• ベストアンサー

外国語を学ぶ人の気持ち

大学やカルチャースクールで外国語を教えています。 カルチャースクールでは、入門・初級クラスのほか 中級クラスというのがあります。 旅行会話やお天気の話題などのレベルは越えた人たち対象です。 困っているのは、話すのが苦手・・という生徒さんが多いこと。 レベル的な問題ではなく、 多分日本語でも人との突っ込んだ会話をするのがイヤなんだと 思われる人が、何人かかならずいます。 ご趣味や興味ある話題を振って、 それについていろいろ話させようとするのですが、 ありきたりな回答をポツリと答えるばかり。 さらに私があえて質問すると、不機嫌になって 「ま、いいじゃないですか」と打ち切ったり いきなり日本語で解説を始めたりする。 例えば、スポーツ観戦のお好きな方に、 そのスポーツの醍醐味や好きな選手のプレー上の特徴などを 聞こうとするとこうなります。 日本語での解説を聞きたいほど、私自身がそのテーマに興味あるのではなく あくまでも語学練習のためのドリルとしての話題なので ぜひ、学習言語で話してもらいたいんですが。 話すのは嫌なのかと、新聞記事を読むような授業にすると 読解や文法ドリルなどではなく「会話を学びたい」と クレームかつきます。 ロールプレイなら話しやすいかと考え、 人物設定カードを手渡してその設定内での 複雑なホテル会話やレストラン会話、商品クレーム会話などを 展開したこともあります。 が、無口なシャイな人ほど、 人物設定なんて面倒なことはよくわからない・・ 自分なら商品に文句など言わない、と この方法にも不満のようです。 人に伝えたいことがたくさんあるから、会話を学ぶ、 話すのは苦手だけど静かに文学を読みたいから読解を喜ぶ、 旅行会話を学びたいから進級せずに万年初級にいる、 こういう方々も多くいて、 これなら教師としてもわかりやすいのですが。 会話を学びたい、しかし話すのは嫌い、 という無口なシャイな中級学習者の気持ちや希望は どんなところにあるのでしょうか。 教えていただけませんか。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#122289
noname#122289
回答No.7

母国語を話すときの人格が「無口でシャイ」だからこそ外国語を習って出直したい、という気持ちで教室に来ている人が少なからずいらっしゃると思います。 日常の会話というものは本当に話す必要があって話している内容というのはわずかで、一日のかなりの部分を他の人との間に親密さや距離感などを築いたり確認したりするための言葉掛けに費やしているのではないでしょうか。小鳥のさえずりやサルの毛づくろいのような会話ですよね。 身近な人に本当に伝えたいのは、「僕は君に敵意はもってないよ。無視するつもりは無いよ。」というメッセージです。話す内容が必要なのではなくとにかく沈黙して気まずい雰囲気なることだけは避けるために会話を続けるのです。 >スポーツ観戦のお好きな方に、そのスポーツの醍醐味や好きな選手のプレー上の特徴などを聞こうとすると >... 不機嫌になって「ま、いいじゃないですか」 日本語で暮らしていてもこれでは会話が続きませんよね。この種の人は穏やかな会話を成立させ続けるのが苦手、というか軽蔑さえしています。会話=ディベートだと思い違いしている。議論や説得がより高級だと勘違いしているのでしょうね。 無口な生徒さんに「外国語でなら話し上手な自分」に生まれ変わりたい気持ちがあるのなら、その実現に向けた課題を設定すればよいのではありませんか。英語を話すときだって素のままの「無口でシャイ」でよいというのなら、教室では通用しないことをわかってもらうべきです。赤点つけて落とすとか (笑) 「話すことがない」ときに何を話せばよいか。これを身に付けることこそが「初級以上上級未満」の人の目標だ、と宣言してしまっても良いでしょう。 例: 朝、エレベーターの前で同僚(同級生)に会いました。5分間沈黙しないで会話し続けなさい。 「おはよう。」「あ、おはよう。はやいじゃん。」「なんか、道空いててさあ。まだ某大手が夏休みだし。おっまた○○茶じゃないの。」「はまってんの。」「レジ袋貰わない人なんだ。CMよくやってるけど売ってんの見たことないや。どこ?」「ロ○ソン。朝行くとあるよ。」「そう。」「昼飯遅いみたいだね?ここんとこ。」「まあね。」 …日本語だとこんなところ。 例は映画やドラマなどからひろえば簡単に集まるはず。

chako3chako
質問者

お礼

>日本語で暮らしていてもこれでは会話が続きませんよね。 そうなんですよ。 休み時間や懇親会などの場で日本語で団欒している時を見ても、 あんまり話していないです。 ただ、人の話をぼーっと聞いている。 質問されると、当たり障りのない返事を一言二言、そして沈黙・・。 それをそのまま学習言語でもやっているんですね。 >例は映画やドラマなどからひろえば なるほど。 映画やドラマのワンシーンを提示して、 その後の会話を続けてみるっていうタスクはいいかもしれませんね。 試してみる価値はあるかも。 参考になりました。ありがとうございました。

