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命中しなかった原因は?
ケニアでイスラエルの旅客機にミサイルが発射されましたが命中しませんでした。なぜ命中しなかったのですか。
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- jetplane
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あの,モンバサでのテロのことですね。あのミサイルは,多しか,ロシア《旧ソ連》のSA-7という肩打式ミサイルだったと思います。これは,アメリカ軍の同じような携帯式ミサイルよりも古い方で,性能も劣ります。赤外線誘導方式で,敵機の熱源を追尾し撃墜します。戦闘機の場合,後ろから発射すれば,相当エンジンノズルは熱いですから,追尾しやすいですが,相手は,旅客機ですから,少し熱が弱かったのかもしれません。それに,イスラエルのことですから,旅客機に防御装置ぐらいはつけていると思います。 その防御に関してですが,普通,フレア,チャフ,ジャミングなどがあります。フレアは,赤外線誘導ミサイルに有効で,花火のようなものを発射して,そちらのほうにミサイルをひきつけます。もし,アメリカのスティンガーミサイル【メタルギアソリッドに出てくるやつ】ならばヤバかったでしょう。 チャフ,これもメタルギアソリッドに出てきましたが,小さなアルミなどの金属片をばら撒いて,レーダー波を散乱しかく乱します。これは,レーダー誘導ミサイルには効くと思いますが,赤外線誘導ミサイルにはどうかな,と思います。 ジャミングは,レーダ波でミサイルの追跡装置を混乱させます。 これでよろしいですか?やっぱり,ミサイルが古かったのでしょう。
- tbrown
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No1の者です。 私が答えを書いた時点では、時事通信社HPの記事を見た時の記憶で書いていまいた。 たしか、「イスラエルの当該航空会社が、何らかの回避システムを使用したことをほのめかしていた」という内容だったと思います。 最近までのニュースでは、乗客がミサイルの通過は翼から1mぐらい近くをそれていったのを見たという情報しかしりませんが、ギリギリで熱弾(フレア)を発射したなら、それる可能性はあると思います。 実際本当にギリギリだったみたいで、少し機体が破損しているようですね。 最初から命中させる気がないなら、そんな近くをそれるとは思えませんが、私は専門家では無いので、これ以上はわかりません。 他の新聞社のHPでは、ミサイルが旧式だった為命中しなかったと表現がぼかされていますね。 No2の方のおっしゃるように、今後のニュースで小出しに情報が出てくると思います。
お礼
たびたびありがとうございます。たしかに1mという証言からわざと外したという説は殆どありえないということになります。 ただし、フレアの効果かどうかは疑問です。むしろブリンカーだと思います。フレアならフレアの方にロックオンするでしょう。 いずれにせよ着発信管しかないミサイルだったのが幸いだったといえるでしょう。サイドワインダー(チャパラル)クラス以上だと近接信管や破片弾頭を搭載していますから無傷ではなかったと思います。また最近の携行SAMでは画像ホーミングタイプもありますから、フレアやブリンカーは無力だと考えられます。そういった意味では旧式だったからという説明も完全に誤りとは言い切れません。 いずれにせよフレアだったというのは疑問です。
- 98hornet
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今日の読売新聞の夕刊の2ページに関係記事が載っていました。イスラエルはミサイル回避装置(フレア)が民間機に搭載されていることを公式に認めたようです。
お礼
ありがとうございます。私もこの記事を確認しました。しかしフレアならフレアの方にミサイルは向かうはずですから、翼ぎりぎりという航跡には疑問が残ります。
- tbrown
- ベストアンサー率26% (154/587)
イスラエルの民間機の防空システムには詳しくないのですが、 イスラエルの旅客機には、熱探知タイプの対空ミサイルに対する何らかの防御システム(熱弾発射等)を搭載しているはずですので、攻撃を察知してそれを使用した為に、ミサイルが目標を失ったようです。 具体的技術は専門家の方や、今後のニュースを見た人が教えてくれると思います。
お礼
どうもありがとうございます。 確かに熱線追尾式ミサイルに対する防御システムというのがあって、軍用機にはフレアデスペンサーであるとか、ブリンカーという交互にライトを点滅させて誘導を誤らす装置はあります。イスラエルの民航機には軍用機並の装置が装備されているのかという第1の疑問があります。 しかしそのような装置が作動したならば乗員や乗客の証言に、ミサイルの軌道が蛇行していたとか、明るい火の玉のようなものが見えたなどがあるでしょう。 太陽方向にミサイルが飛んだということもありえますが、ミサイルを撃った射手もそんなことは知っているでしょうし、太陽と目標機がほぼ一直線上に並ぶというのは、飛行機の写真を撮る場合などを考えても稀なものです。戦闘機なら太陽の方向に進路を変えるという選択肢もあるでしょうが、旅客機がそんな急旋回をするとも思えません。 ミサイルが不良品だったということも考えられますが、まず白煙が観測されていますから、ロケットモーターは正常だったと考えられます。誘導機能に不良があったとしても、2発射撃していますし、2発とも乗員が見えたといっていますから、それも考えにくいと思うのです。 私は当初、高度130mとの証言だったので、ミサイルではなくて無誘導のロケット弾かと思ったのです。しかしSA7の発射装置が見つかりました。 2発も同時に不良品だったという確率はそんなに高くはないでしょう。ならば残る可能性は、最初から命中させるつもりがなく、目標を最初から外していたということも考えられます。それにわざわざ証拠の発射装置が破壊もされず、隠蔽もされず放置されていたというのも不可解です。まるで自作自演ではないかとも勘ぐれる内容です。 ますますなぞが深まりました。まだ詳しい報道が出ていないので、もう少し待ってみます。
お礼
どうもありがとうございます。 あの後、イスラエルが防御装置を使用したという発言がありました。しかし現時点でまだどのようなものであったか明らかにされていません。フレアというのは一般的ですが、それなら目撃証言があるとおもうのです。何しろ目立ちますから。私はブリンカーが使われたのではないかと思っています。 グレイルが使われたと思いましたが、これは米国で言えばレッドアイにあたるのでしょう。スティンガーも同様のシステムですが赤外線の感度が上がっているとおもいます。でもチャフに対しては効果は一緒でしょう。現在では一部の携行式ミサイルに画像式のものがありますので、チャフが無効になる可能性があると思います。 赤外線バッシブホーミング式にチャフを使った例は聞いたことがないので分かりませんが、チャフは空中でもきらきらかすかに輝く程度なので効果は低いかもしれません。もちろん赤外線は出しているでしょうけど。最近の赤外線センサーは通常の温度の部分からの赤外線も捕らえますからね。レッドアイ時代なら考えられませんが。 本来、おっしゃるとおりレーダーホーミング用なのでフレアが使用されるでしょうが、使いきってしまったら一かばちかで使うかもしれません。