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工業簿記 2級 仕損の会計処理

仕損費と仕損品の違いがいまいちわかりません。 仕損品→資産 仕損費→費用 でしょうか? 消耗品と消耗品費のような関係でしょうか? また仕損の問題においての原価計算表では 仕損費の合計欄が必ず0円になります。 これは偶然でしょうか? 何か理由があるのでしょうか? よろしくお願いします。

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回答No.1

こんにちは 仕損とは、製造過程において加工に失敗して傷、破損や動作不良など によって、品質基準に合格しなかった不合格品の発生のことで、その 不合格品を仕損品といいます。 仕損品は価値がどのくらいあるかを合理的に見積もり、その評価額を 仕損品原価から差し引いたものが仕損費となります。 仕損費 = 仕損品原価 - 仕損品評価額 また、仕損品は補修すれば回復できるものと、補修をしても回復でき ないものに大別されます。 <補修をすれば回復できる場合> 補修のための製造原価を仕損費とします。 <補修をしても回復できない場合> 全部が仕損となった場合は、その製造原価を仕損費とします。 (例:製造指図書10個中10個全て) 一部が仕損となった場合は、代替品の製造原価を仕損費とします。 (例:製造指図書10個中1個なら1個分) さらに、その仕損の発生が製造過程において正常な場合は原価に算入 します。 異常であれば仕損損失として処理し原価から除外します。 原価性のある仕損費は、仕掛品に戻されます。 従って原価性のある場合には0になります。 また、上記でのべたように原価性のないものは仕損損失として処理 します。 注:私の学んだテキストでは仕損損失でした。 勘定科目はこれを   必ず使用しなければいけないというものではないので、意味さえ   押さえておけば仕損費でもよいのかも知れません。   問題に従ってください。 なので原価性がある場合、仕損費勘定を使わずに仕掛品で処理する 場合もあります。 例1 原価計算書(A商品 数量 10個)     製造指図書#1 直接材料費 2,000 直接労務費 3,000 製造間接費 5,000   合計  10,000  上記について1個の仕損品が発生した。 回復は不可能で、この仕損品の評価額は500である。 また、この仕損は正常範囲内の発生である。 10,000/10 = @1,000 仕訳 : 仕損品 500 /仕掛品 500 ※仕損費500は正常範囲であるため、仕掛品にそのまま残す。 異常な場合 仕訳 : 仕損品 500 /仕掛品 1,000      仕損損失500       合計 1,000        1,000 例2 原価計算書(B商品 数量 5個)     製造指図書#2 直接材料費  5,000 直接労務費 10,000 製造間接費 15,000   合計  30,000  上記について1個の仕損品が発生した。 回復可能で、次の補修製造指図書#2-1を発行して作業を行った。 また、この仕損は正常範囲内の発生である。   補修製造指図書#2-1 直接材料費 1,000 直接労務費 1,000 製造間接費 1,000   合計  3,000 仕訳 : 仕掛品 3,000 /材料   1,000                 賃金給料 1,000                 製造間接費1,000       合計 3,000          3,000      仕掛品 3,000(製造指図書#2)/仕掛品 3,000(補修製造指図書#2-1) ※仕掛品を仕損費にした場合は、最後に仕掛品に振り替える。      仕掛品 3,000(製造指図書#2)/仕損費 3,000(補修製造指図書#2-1) こんな感じでよろしいでしょうか? 何かあれば補足してください。 では^^

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質問者

お礼

大変参考になりました!!!! ご回答ありがとうございます。