その他の回答 (16)

  • IXTYS
  • ベストアンサー率30% (965/3197)
回答No.17

私も#16の方に賛成。  さらに付け加えれば、あなたが日本人だから。 (嫉妬から) 特に日本人に恥を掻きたくないが多い。 恥掻きたくないからお帰りと言いたい所ですが、それをいっちゃあ『寅さんですもんね』 私は英語を教える時には絶対に日本語を使わない。 わが子に対しても。 すべて、英語で。 答えも英語で。 徹底しています。  英語で考えるべきであるを追求しています。 そう考えるに至った経緯はこうです。 スペイン語を習いました。 外人ですから、授業中日本語は一切なし。 宿題が出ました。 今日習った単語をあなたの手作りの辞書に書き加えなさい。 スペイン語で。  Primavera; temperatura muy moderato asta marso a mayoといった具合。 スペイン語の判る人が見たら、必ず笑い出す程度。 これを次の時間に提出すると先生が朱筆を入れて直し、誉めてくれた。 これだと思いました。 絶対に日本語を使わない。 それがスペイン語だろうと、イタリア語、ハングル、中国語、タイ語。 何だって同じ。  質問者さん、今度は全部英語で授業をやってご覧になっては如何? 生徒には受けること請け合い。 ちょっとは嫉妬から嫌味も出るでしょうが。 気にしない気にしない。  

chako3chako
質問者

お礼

教えているのは英語ではないのですが、 その学習言語だけで授業するのは スクール経営者から難色を示されております。 日本人が教えるクラスのよさを出したいらしいです。 また、生徒さんの中には ネイティブクラスをわざわざやめて私のクラスに移ってきた方もおり、 やはり時々は日本語での説明も加えてくれと言われています。 しかしもちろん、クラスの7.8割は学習言語を話しています。 悩んでいるのは中級クラスなので かなりできる方たちばかり。 日本語はなくても進められるレベルです。 「恥」の概念については、考えさせられます。 いろいろありがとうございました。 工夫をかさねます。 悩んだ末に教材集めをしてみようと思い立ち、 ちょいと現地へ行っておりました。 留守にしていて御礼が遅れました。 ありがとうございました。

