お疲れさまです。
失礼ですがその年齢で再就職うらやましいです。
さて、水準測量(KBM設置測量)についてですが、
出発点(標高を持っているKBM)から、多くの地点にKBMもしくは丁張のところの標高を求め、到達点(取付け点)が無いので出発点にもどって、往復観測を行うでよろしいでしょうか?
上記の方法なら、
通常、出発点→到達点(出発点)の場合、出発点と到達点の標高は同じなので、比高差は0mmになります。しかし、観測誤差が出て数mmの比高差が発生します。
その場合、往復観測ごとに誤差配分してやります。
誤差配分は、TP(レベルを移動した点)ごとに配分します。
誤差÷全体の距離×出発点からTP点までの距離=補正値
各補正値をTPした箇所の後視値にプラスかマイナスして補正を行います。
たとえば、
出発点→到達点まで、3mmの誤差、総距離が500m、TPが中間で1回、出発点からTPまでの距離300mの場合。
出発点からTPまでの補正量は2mm
TPから到達点までの補正量は1mm
2mm+1mmで補正量は比高差の3mmになります。
それで、出発点→到達点(出発点)までの比高差は0mmになります。
その作業を各往復観測で行います。
次に各往復観測で同一点の標高が2種類ありますが、補正後に2種類の標高の平均値がその地点の標高になります。
往復で計算した標高の差が大きい場合は、再度その地点で観測します。
こんなんで分かりますかね?乱雑ですいません