- ベストアンサー
夏が終わりそうになったときの蟻の行動
蟻はいつ見てもいかにも勤勉に見えますが、夏の終わりころ少し涼しい時には特にせわしなく活動しているように見えるのですが、これはあまり根拠がないことでしょうか。蟻は冬の到来を予知できるのかもしれないなどと想像したのですが…
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
蟻は俳句では夏の季語になっておりますが、ご質問のように確かに最近のアリさんは秋の方が活動が活発のように思います。これは一般のアリの活動温度域の上限が35℃だからです。一般のアリは開けた場所を好みますから、夏期の地表温度はすぐに35℃を超えてしまいます。ですから昼は行動せずに晴れていて涼しい朝と夕方、また、クロオオアリは夏期には夜行性に行動が変化します。秋が近づき涼しくなりまして地表温度が30℃を超えなくなりますと昼も活発に行動するようになりますから、アリの行動が目立つようになります。ご質問の疑問は全くその通りなわけです。これも地球温暖化が原因かもしれませんね。
お礼
丁寧にご説明いただき、すべてよく納得できました。早速のご教示ありがとうございました。