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ナチスから学ぶ
社会学のレポートで、 ホロコースト、ファシズム…。 第二次世界大戦のヨーロッパではヒトラー率いるナチスがユダヤ人の迫害を行っていました。 これを「ただの歴史。」ではなく、ここから我々はなにを学ぶべきだろうか?? って課題があるのですが、難しくてよくわかりません。 みなさんの意見を聞かせてください。 よろしくお願いします
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- SPROCKETER
- ベストアンサー率26% (2129/8002)
ナチスだけでなく、カルト宗教全般が同じですが、失敗した時に自己批判しない宗教絶対主義の恐ろしさを知って置くべきだと思います。 同時に、自分が実現が難しい事業を始めた時に、失敗で失脚したり、暗殺されて死亡するはずだったのが、何度も奇跡的な事件が繰り返されて生き残るという体験が続くと、本人自身が狂信的な自己崇拝に陥って、自分には天命があるのだと信じ込んでしまう例もあります。ヒトラーも、その一人だったのではないでしょうか。 自説を曲げない頑固な人は多いですが、狂信的な執着を続け、失敗しても決して諦めないのはドイツ人もユダヤ人も同じです。狂信的な執着心がナチスによるユダヤ人大量虐殺を生み、その反動が原爆発明に繋がったと言って良いでしょう。 こういう執着心の凝り固まりが妥協を許さない考え方に結び付き、多くの悲劇を生んでいると見るべきです。物事は多面的な視点で解釈し、総合的に判断して、初めて真実がわかるものですが、1つの価値観、1つの視点でしか物事を見ないように洗脳されると、略奪や大量殺戮が正しいと信じ込んでしまう結果になります。 原発事故で原子力に対する価値観が大きく変わった日本も同じです。同じような仮想現実に騙されている例は数え切れないぐらいあるのです。
- tyr134
- ベストアンサー率51% (851/1656)
ナチスというと、ユダヤ人の迫害の話が真っ先にきますけど、それよりも重要なのは民主主義体制から独裁体制が生まれたメカニズムだと個人的には思っています。 ナチスというか、ファシズム体制というのは、民主主義の国家でなければ生まれない政体です。 民主主義→全体主義→独裁体制へと変遷していきます。 ファシズムが生まれるメカニズムを知ることは、民主主義を知ることでもあります。 何故、民主主義がもっとも嫌う独裁体制へと走ってしまうのか? この謎を解き明かすことにチャレンジした本に以下のモノがあります。 もしよければ、一読してみてください。 『自由からの逃走』エーリッヒ・フロム著(東京創元社)
- elegantia
- ベストアンサー率66% (2/3)
ユダヤ人が迫害されるべきだとする考えがドイツで力を持つに到った歴史的背景は何なのかを学び、それに対する自己の判断の姿勢を人が絶えず持っておくことが、同じ迫害を繰り返さないためには必要なのだということを学べばよい。
社会学の授業ということですから、 キーワードは、「近代」でしょう。 有名なのは、デートレーフ・ポイカートの 「ウェーバー近代への診断」や 「ワイマル共和国 古典的近代の危機」 です。基本線として、なぜ、日本・ドイツ・イタリアは、ファシズムに走ったの?という疑問があり(「ドイツ特殊の道」という概念)、 1970年代までは、近代化が展開する上で、 ほかの(ふつうの)国の発展は、正常/ 上記3国の発展は「持たざるもの」の異常な発展と結論づける傾向がありました。ポイカートの提言は、「ナチ的発展は、近代化を目指す全ての国家で、成立する可能性があったのであり、近代的合理化が、弱者切捨ての理論を内包している」ということを内容とする批判でした。 注意すべき点は、この人が、ドイツ共産党党員/社会民主党党員として しられていることでしょう。ですから、基本的に、共産主義批判の一文は、レポートに加えていたほうがよいです。 英語の百科事典を検索 日本語の書評を自分なりに調査してみてください。
お礼
ありがとうございます。 共産主義=社会主義ってことですか??貧富の差をなくそうってことでしょうか?? いろいろしらべてみます。
- dongri5656
- ベストアンサー率8% (8/100)
ホロコーストを悪だとして論じるのも一つの方法・見方で しょう。 しかし、世界はそんなよい子のお勉強にでてくるものばか りでもありません。9.11に見るようなテロは今も世界の どこかに存在します。 彼らがナチスのやり方から学習したこともまたあるのです。 それが両面のある歴史の正しい見方です。彼らからすれば、 ナチスは民族浄化、ユダヤ人皆殺しの方法がまずかったと いうだけにすぎません。 よい子の歴史学習も基本としては大切ですが、世界のさま ざまな人たちや世界のさまざまな思想と議論するときそれ ではあまりにひ弱すぎるのです。それが日本人や日本の教育 に欠けているところです。
お礼
ありがとうございます。 たしかに日本はいい子教育をしすぎですよね。 いろんな考えを持ってもいいはずなのに… こういったこともふまえて、自分の意見をしっかり書いたレポートを作ります!!
