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NPV算出で。
困っています。どなたか教えてください。 クレジット会社が、ある商品を考案し、この商品を市場投入する価値をNPVによって算出したいと考えたとします。 商品の性質上、キャッシュインフローの源泉はクレジット債権からの利息・元金回収となります。ところが商品の市場ニーズがあればあるほど、キャッシュアウトは増大し、しかもこれは継続します。その結果、どこかで商品販売をストップしない限りFCFは常にマイナスということになります。 価値を算出するためにはどのようにすればよいのでしょうか。
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海外の大学で財務を専攻しているものです。 理論的にはキャッシュアウトが無限であってもNPVの算出は可能なのじゃないでしょうか? 仮に期末の支出が一定と仮定して、割引率も一定だと仮定し、それが永続するものだとするとキャッシュアウトの現在価値は支出を割引率で割ったものになります。 これをベースに月々、または毎年の触れ幅を計算し、別途にそれに対しての支出のPVを算出して総合の支出PVを計算する。 また、収入は支出額に対する一定の利率、及び元金回収となると思われますのでこれも計算が可能です。 その商品の利益率が割引率を上回っている限り、市場投入時はFCF,NPV共にマイナスになると思いますが、元金の回収+利息が新規販売額を上回り始めるとNPVはプラスになると思います。 収支予測をキャッシュフローベースで作成し、それを元にNPVでブレークイーブン分析を行う等の工夫をされてはいかがでしょうか?
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- wakabon
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与信基準をはっきりさせるのなら、マーケット自体は有限であり、キャッシュアウトの増大継続は無限ではないと思います。最近は、銀行系の低金利商品も増えていますし。 したがって、いずれ、貸出元金<利息収入+回収元金の分岐ポイントが来ることになり、そのポイントを論理的に算出できればよいことであり、商品販売のストップという問題ではない気がします。
補足
ご回答ありがとうございます。 実際はありえないことですが、もしマーケットが無限である場合には、この商品は価値がないことになり、論理矛盾が生じてしまうと思うのですが。。 ・・私あまり解かってないかもしれません。 よろしければ教えてください。
- Takapon1013
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その1 上述されているように「どこかで商品販売をストップする」という仮定をおくといいのではないでしょうか。極端な例ですが、「100年後にストップ」という仮定をおいたところで、実際問題としての商品価値モデルの構築に重大な矛盾を生じさせるとは考えにくいです。「ストップ」の仮定があればNPVも正で集計されるかと思います。 その2 「各年次のFCFの現在価値の集計」ではなく「投入した商品単位のFCFの現在価値の集計」として価値を算出した場合、各々の商品のNPVが正であれば総トータルの価値もやはり正に出るのではないでしょうか。 直感的に感じたことを書いてしまいましたが、回答になっておりますでしょうか?
補足
回答ありがとうございます。 実は、私自身、自分で考えた結論が、この二つの方法でした。 よろしければ、これについて今一度コメントを頂けないでしょうか? <その1> 確かにストップの仮定を置けばNPVも正で集計されますが、販売ストップの時期によって、NPVは違う値をとってしまいますよね? これではモデルが非常に恣意的なものになってしまうような気がしているのですが。 <その2> これは他に方法がない場合の最終手段として、考えておりました。 ・・というのも、この方法を採用してしまうとBS/PLとのリンクで作業が複雑になると思うのです。
補足
アドバイスありがとうございます。 自分なりにいろいろと検討したのですが、次第にエンタープライズ法の適用自体に問題があると思いはじめました。 そこで銀行や保険業同様、エクイティ法を利用しようと思っています。(株主に帰属するフリーキャッシュフローを株主資本コストで割引) 質問のケースでは収益の多くが負債に依存しているので、このほうが業務の性質を反映しやすいのではないかと思ったのです。 何か問題ありますでしょうか?