noname#68430
noname#68430
回答No.16

間違えてはいけない、恥掻きたくないの思いだけでしょう。 聞いた言葉を日本語に頭の中で直して、それに対する日本語の回答を頭の中で考えて、それを外国語に翻訳して、単語はこれでいいか、文法に間違いがないか、アクセントとイントネイションはどうなるか、、、、猛烈な時間がかかるので無口になるだけです。 イギリス英語と60年ほど付き合いがありますが、それでも旅行して完全に頭の中が英語に切り替わるまで3,4日必要です。 英語はこのように聞こえる、このように喋ると言う雰囲気や状況が掴めるようにする事が重要なのですが、普段日本語の中に暮らしていて1,2時間程度英語学校で授業に出ても絶対英語を喋れるようにはなりません。 日本語の文章の中に英単語だけを挟んだルー大柴調や酷い発音やアクセントのカタカナ英語を挟むテレビ調が「カッコイイ!」と持て囃される今日この頃です。 毎日新聞のWaiWaiのぶざまさは噴飯物ですが、単語では理解しても文章になると理解し様としないどころか読もうともしないいい例でしょう。 敗戦から1950年代にかけての短波放送全盛時代には英語放送を貪るように聞きました、今は短波放送は中国語と朝鮮語だらけなので、殆どインターネットラジオで英語放送を聞いています。 会話を学びたいと言う方々には完全に英語だけの世界に入ってもらうしか方法はありませんし、そのように指導されるのがいいと思います。 先日も掲示板で英会話学びたいけどと言う相談があったのですが、先ず英語ってどう聞こえる、どう話してるという所から入ってくださいと言っておきました。 一つでも聞こえた単語があったらスペルを考えて辞書を引いて意味を把握してください、それの積み重ねですと、、、、 英語は単語のみでアクセントが決まっていますが、アクセントが違うと全く通じないのをいやっと言うほど体験してます。 カタカナ英語のとんでもないアクセント、例えば「ランキング」「モニター」「フィルター」「スライダー」などなど何で語尾上げになるのでしょう? 野球の「ベース」と料理の「ベース」でどうしてアクセントが違うのですか? 「ダイナミック」はたしかアクセントが「ナ」の所にあるはずですが、誰が「ダ」の所にアクセントを入れ始めたのでしょうか? カタカナ英語やカタカナ外来語を追放したいです。 あの大NHKでも「A」は「エイ」でなくて「エー」、「K」は「ケイ」でなくて「ケー」だと言い張ってますから程度が知れてます、「W」が「ダブル」って何語?と聞いたら「日本語!」と言う返事が返ってくる始末、日本語50音の中のどこにあるの?って聞きたいです。 この手の話を始めると止まりませんのでこれにて失礼します。 このIDそのままで掲示板(南太平洋)に出ておりますので何かありましたらカキコをお願いします。 追記: 「ユーね」「ミーね」と言った調子のいわゆる「パンパン英語」でも意思の疎通会話は十分出来ます。 難しい英語の学術書を辞書なしで平気で読む、英語の論文を作る大学の先生が話すとなるとまるでダメ、間違えたら沽券にかかわる訳です。 全部日本語に翻訳して読んでいるので、英語の発音やアクセント、抑揚は全く関係ないし、知る必要も無いのです。 耳から入った外国語ではなく眼から入った外国語を自分流に発音するから、英語の「ultra」が「アルトラ」でなくドイツ語読みの「ウルトラ」になったり、いまだに「J」を「ゼイ」と読む人もいますし、「ジェ」と「ゼ」や「シェ」と「セ」の区別がつかない人が沢山います。 「genral」がいつまでたっても「ゼネラル」ですし「Los Angeles」が「ロサンゼルス」はいい例です。 北京オリンピックで男子マラソンで優勝した「ワンジル」は日本で駅伝に出ていた時は「ワンギリ」でしたが急に英語読み、それならば英語圏の南アフリカの「Johannesburg」はいつになったら英語読みの「ジョハネスバーグ」になるのでしょう? 「report」が「リポート」になったのですから確りしてくれって言いたいです。

chako3chako
質問者

補足

わたしは日本語音声学の専門家でもあるので、 大変おもしろい回答を寄せてくださり、 ありがとうございました。 >「ランキング」「モニター」「フィルター」「スライダー」などなど >何で語尾上げになるのでしょう? >野球の「ベース」と料理の「ベース」で >どうしてアクセントが違うのですか? >「ダイナミック」はたしかアクセントが「ナ」の所にあるはずですが、 >誰が「ダ」の所にアクセントを入れ始めたのでしょうか? これは、英語が強弱アクセントを有す言語なのに対し、 日本語が高低アクセントを有す言語なので そもそも音の置き換えが困難だからです。 また、専門語化すると日本語音声は平板化する傾向にあるので 同じ「ベース」でもアクセントが変わってくるのです。 「パンツ」「ギター」などが 年配者と若い人でアクセントが違うのもこの理由です。 テーマはずれましたが、 おもしろいコメントをありがとうございました。

  • iliilias
  • ベストアンサー率27% (17/61)
回答No.15

カルチャースクールは単なる社交場ですから、本気で上達したい人は来ないのではないでしょうか。 以前、ドイツ語講座の最終日のみ受講したことがあります。ドイツ語が急遽必要になり、最速で生のドイツ語を聴ける場所がそこしかなかったからです。 そのカルチャースクールは出席率がよく、受講生は3ヵ月以上もドイツ語講座に通っていた人達です。でも、その実力は・・・ 一番驚いたのは、受講生のひとりが『まあ、私達別に海外へ行くわけじゃないしね』と言い捨てたことです。じゃあ、なんでドイツ語3ヵ月も習ってんの?って思いましたよ! 結論。カルチャースクールはあくまでもカルチャースクール。お年寄りの社交場です。講師が社交場の邪魔をしてはいけません。 本気の人はもっとちゃんとした機関で学びます。私は、その後現地の語学学校へ行きましたから。

chako3chako
質問者

お礼

そうですね、社交場ですね。 ただ、地方都市には 英語ならともかく 他言語を学べる語学学校がそろっているわけではないので、 割と本気の人もカルチャースクールに来ます。 社会人や子持ちの主婦、高校生などは 語学学校のある大都市に通うこともむずかしいし、 とりあえず居住地のカルチャーで 細々とはじめるしかないでしょう。 カルチャースクールでの学びを基礎に 留学を果たした方もいます。 もちろんそういう方は、授業の取り組みも真剣ですし、 私がこのたび悩んでいるようなこと起きません。 通っては来ている、しかし教室活動に消極的だ、という方は、 そうですね、「社交」として来ているのですね。 悩み過ぎないようにします。 留守をしていて御礼が遅れました。 ありがとうございました。

