが抽出物全体なのか、その中の目的物なのか。 ある活性を持つものを単離したいのか成分を可能な限り片っ端から同定したいのか。 天然物では最初の抽出段階でそのような状態にあるのはごく一般的だと思います。テーリングしながらでも分画して、何かの活性があるものの場合はそれで追跡しますし、分画したものでテーリングが無くなっていればピーク一つずつ、何かしらの解析をしていきます。 酸性の化合物には酸の添加、塩基性には塩基の添加が無ければTLCでテーリングするのは普通で、抽出物には双方が混ざっているでしょう。分液に酸や塩基は使っていますか?分解の恐れもあるので初期には使いませんよね。 目的のものに期待される性質がある程度定まっていないとアドバイスが難しいです。やはり一番知っているは指導教員ではないかと。
補足
あまりにも抽象的な質問ですいません。 指導教員もどうしようか迷っていまして、なかなか進まないものですから、ある程度自分で条件をだそうと思っていました。 αーグルコシダーゼ阻害活性を指標としていますので、恐らくは、糖様なものがついているのではないかと思っています。 このαーグルコシダーゼ阻害活性物質を単離したいのですが、シリカで以前分離したとき、この活性が低下しまし、ゲルへの吸着がひどいです。この吸着をどうにかしたいのですが・・・。 LH-20では、多環系芳香族化合物に対して、イソプロパノールで選択的に吸着・脱着ができるときいたのですが、これは利用できますでしょうか? 、