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犯罪の本質についての二つの説→客観主義(古典学派)と主観主義(近代学派)と

犯罪の本質についての二つの説→客観主義(古典学派)と主観主義(近代学派)と 違法性の実質についての説→結果無価値と行為無価値はどういう関係にありますか? 行為無価値論者は客観主義を基本としつつ主観主観を取り入れようとしている、とありますから。 単純に考えれば、 主観主義は行動より悪い性格が犯罪であるとし、 行為無価値は、違法性判断は行為態様をみる、としますから なんとなく関連ありそうですが

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回答No.1

私も勉強を開始した当初は,混同しがちでした。 結論から言えば,主観主義と行為無価値関係とは有りません。 むしろ逆で,あくまで,客観主義の範囲内で主観を考慮するものです。 主観主義は,特別予防を目的とする教育刑論,主観的違法性論につながり,共犯独立性説と親和性を有する考え方ですが,判例の考え方ではなく,予防拘束容認にもつながる危険な考え方として,支持する学者もほとんどおりません。 一方,行為無価値は,あくまで応報刑を基本とする客観主義の下で,客観的違法性論をとりつつ,「社会倫理規範に違反する」ことを客観的な違法性ととらえるものです。 共犯従属性説と親和性があります。 判例の考え方であり,かつ,日本の刑法学者の主流の考え方です。 ただし,日本の行為無価値は,「社会倫理規範に反する法益侵害」と,結果無価値をも考慮しております。

intere
質問者

お礼

わかりやすいご回答ありがとうございました。