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曜日の語源
日曜日は英語でSunday、月曜日はMondayで、それぞれ太陽(sun)、月(moon)と関係していますよね。でも、火曜日から土曜日までは、ぜんぜん関係ないようなんですが、 語源の意味を教えてください。お願いします。
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ヨーロッパの各言語における曜日の言い方はいくつかの古代文化に語源があります。また宗教的背景が存在する場合もあります。英語は、古代チュートン語の影響を受けており、その成立過程で北欧の神話に語源をもつものが多いようです。 わかっているだけでもローマ帝国成立以後、ヨーロッパ北部のゲルマン民族は波状にラテンヨーロッパ各地に侵攻します。そのゲルマン民族に伝わる開闢神話の中にいくつかの英語の曜日名の語源を見ることができます。 Sunday 「太陽の日」という言い方はイギリスなどプロテスタント国や北欧、東欧に多いようです。余談ですがカトリック系だと「主の日」、イスラム圏だと「第一の日」の意味を持つ言葉が語源となることが多いようです。 Monday 英語でもフランス語でも「月の日」。 以下順不同ですが、 Wednesday 北欧神話のヒーローであるオーディンに由来するといわれます。ゲルマンの開闢神話では、天地の初めには虚無がありその南北に灼熱と極寒の地があったそうです。その寒気と熱風からユミルという巨人が生まれ、これを倒したのがオーディンら三兄弟神でした。オーディンの音が微妙に転じてWednesdayとなったそうです。 Thursday オーディンはたくさんの子をなし、その中に怪力の戦争の神トールがいました。トールは巨人と戦い人間を守る正義の神という位置付けのようです。そのトールの日が木曜日の語源となりました。TV版スターゲートにも戦神トールが登場してましたね。 Tuesday オーディンの子の一人にチュールがいます。チュールもまた勇敢な善神とされ、火曜日の語源になったとのことです。 Friday オーディンの妃フリッグは愛の女神で、金曜日Fridayの呼び名はこの女神にちなみます。 Saturday 同じゲルマン神話圏であるオランダ語でもそうですが、なぜか土曜日だけはローマ神話に登場するサトゥルヌスが語源となっています。サトゥルヌスはローマの穀物神であり、更にその名の由来は「種をまく」の意だそうです。土星の英語名サターンもこの神が由来です。 ほかにも英語の東西南北を表す各単語も北欧神話にその語源が見られます。また面白い事に、英語と同じような過程で成立したドイツ語の曜日を表す各単語はMitwoch(週の真ん中の日:水曜日)のように英語とはまったく別の言い方をするものもあります。 英語以外では序数詞で曜日の言い方をする文化もあります。イスラムや中国、ポーランド語などがそれにあたります。日本語ではどうかというと江戸時代には決まった休日という概念がなく明治になってから西洋風の週の概念が定着したようです。これに関しては下記の質問が参考になるはずです。 http://www.okweb.ne.jp/kotaeru.php3?q=331493 (参考:佐藤幸治「文化としての暦」創言社)
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- shoyosi
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日本語の日月火水木金土は中国の五行説(世の中はすべて木火土金水から成り立っているという考え)に日と月とを加えたものです。明治以前にも、マイナーな七曜というものがありましたが暦により名称や順序が違っていました(日本では普通日月木火土金水)。明治になって、キリスト教と一緒に西洋から現在の七曜が伝わり、従来の七曜と訣別する意味から順序を換え、曜日を後につけました。中国では七曜の伝統はほとんどなくなっていましたので、新奇なものとして、新しく日曜日を礼拝日、月曜日を礼拝一、以後礼拝六までとしました。現在では礼拝の代わりに星期がよく使われています。朝鮮半島には日本の曜日がそのまま伝えられ現在に至っています。下のHPもこの問題について、かなり詳しく書かれています。
お礼
ありがとうございました。
- taknt
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- Hageoyadi
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古代ギリシアにおきましては、それぞれの都市国家が独自の暦を使っており・・・詳しくは参考URLへ。
お礼
ありがとうございました。
お礼
ものすごくご丁寧なお返事ありがとうございました。