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窒素なのに硝酸?

化学の名前の由来についての質問です。 硫酸の化学式はH2SO4ですよね。 化学式にSの硫黄があるから「硫」酸ですよね。 同じように炭酸の化学式はH2CO3ですよね。 化学式にCの炭素があるから「炭」酸ですよね。 じゃあなんで硝酸の化学式はHNO3で Nの窒素があるのに「硝」酸なのでしょう? 窒酸とか、またはNが硝素とかではないのはなんででしょうか? 教えてください。

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  • Mr_Holland
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回答No.1

 想像で恐縮ですが、当初は、硝酸を構成する元素の1つと窒素が同じ元素だと言うことが分からず、その時の呼び名がそのまま現在にも通用しているからではないかと考えています。  漢字の「硝」は、元もと天然に入手できる「硝石」のことを意味しています。そして、硝酸は、硝石と明礬(または緑礬)と化合して得ていましたので、「硝」の字が使われたのだと思います。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A1%9D%E7%9F%B3 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A1%9D%E9%85%B8#.E6.AD.B4.E5.8F.B2  一方、窒素は、実験によってその性質を調べているときに生物を窒息させることから「窒」という漢字が用いられたのだと思います。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AA%92%E7%B4%A0#.E6.AD.B4.E5.8F.B2  その後、硝酸には窒素が含まれていることが分かったのでしょうが、既にそれぞれの呼び名が定着していたので、硫酸や炭酸などの他の酸との呼び方から外れたまま残っているのだろうと思います。

jamsss
質問者

お礼

想像とは思えぬ説得力です。感服いたしました。ありがとうございます。 やはりドンピシャの答えというのはないんですかねぇ? もう少し他の方の意見を待ってみます。 丁寧にリンクまで張って頂き感謝感激です。

その他の回答 (1)

  • 101325
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回答No.2

#1さんの回答でだいたい合ってると思います。 既にそれぞれの呼び名が定着していたかどうかは、少し微妙なところで、国によっては、窒酸と言ったり、硝素と言ったりするところもあるみたいですね。英語の nitrogen を直訳すると、硝素になります。 「硝酸」派 硝酸(日) Salpetersa"ure(独) salpeterzuur(蘭) acide nitrique(仏) nitric acid(英) 「窒酸」派 acide azotique(仏) азотная кислота(露) 「窒素」派 窒素(日) Stickstoff(独) stikstof(蘭) azote(仏、ふつうはこっち) азот(露) 「硝素」派 nitroge`ne(仏、あまり使わないと思う) nitrogen(英) 日本語の硝酸と窒素は、オランダ語かドイツ語に由来してるみたいですね。

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