  • wawa37
  • ベストアンサー率45% (137/299)
回答No.14

『例えば、スポーツ観戦のお好きな方に、そのスポーツの醍醐味や好きな選手のプレー上の特徴などを聞こうとするとこうなります。日本語での解説を聞きたいほど、私自身がそのテーマに興味あるのではなく、あくまでも語学練習のためのドリルとしての話題なのでぜひ、学習言語で話してもらいたいんですが。』 私も興味も無い人に話をしようとは思いません。スポーツ観戦が好きな生徒さんがいると分っているのなら、少しでも情報を仕入れてから会話に持ち込んでは如何でしょうか。 『スポーツの醍醐味や好きな選手のプレー上の特徴などを聞こうとするとこうなります。』 これでは漠然としていて答え辛いです。もっと生徒に寄り添って欲しいです。 「昨日の○○の試合を見たけど、あそこの場面は感激しました。」 とあなたが言えば 「そうそう、あの選手はああいう場面に力を発揮するんだよ。」 と会話が成立するでは有りませんか。 「あのスポーツはああいう場面があるから面白いのですよね。」 「いや、私は××するところが好きなのですよ。」 もっと生徒さんの興味のある物にあなたも興味を持って望めば良いのではないでしょうか。意見が一致する必要はないと思います。 会話の授業は教師が生徒以上に話すつもりで良いと思います。もちろん生徒さんが積極的に話すのであれば聞き上手になって上げて下さい。 生徒を記者に見立てて、あなたがインタビューを受けるのも良いと思います。生徒にばかり話しを聞くのではなく、あなたが話を聞かれる立場になって会話を進めていけば、案外生徒さんが聞きたいことは沢山あるのではないでしょうか。 人の会話を聞いているだけで楽しいと思えることも有ります。質問をされて直ぐには答えられなくても、人の話を聞いているうちに話すことが見つかることもあります。私が会話の授業に出てつまらなかったのは、話をさせてもらえなかったことです。余り話しの得意でない人ばかりを指名していませんか?或いは得意な人ばかりを指名していませんか? 反応の速度は人それぞれです。すぐに反応できない人は後に回して上げるとか工夫をして欲しいです。ただ指名を受けた人が黙り込んで時間を浪費することの無いよう、直ぐに答えられない時は「後で話します」とか「もう少し考えさせて下さい」と言える雰囲気を作ることも大切だと思います。 本人が話さなくても人の話を聞いていても勉強にはなります。「会話=話す」のみでなく「会話=聞く」も認めて上げて下さい。 以上、私が会話の授業に出て感じたことです。

chako3chako
質問者

お礼

しばらく留守にしていたので御礼がおそくなりました。 生徒さんの興味ある話題について 教師側もすこしは情報を入れておく・・・というご意見は正論ですね。 努力はしているのですが「おいつかない」現状があります。 生徒さんの数だけ興味分野の数があり、 私には想像も付かない世界にはまっている方もいるもので・・。 >私が会話の授業に出てつまらなかったのは、 >話をさせてもらえなかったことです そのとおりだと思います。 生徒さんに話させてこそ会話授業であり、 話したいことがあるから会話を学ぶのだろうと 私は思っているのです。 だとすると、 >会話の授業は教師が生徒以上に話すつもりで良いと思います。 ・・というご意見は矛盾しませんかね? 学習者の発話率を高めるように (つまり教師の発話率は低く抑えるように) 現地大学の教授法クラスで学び、心がけているのですが。 いろいろなご意見をありがとうございました。 参考になりました。

