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工事測量の水準測量について
60歳の建設関連業(地質調査業)の技術者です。 公共事業の減少に伴って、最近土木建設業に就職しました。 水準測量をすることが多いです。 水準測量で、あるKBMから出発し、多くの地点の高さの観測を実施します。 この際、精度を上げるには、水準測量の観測を戻り作業にて、再度観測し、最後に出発点のKBMを観測して終了した方が良い。と言われます。 この場合、原則として同一地点のデータが2通り発生します。 また、最後に観測したKBMの値の誤差はどの様に処理すればよいのでしょうか? 詳しい方、ご指導願います。
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お疲れさまです。 失礼ですがその年齢で再就職うらやましいです。 さて、水準測量(KBM設置測量)についてですが、 出発点(標高を持っているKBM)から、多くの地点にKBMもしくは丁張のところの標高を求め、到達点(取付け点)が無いので出発点にもどって、往復観測を行うでよろしいでしょうか? 上記の方法なら、 通常、出発点→到達点(出発点)の場合、出発点と到達点の標高は同じなので、比高差は0mmになります。しかし、観測誤差が出て数mmの比高差が発生します。 その場合、往復観測ごとに誤差配分してやります。 誤差配分は、TP(レベルを移動した点)ごとに配分します。 誤差÷全体の距離×出発点からTP点までの距離=補正値 各補正値をTPした箇所の後視値にプラスかマイナスして補正を行います。 たとえば、 出発点→到達点まで、3mmの誤差、総距離が500m、TPが中間で1回、出発点からTPまでの距離300mの場合。 出発点からTPまでの補正量は2mm TPから到達点までの補正量は1mm 2mm+1mmで補正量は比高差の3mmになります。 それで、出発点→到達点(出発点)までの比高差は0mmになります。 その作業を各往復観測で行います。 次に各往復観測で同一点の標高が2種類ありますが、補正後に2種類の標高の平均値がその地点の標高になります。 往復で計算した標高の差が大きい場合は、再度その地点で観測します。 こんなんで分かりますかね?乱雑ですいません
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- ozunu
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既知標高点が一点で単路線という前提で。 >最後に観測したKBMの値の誤差 これが、水準路線終点側の新設KBMで有るなら、そのKBMまでの往復の比高を平均して標高を決定すれば良いだけです。 あとは両端のKBMを既知点として、往復の観測値に適切な補正量を加味して中間点の標高を決定するだけです。 ちなみに、往復観測をするのは、二回測定した方が精度が上がるというのもありますが、読取ミスや観測ポイントの間違いなどの、ヒューマンエラーを発見するという意味合いが大きいです。