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フォトニック結晶について
フォトニック結晶というのを最近授業で習ったのですが良く分からないので是非教えてください。 フォトニック結晶の構造というのは、例えば粒子一個が一列にならんでいるだけでもいうのでしょうか?それとも、ピラミッドのように積み上げているものだけのことを言うのでしょうか?また、まったく別のもののことをいうのでしょうか? 構造の想像がよくできないので、その辺りも詳しく教えてください!
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電子は結晶の作る場の中で固有の状態を取ります.これは結晶を作る原子によって,電子波の散乱がおこり,これによって一種の定在波が形成されるためと考えればいいでしょう. そこで電子波を電磁波に置き換え,同様の状態を作るように,粒子を適当に結晶状に配列させたものがフォトニック結晶です. しかし,これは粒子を並べるとは限りません.最初のフォトニック結晶は,セラミクスに穴を開けたもので,穴とセラミクス部の誘電率の違いによってマイクロ波を散乱させ,定在波ができるように穴の配列のしかたを計算して作ったものでした. 電波も光も本質は同じです. 誘電率あるいは屈折率 (電磁気学的には相互変換可能) の異なる周期構造を作れれば,電磁波に対して結晶場を生成させることができるのです.
お礼
わざわざ、フォトニック結晶のはじまりから説明していただきありがとうございました! 大変勉強になりました。