noname#96295
noname#96295
回答No.13

年代、職業、多忙、ヒマ人、さまざまな方を相手に、企業やら学校やら社長宅やらマダム宅やらで教えたことがありますが、 いわゆる初級を終えたという方々がいちばん厚い壁に当たっていましたね。 語学を教える以上に、その地の文化や国民性をよく覚えてもらった記憶があります。 お喋りのメンタリティや思考法を学習してもらうのですね。 定義づけを問うてみたり。 パンとは何? 戦争とは何? パラシュートとは何? 日本人らしいクダクダしい説明ではなく、非常にシンプルかつ不完全な回答が望ましいですね。 愚直な答えでも、ユーモアで返しても、何でもいいのですが、 その場にいる人々全員がすばやく共有できる思考であることが大事なわけです。 すべてを言おうとするのではなく、相手に10のうち9をゆずるつもりで、1つ納得させる。 食べ物、主食です。そうだね。 サンドウィッチの具でない方です。それもそうだね。 キリストの肉です。それは特殊な問題ですね。 小麦粉を水でこねて焼いたものです。何のために? 、、、まあ、ヨーロッパ言語ですからコミュニケーション力が第一、語彙や説明力は二の次とわたしは考えています。 語彙も説明力も本人の教養がものをいうので、教えられることではないですしね。 サザエさんなどのマンガもよく使いました。お喋り調ですし、ユーモアやオチがありますから。 その場でいろんな訳し方が出ますが、良い訳例を示すことで、個々の方の細かい問題が自習できるでしょう。 できる方とできない方は、それなりに差別しました。これは意図的です。小中学校ではありませんしね。 外国で低く見積もられた日本人であっても喋らなければならないし、 会話が弾むためには、自分の知性や教養度を本気で最大限に示さなければならないのですから。。。 場のみんなの心をつかもうとする意欲を教えることをこころがけた、といったところでしょうかね。 以上参考にはならなかったかもしれませんが。

chako3chako
質問者

お礼

しばらく留守にしていたので御礼が遅くなりました。 >いわゆる初級を終えたという方々が >いちばん厚い壁に当たっていましたね。 そうですね。 私もそれは感じています。 ご意見や経験談、とても参考になりました。 ありがとうございました。

  • multi_pon
  • ベストアンサー率40% (240/589)
回答No.12

No8です。 私は語学ではなくて別の分野ですが非常勤講師をしていた経験があります。 レベルはまちまちで向き不向きもばらばらです。 対象は高校卒業したての人から60代近い人もいました。 次のステップへ行くべく、みんな希望して入学してくるので、こちらとしては みんなやる気十分と思って臨みますが、相手にとってはそういうわけでもないみたいです。 「こんなの何の役に立つかわからない」と言い出す人もいれば、いびいをかいて寝る人もいます。 教える側に魅力がないのだと言ってしまえばそうかもしれません。 でも、私は授業は生徒と教師とで作り上げる共同作品なのだと思っています。 なんでもそうですが基本や無条件に覚えなければならないことは確かに苦痛を伴いますし、 本人がそれをものにしたい、好きだからやり遂げたいと思わなければ結局何をやっても 教師側がどんな工夫をしてもつまらないと感じでしまうでしょう。 カルチャーセンターというのは、専門学校や大学とは違います。 専門学校や大学のように、そこにいるから、そこを出たからハクがつくというわけではありません。 カルチャーセンターは学習意欲の高い人もいれば、定年して家にいて文句を言われるよりは どこかで時間つぶししよう、人に「○○語の教室に行ってるの」と見栄を張ろう、と思っている人もいるでしょう。 それはそれで意味のあるものです。 ここのカテゴリで回答している人たちはみんな語学が好きだからレッスンを2倍も3倍も楽しもうと しますし、コミュニケーションをしようと一生懸命になりますが、 カルチャーセンターでは参加者みんなが強いモチベーションをもって自宅学習をしているわけではなく、 そこまでしてその言語を身につけたいわけでもないのだと思います。 そういう人にいくら工夫をしようとしても、かえって教師側が疲れ果ててしまうだけかもしれません。 声をかけるだけは忘れずにあとは割り切って授業を進めよう、くらいの勢いが必要かもしれませんね。 クラス全員がやる気がないのなら別ですが、クラスの中の数人ということならばそれはそれで おいておいても良いではないですか。それは教師の怠惰ではないと思いますよ。 それから外国語を外国語で考え答えることは当然必要なのですが、日本語で答えられないものは 外国語でも答えられない、まして60代くらいの人であれば当然日本語歴の方が外国語歴に比べて 遥かに長いので、どうしても日本語で考えるクセがついてしまっているでしょう。 ですので、方針はあるかと思いますが、日本語から入っていく、そして両者を比べるというのも アリかなと思うんですね。 また、これは私も経験がありますが、中級以上になると、普段の会話はあまり困らない、 でも自分の専門分野の話や自分の知識レベルの話が外国語で出来るほど上達していない人の場合、 専門分野があまりにも専門過ぎると講師と話が出来ないとか、それ以上つっこんだ話は他の人がいると しずらいとか、相手は自分より若い人だし深い話が出来る対象ではない、と学習者思っていると 話がそこで終わってしまいますね。そういう方は意外とお酒の席とか部下や同僚・友達と一緒だとよく しゃべるのかもしれません。 教師は生徒みんなが上達して欲しい、それが私の仕事だから、って思いますけど、これ以上の努力や苦労を したくない人たちがいるということも受け止めなくてはならないのかなと思います。 お金を払い、時間を割いて参加してくれるだけでも良いことじゃないですか、それでOKって思うことは けして妥協ではないと思いますよ。

