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不可逆? それとも非可逆?
たとえば、DNAからRNAができるけれどその逆はできないという学説がありますが、その「逆ができない」ことを表す言葉は、「不可逆」か「非可逆」か、どちらが正当なのでしょうか。 分野は全く異なりますが、情報処理の分野、たとえば音声の圧縮に関するテキストを読んでいると、よく「一旦MP3で圧縮されたデータはWAVEに変換しなおしても音質が元のWAVEに還元できない」ことを示す言葉として、「非可逆」がよく用いられているように思います。 ですが、岩波の生物学辞典に当たれば、「不可逆」は載っていますが、「非可逆」は載っていないのです。 分野によって、「不可逆」が優勢なところと、「非可逆」が優勢なところがあるのでしょうか? お願いします。
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生物学の伝統的な用語では『不可逆』ですね。また、分野を問わず世間一般的に・・・ということでいえば、不可逆の方が圧倒的に多いと思います。似たような言葉でも、『不可能』はあるけど『非可能』はない、などの現状からもこれは言えると思います。 ただ、言葉は時代や流行に伴って変わる生き物みたいなものですから、今後非可逆が使われる分野、状況、環境等が増えていく可能性があってもおかしくはありません(実際にどうなるかは何とも言えませんが)。
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- 莽翁寒岩 一笠一蓑一杖(@krya1998)
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ご回答が出ていますが。ご参考に、 http://kikitai.teacup.com/qa866936.html http://kikitai.teacup.com/qa2660654.html http://kikitai.teacup.com/qa1925877.html http://kikitai.teacup.com/qa1439713.html http://kikitai.teacup.com/qa3221260.html 本能か直感みたいにして使い分けていますが、なかなか難しいですね。
お礼
回答ありがとうございます。 これだけ混同して使っている人がいると、もうどっちでもいいような気もします。 「独壇場」と「独擅場」の関係や「ら抜き」のように、もともとは誤りだったり正当じゃなかったものが、使う人が増加するに従って「普通」になっていくようなものなのかな。
- Gizensha
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不可・逆 と 非・可逆 で区切りが違うという説をどこかで見ました。 若干ニュアンスが違うような気もしますが、参考になれば。
お礼
不可逆は、 「逆」ができない・「逆」を行うことが不可能 非可逆は、 「逆」を行っても100%元通りになるわけではない 不可逆は一方通行の操作で、非可逆は逆行できるがオリジナルに戻せるわけではない、ということでしょうか。 ありがとうございます。
- geneticist12
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人によって(意識的に、あるいは意識せずに)違う意味で使っていることがあるかもしれありませんが、 不可逆は、「逆行すること自体ができない」ということで、 非可逆は「逆行しても元にはもどらない」ということだと思います。 不可逆はirreversible、非可逆はnon-reversibleに対応するのではないかと思います。 不可逆反応はirreversible reactionで、一方向の反応だけ起こり、逆反応は起こらないということですね。 非可逆non-reversibleは、ある圧縮方法でデータを圧縮してから、逆に解凍した時に、元のデータが完全に復元されるわけではないというような場面で使われていますね。
お礼
1番の回答にもありましたが、不可逆を「逆にする操作が不可能」と考えると、不可逆と非可逆の違いが分かってきたように思います。 ITの分野で不可逆をたとえるなら、データをいったん「確実にゴミ箱を空にする」を実行してから、消去したデータを復旧させるのは無理、というところでしょうか。 不可逆は逆行ができない「一方通行」のイメージがします。 ありがとうございます。
お礼
なるほど、ITは比較的新しく発展した分野ですから、使われる言葉も新たに作られたものがあるということでしょうか。 ITで使われる言葉は「コンピュータ」「押下」など独特な言い回しがあって面白いですね。 「日本語の乱れ」じゃないですけど、ITで使われる言葉がそれ以外の分野に波及していくかも? ありがとうございます。