- kigurumi
- ベストアンサー率35% (988/2761)
ユダヤ人虐殺につながったのは、キリスト教ができたから。 キリスト教が勢力を得るために、ユダヤ人をスケープゴートにしたてあげ、神殺しの汚名を勝手につけた。 その事によりユダヤ人はどこにいっても神を殺した民族として、忌み嫌われることになった。 ローマ帝国にエルサレムに入ることが許されず、土地を失った彼らは、土地なしで他の民族の住む土地にすまざるを得なかったわけです。 ヒトラーはアーリア人が一番優秀であるとして、土着の民族と、流れ者のユダヤ人を軽蔑していた。 この人種論が、やがて断種政策を生み出すこととなった。 社会が弱体化したため、集団が生き残るために、弱いものを食い殺すってわけです。 そういうわけで、ジプシーやユダヤ人以外、エホバの証人とか障害者を殺していったわけです。 利益を生み出さない邪魔者 生きる価値なし、ゴミとして殺していったわけです。 その思想を健康な人、優先民族だとする人たちは支持した。 どうしてこんなことがなしえたのかというと、一党独裁だったから。 ギリシャ人は民主主義を考え出した国。 1人の独裁者が全てを統治している状況で、その独裁者が悪に傾けば、被支配者は独裁者の顔色をいつもうかがい、独裁者の考えが間違えていると言えなくなるばかりか支持してしまう。 あっという間に地獄と化す社会になるわけです。 ところが、多数者に意見が政治に反映している場合、多数者全員が間違えてしまうってことは、ありえにくく、だから民主主義で多数者に意見を政治に生かせる社会がベターだとされる。 とういわけで、1人の独裁者による支配の危険性を学んだってわけです。 お隣の国だってそうですよね。 1人の独裁者により治安は保たれているが、果たして本当にそれが理想国家か? 独裁者の顔色を政治家も国民も気にして、言うなりになって「しあわせです」と言わされている。 日本は一党独裁じゃなく、常に与党と野党がドンパチやっています。 まだ マシってわけです。 イラク戦争を支持したときは、頭にきましたが。
お礼
ありがとうございます。 民主主義のたいせつさがわかりました。ユダヤ人がキリスト教から嫌われてるって知りませんでした。 ユダヤ教とキリスト教って元は一緒だとおもっていました。
- 莽翁寒岩 一笠一蓑一杖(@krya1998)
- ベストアンサー率20% (605/2887)
民衆、大衆の恐ろしさ。歴史の中での付和雷同の恐ろしさ。 周りの強制、外国への敵愾心による一枚岩の恐怖。 周囲そして歴史の中での風波に翻弄されての行為選択の恐怖。
お礼
ありがとうございます。 時代の流れというか、そういったものもかんけいしたのですね。
- HANANOKEIJ
- ベストアンサー率32% (578/1805)
知ることですね。とにかく、知ること。 参考文献の指示がありましたか?なければ、資料探しから始まります。 岩波新書、平凡社世界大百科事典、ウィキペディアなどを使って、キーワードで検索して、情報を集めましょう。レンタルビデオで第二次世界大戦の記録映画をみるのも、いいでしょう。「シンドラーのリスト」「独裁者」さがせば、たくさんあります。入手可能なビデオの「リスト」をつくること。レポートに資料として、添付できますね。 世界史の本でナチス・ドイツを研究している本をさがしてください。 提出期限と、レポートの枚数(字数)を教えてください。 yukko-o-daさんの「ライフワーク」になるかもしれません。時間があれば、日独伊防共の歴史、日本の15年戦争、朝鮮半島については、35年間の支配についてしらべてください。 暑い夏です。原子爆弾は、即死したひとは、痛みを感じることもなかったでしょう。しかし、時間をかけて殺された人たちの、痛み、苦しみ、悩み、は 想像を絶するものです。きょうは、お盆の中日という地方もあります。死者の霊にお祈りください。
お礼
ありがとうございます。参考文献は「現代社会と人権」って本が指定してあります。 さっそく調べてみます
お礼
ありがとうございます。 私なりに調べたのですが、 迫害した理由は ●「人種問題」…ドイツ国民はアーリア系で、白人は類人猿より進化した高等な人種で、その他有色人種は下等なサル(?)から進化したものという考え。 ●「キリスト殺し」…キリスト教の聖書によると、キリストはユダヤ人に殺された。 ●「ユダヤ人の人種としての特徴」…ユダヤ人は理論的な思考につよくて、頭がよかった。上のようにアーリア人種のほうが優っていると考える人たちには面白くなかった。 (でも、人種でそこまでの差がうまれるのでしょうか??) ●ユダヤ人はイスラエル建国以前は流浪の人種であったのに、それが自分たちの土地(アーリア人的ドイツ)で幅を利かせているのが許せなかった。 ベルサイユ条約で傷ついたプライドや、抑圧されたものを、上記の理由で社会的に弱かったユダヤ人に転嫁させたのかな??って思いました。 迫害を繰り返さないようにするには…これが、考えにくかったです。 理由と結びつかなかったのですが、「ドイツ国民の政治的無関心が原因」かなと思いました。ヒトラーはドイツ国民による選挙で選ばれているらしく、国民が「自分さえよければいい」って自己チューなかんがえをしていたからかな??って思いました。みんなが政治に興味を持つ!!のが繰り返さない方法かな。と思いました。 何とか、レポートは提出できました。 皆様ありがとうございました。