chako3chako
質問者

お礼

>カルチャーセンターというのは、専門学校や大学とは違い そうなんですよね。 実に様々な年齢層の、実に様々な状況の人が、 実に様々な理由で通っているんですね。 特別に学びたいわけでもない人たち、確かにいますね。 >割り切って授業を進めよう >それは教師の怠惰ではないと そうですね。 割り切る覚悟みたいなのもきっと必要なんですね。 >そういう方は意外とお酒の席だとよく >しゃべるのかもしれません。 はい、その通りです。 酒席の企画が大好きでいらっしゃる。 でも酒席ではもちろん日本語で話してますから 外国語の勉強にはやはりなっていないのですけれど・・。 すこし割り切って、なんとかやってみます。 ありがとうございました。

noname#125540
noname#125540
回答No.11

No.4です。 そうなんですか。 皆様とのやり取りを拝読しても、かなり大変でいらっしゃるのですね。 英語やスペイン語スクールで中級レベルに留まっている年輩の方々にも出会いましたが、皆さんやる気があるか、楽しそうか、でした。 60代以上の方も。 シャイとか年輩だからとかでなくて、変わった方なのでは・・・・ 良く言えば、個性的というか。 もしも「参加することが目的」なのなら、仕方ないような気がします。 参加することに意義がある。 頑張って参加してもらおうとしても難しいような気も。 気が変わって会話練習にも参加したくなったときは、いつでも入れる雰囲気があるといいと思いますけれど。 こんなことを言ったらいけないのかもしれませんが、「馬を水辺に引いて行くことは出来るが、水を飲ませることは出来ない」という言葉を思い出しました。 他の生徒さんのモチベーションが下がらないといいなと思います。 でも、グループレッスンだからいられるのかもしれませんね?? 個人レッスンやセミプライベートレッスンだとご本人もキツイのでは。 いるだけじゃ済まないですから。 もしかしたら寂しがり屋? No.8の方がおっしゃっている「日本語で武勇伝」も、糸口、きかっけになればいいような気がしますけれど。 先生の方針として好きか嫌いかでなくて、生徒の側がどうか。 そのまま日本語に頼るか、クラスに溶け込むきっかけになるか。 日本語でコミュニケーションが苦手な人は、外国語でも同じだと思います。

chako3chako
質問者

お礼

たびたびありがとうございます。 うーむ、変わった方々なのかもなぁ・・・ 「馬を水辺に引いて行くことは出来るが、水を飲ませることは出来ない」 これは私も頻度に思い出しながら仕事しています。 >糸口、きかっけになればいいような そうですね、私サイドがわりきっちゃって まず日本語で伝えたいことをまとめてもらい それを作文しながらスピーチする方法にしてみるのは わるくないのかもしれませんね。・・ 何度もありがとうございました。 工夫を重ねてみます。

回答No.10

こんにちは。 きっと、外国語だろうが日本語だろうが、「会話」そのものが苦手なんでしょうね。 高齢の日本人、というのならなおさらです。 言葉を覚え始めたばかりの、2、3歳の子どもが、なぜ間違いだらけの日本語でもあれほど話せるか、というと、 いい意味で、「間違えることの怖さを知らない」からですよね。 スポーツでも同じで、例えばスキーなど、5歳児がターンもせず、直滑降ですごい勢いで降りてきたりしますが、 あれも、「怖さを知らない」「怪我をした経験がない」からです。 もちろん性格もあるでしょうが、 人生経験が長い、ということは、その分、「間違えた経験」も多く、恥ずかしいとか、間違えたくない、とか、想像力が働いてしまうのでしょう。 さて、前置きはこれくらいにして、 そういう方には、 「書いてから話す」「状況設定」 これが良いです。 いきなり会話、ではなくて、ワンクッション入れるわけですね。 例えば、「状況説明」と、最初のAさんの会話だけ書いておいて、Bさんの受け答えを考えさせるんです。 例えば、以下の文をプリントにして、クラス全員に書かせます。 状況;服屋さんに買い物に来たAさんと、服屋の店員Bさんの会話です。Aさんは、もっと大きなサイズの服がほしいようですが、実はAさんはとても太っていて、それ以上大きなサイズはありません。 Aさんを傷つけないように、断る店員Bのせりふを考えてください。 Aさん;これ、きついんだけど・・・。 定員B; で、実際に動作化というか、前に2人呼んで、「状況再現」させるんですよ。 ・同僚のAさんに「金を貸してくれ」と言われたときの、お金のないBさんのセリフ、とか。 ・お隣のAさんに「今日、奥さんは?」と言われたときの、実は離婚したばかりのBさんのセリフ、とか。 いろいろな日常の状況を考えてみると楽しいですよ。 もし受け答えが「ダメ」とかの一言で終わってしまったら、「なんで?」など説明を求めるようなAさんの返しを示して、 更にBさんの受け答えを考えさせればいいですし。 慣れてくれば、書かなくても口頭の状況説明だけで受け答えを考えられるようになります。

