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人間は感情の動物?
人間は感情の動物といわれてますよね。 情動、気分、感性感情、情操の言葉を含めて、なぜ人間が感情の動物であると言われるのか教えてください。
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人間が感情の動物と言われる由縁は、 感情が人間の行動の最大の動機となるものだからです。 ※このときの喜怒哀楽の激しい感情を“情動”と言います。 感情は、情動(情緒)、気分、情熱、情操の総称です、 元々は英語で、Feeling=比較的短時間で過ぎて行く感情、 Emotion=心の動きを伴う感情で、主に情動と呼ばれます、 Affection=何かに対する(向かう)感情と分けられています。 感性は、主に美的な感じ方の表現で、この場合の感情とは関係がありません。 多くの場合、喜怒哀楽の感情が直接的に人間を動かしています。 理性ではわかっているつもりで感情を抑えても、 感情は理性よりも強く湧き起こって来ます。 人間は理性でわかっていること、正しいことでも そこに“快”の感情が伴わない限り、続けることが出来ません。 これは、多くのダイエット、禁煙の失敗例が実証していることです。 多くの人は、外界を直接感じて、感情が起こると、感じていますが・・・ 臨床心理(の解釈)では、私達は、外界を直接感じる訳ではありません、 外界(世界)を、解釈(性格や考え方)し、解釈した状況(世界)について、感情が沸き起こります。 人間関係の良好さやトラブルは、大抵の場合この感情によって生じて来るものです。
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人間は言葉の獲得と共に、理性をも獲得しました。 そして、理性とは、理想の状態を語ったり、求めたりが得意です。 この時には、感情は表には出てきません。 所謂、建前と言う部分です。 普段は、理性を元にして話したり、考えたりをしますが、いざ行動をしようとする時には、感情が出やすくなります。 これは辛そうな・・とか、大変そうとか・・です。 過去のであった嫌な思いが出やすいです。 (それ以外にも様々ありますが・・) 所謂、本音の部分です。 で、どちらが優勢かと言えば、感情の部分が通常は優勢となります。 その様な所から、人は感情の動物と言われる様です。 別な見方・・ 初対面の時、一瞬で好きか嫌いかどちらでもないか・・を判断します。 これは、理性ではなく、感情の部分で判断しています。 理性でなら、この人と付き合えば、これこれの事がある・・とか思う事でしょうが、感情は瞬間的に、好きとか嫌いを判断してしまいます。 それが正しいかどうかはまた別の問題ではありますが・・・ で、その時に判断した結果が、余程の事でも無い限り変更される事もありません・・・ つまり、二人の関係をその後支配します。 これも、感情の動物と言われるゆえんです。 では、感情は何故その様な判断をするのか・・ これは難しい問題です。 多くは、過去の記憶(感情への)によります。 太った人が嫌いなら・・過去に太った人に酷い目にあったとか、親などに太った人への悪口を度々聞かされて育ったとか・・・ 同級生などに太った人がいて、その人の言動が自分の感性に合わなかったとか・・ などなど。 (太った人を誹謗しているのではないので・・念のため) また、感情は生命を維持する働きに直接的に関係あります。 敵味方を瞬時に判断しないと命に係わります。 捕食者を味方と判断したりすると命がありません。 これは、捕食者か味方かなどと考えずに、咄嗟の判断が必要です。 その様な判断が出来る様に感情は作られています。 (詳しくは脳の働きなどをお調べください) 人は理性の動物・・と思いたいのですが、行動の規範となる殆どの事は感情に由来しています。 で、感情の動物と言われます。 最後におまけ・・です。 感情と理性を比較すると、感情は低級とどこかで思ったり、その様に教育される事が多いかも知れません。 が、その様な事はありません。 感情を良く知り、不用不急な感情を制御すれば良いだけです。 親子関係とか、他人との距離感とかは、理性では分からないのです。 親子関係・・重さと言ったりもしますが・・などを計れるのは感情があるからなのです。
お礼
ありがとうございました。とても参考になりました。
- au-soleil
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専門に学んだ者ではありません。 自分の考えです。 人間は言葉を駆使し、感情を持ち、道具を操る高等動物だと教えられてきました。確かに。でも感情は他の動物も持っていると思われます。しかし、人間はその己の感情を抑えて理性を以て行動することが出来る。その点で、感情の動物なのでは?と思います。
お礼
ありがとうございました。参考にさせていただきます
お礼
わかりやすい具体例ありがとうございました。とても勉強になりました。