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蒔絵の黎明期
こんにちは。レポートの課題でちょっと困ってます。 蒔絵の黎明期っていったいいつでしょう? 黎明期というと、輝かしい時代の始まりを感じさせる時期、夜明け前ってかんじですよね? と、いうと桃山初期、もしくは室町末期でしょうか? それとも江戸の初期になるんでしょうか? 普及、大流行という意味では前者、技の極みと言う点では後者になるかと思うのですが、どうでしょう? よろしくお願いします。
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もう1度調べなおしました。 奈良時代は中国から蒔絵の技法が伝えられた時期ですが 黎明期ととばれるような作品は存在していません。 桃山時代は、たしかに今までと違った技巧と意匠が起きました。 だが、黎明期としては、完成度が高すぎるのではないでしょうか。 私は次のように理解しています。 黎明期 室町時代後期 春日山蒔絵硯箱、塩山蒔絵硯箱、花白河図硯箱 第一期 桃山時代 高台寺蒔絵(秋草蒔絵文庫)、洋人蒔絵交椅、聖餅箱、都久夫須神社蒔絵 第二期 江戸時代初期 舟橋蒔絵硯箱(本阿弥光悦)、初音蒔絵三棚〔幸阿弥長重) 第三期 江戸時代中期 八橋蒔絵硯箱(尾形光琳) こんな風に理解しています。 余談ですが、江戸時代の蒔絵は素晴らしいですね。まさに芸術ですね。 金箔が豊富に使われ、きらびやか、豪華さに目がうばわれますね。 cgg様のおかげで、いい勉強になりました。 いいレポートをお書き下さい。
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- jakyy
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調べてみたのですが、蒔絵が社会的に認知されたのは 室町時代ですね。 武家社会の中にも、貴族的な嗜好品を好む風潮が生まれ、 工芸品を集める武士が出てきたことで、急に宗元の唐物の 影響もあって、製作されることが多くなりました。 この時の代表的な蒔絵は【春日山蒔絵手箱】、【塩山蒔絵手箱】 ですね。手箱に描かれた絵の巧みな筆使いは評判となりました。 このあと、東山時代以降、室町幕府の御用蒔絵師、 幸阿弥家、五十嵐家が登場しますね。 この時代、つまり室町後期が蒔絵の黎明期でしょう。
お礼
早速のご回答ありがとうございます☆☆☆ やっぱりそうなんですかねぇ・・・。ただなんかそれに続く桃山時代の高台寺蒔絵の流行がどうも引っかかって・・・。 まず、高台寺蒔絵はそれまでの伝統的な技法や意匠をほとんど踏襲してませんよね。だから室町後期の東山御物あたりからの連続性にかける気がするんです。と、なると黎明期と呼べないのかも・・・と思ってしまって。しかも絢爛豪華ではあるものの技術的にはたいしたことがないじゃないですか。例えば呂色や高蒔絵なんかの技法はやっぱり江戸に入ってからのほうがバリエーションにも富んでてすばらしいと思うんです。琳派もやっぱりほっとけないし・・・。 うーん。難しい。友達に聞いてもけっこうみんなばらばらのことを言うもんで。 もしよろしかったら上記の意見にもご回答いただけますでしょうか。お願いします。
お礼
ありがとうございます!わざわざ調べなおしてくださったなんて・・・なんか申し訳ない。 ちなみにあたしもいろいろ文献当たってみてjakkyさんと同じような結論に達しました。 中世からの流れで考えてみようと思って、琳派あたりのことはいったん置いといて、幸阿弥家の流れでまとめてみました。 江戸時代初期のキンキラキンはなかなかすごいですよね。やっぱ権力と財力のもとに工芸って発展するんですね。 あたしは個人的には南蛮漆器が大好きです。あのいい加減さ。 ほんと、ありがとうございました!