chako3chako
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 「状況設定」授業はよくやります。 ロールプレイと私は呼んでいますが。 これまた、好き嫌いがはっきりするらしくて、 ノル人はノルんですが、嫌いな人は 「きつい、なんて文句言わずに私だったら黙って違う店で違う品を 探す。こういう設定は困る。」 と言い出し、タスクに参加しない人もいる。 受講生さんって、わがままです。ためいき・・ 参加しない人はしかたないから、しばらくほっといたりします。 また、前の週のうちにそういう状況設定カードを渡しておいて 一週間考えてもらって、 それで翌週に会話する、という手法も試しました。 書いて準備しておきたいシャイな慎重な人には安心できる方法ですが、 会話してみると、その通りには進まないことが多くて  (当たり前です、相手がどう出るかわかんないもん。) そうなるととたんに頓挫して、ちんもく・・・ 「先生、もういいや。こんなのどうでもいいでしょ」です。 人生経験の長さが邪魔してるんでしょうかね・・ 様々なことに縛られちゃって、動けないんですかね。 語学学習にはまったく向いてないタイプだなぁ・・と内心感じつつ、 教師の立場からはそんなことも言えないし、 受講料をお納めいただいている以上 誠実に教えなければなりません。 何を望んでおられるやら・・・。困りました。 ありがとうございました。

noname#76229
noname#76229
回答No.9

おしゃべりな中級外国語学習者です。 親の転勤に伴い渡仏歴数年ですが、文法などは、からきし苦手です(笑)。 私は地道な語学学習の反復練習が大嫌いな反面(つまり怠け者)、 むしろ身ぶり手ぶりのジェスチャーや気の利いたワンポイントフレーズ、俗語などが大好きで、 他の外国語も含めて「ゴリ押し」するのが大好きです。 話して通じると「やった~!」とウキウキするのです。 無口でシャイな中級学習者というのは、中途半端な知識と語学力のために、 更なる向学心、向上心に乏しいか、はたまた飛躍のきっかけがつかめないでいるだけではないでしょうか。 狭いクラスの中では、先生の教える力量にかかわらず、倦怠感を感じているのかもしれません。 そしてその中途半端さゆえに、日本人同士で会話や発音をチェックするのをためらいがちになっているのではないでしょうか。 プライドも多少は関係していると思われます。 ですから、あまり授業に熱心でない中級者であれば、思い切ってネイティヴの講師のディスカッションを 薦めてみてはいかがでしょうか。 日本人でなければ案外「恥のかき捨て」に違和感がないでしょうね。 中級者というのは一番扱いが難しく厄介なのかもしれません。 いっそのことテーマを絞って付加価値をつけてやる気のある生徒だけを募集してみてはいかがでしょうか。 同じ志を持つもの同士、生徒のモチベが高まっていいかもしれません。 それもちょっとマニアックなテーマのものとか(笑) そうすれば気難しい寡黙な中級者も今まで以上に熱心に参加すると思うのですが。 ちなみに私は春まで近所の大学でラテン語の聴講に参加しておりました。 学生時代に知人宅でグレゴリオ聖歌を聞き、その美しさに感動して以来、 たしなみがあれば万事においてさぞ楽しいだろう、スノッブかませるだろう、と思っていました。 ですがいざ挑戦してみるとあまりの面倒くささと孤独な勉強方法に萎えてしまいました。 もしも聴講生の中に、知的で理屈屋で美術や文学等に造詣が深い仲間がいたならば、私も長続きしたかもしれません♪

chako3chako
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 >話して通じると「やった~!」とウキウキ そう、それが語学学習の基本的な喜びだと思うんです。 それを支えるためには、ちょっと面倒な反復練習や文法規則も 我慢してね、というスタンスで教えています。 >中途半端な知識と語学力のために、 >飛躍のきっかけがつかめない >倦怠感 >日本人同士で会話や発音をチェックするのをためらいがち まさにそうなんです! よく話す人からの発話中にわからない単語やフレーズ、話題が出てきても 質問さえしない。 わかった? と私が心配で確認すると 「いや、全然。でももういいです」 って・・ それじゃ何を学びにきてるやら。 コミュニケーションになっていないですよね。 たまに、ご家族はこれについて何て言ってました? と 家族の言動に話題を振ると、 「いや、妻とは話さないので知りません」と日本語で答えてきて、 日頃から会話を楽しまない人なんだな・・と残念です。 コミュニケーション不全。 コミュニケーション不全の人がどうして 外国語の中級「会話」を学びたいのかがわからないんですよね、私。 >ネイティヴの講師 >やる気のある生徒だけを募集 そういう自由は私にはないんです。 私も大手カルチャースクールに歩合制で雇われているだけの 非常勤講師だから。 知人のネイティブを呼んでくるくらい可能ですが その費用をだれが? と言う問題が生じます。 むずかしいです。 ありがとうございました♪

  • multi_pon
  • ベストアンサー率40% (240/589)
回答No.8

こんにちは。 先生業って大変ですよね、お察しします^^ 少しだけシャイな学習者として回答してみたいと思います。 考えられることは 1.英語を習っているんだという雰囲気を味わいたい、もしくは参加することが喜び 2.物事を考え、それを伝えることが面倒くさい、出来ない (1)は教える立場としては困りますが、目的が参加することであるならそのまま放っておくしかないですね。 大学なら当然赤点でいいと思いますし、カルチャースクールなら在籍費用として払ってもらえばいいのではないでしょうか。 (2)は、人にもよりますが物事を深く考えることが面倒な人っているんですよね。何事にも興味を持たず、ただ 漠然と過ごしている人。そういう人は(1)と同じです。 でも、出来ない、という人は外国語学習を通じて訓練すべきで、課題を出して1分間それについて話してもらう。 場合によっては外国人に説明してもらうなどしてみてはいかがでしょう。 私の ご質問を読む限り、学習者さんはシャイというよりは参加することが目的で、それ以外にあまり考えたり しゃべったりしたくないのですね。 恐らく質問者さんは学習者さんよりも年齢が若い方だと思うのですが、そういうのもなんとなく不満だなと 思わせるひとつなのかもしれません。先生をなめている、というんでしょうか。 本当は何かを習うのに年齢差などは関係ないのですけどね^^ 語学って学習者のやる気がしめる割合がすごく大きい分野だから簡単には解決できないかもしれないですが 相手が年長者なら過去のいろいろな経験や武勇伝などを最初に日本語で書いてもらって、訳して、発表会を してみるというはどうでしょうか。

chako3chako
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 1.はぜったいアリだと思います。 ほとんどすべてのカルチャースクール受講生はこれがあると思います。ちょいとマイナーな外国語!ってあたりに 知的な生きがいを感じてるようななおば様たちも少なくないです。 ただ、語学の場合は自宅学習も不可欠なので、 そう甘い世界ではないんですが。 2.もありそうです。私が、ありきたりな回答を逃さずにさらにつっこんだ質問をすると、困り果ててしまうタイプのひとが少なくないです。 深く考えていない。場当たり的な会話でお終いにしたいんですね。 そういうコミュニケーションも否定はしませんが、 少なくとも外国語学習のツールとしての会話では 発展させられないですよね。 それで教師の私が困る、という図式です。 受講生さんは10代から70代と幅広いです。 教師の私は40代後半です。 話したがらない人という人というのは 高齢者に多い傾向はありますが、どんな年齢層にもいます。 ただ、今の日本の「高齢者」ってすごく若々しいので 60代の方でもすごく元気で前向きです。 「おじいさん」「おばあさん」という感じでは全然ない。 最初に日本語で書いて・・という手法は 私は好きになれません。結局は訳の範囲を出られなくて 不自然な外国語文を作ってしまい、全然通じないから。 簡単な例: 私の誕生日は2月3日です。(日本語ではOK)      私は2月3日に誕生日を持っています。      (日本語では不自然だが、私の教える言語ではこれ以外言わない。) 日本語で考えないで、学んだ外国語の構文を使いまわすように 指導しているつもりだし、そのように上達して欲しいんです。 ありがとうございました♪

関連するQ&A