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対空ミサイルについて
昔、トップガン等の映画で、敵航空機の後ろに回りこんで照準機で敵機に対してミサイルロックを掛けてミサイルを発射するシーンがありました。 最近では目視外からレーダー上(2次元?)で捕らえた敵機に対してミサイルを発射出来ると聞きました。 つまり昔のように操縦技術を駆使してミサイルロックを掛けずとも、ミサイルを発射出来るということなのでしょうか? もしそうだとした場合、撃たれた側の航空機は、自分に向けてミサイルが飛んできていることを察知する事が出来るのでしょうか?
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- ithi
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Konta72さん、こんばんは。 やはり、レーダーでミサイル警報装置が作動するはずです。アラームが鳴ると思います。
- koncha108
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今は第5世代戦闘機の時代で、トップガンの頃とはすっかり戦略も技術も変わってしまいました。 ステルス性能で相手のレーダーに見つからず、一方で高性能レーダーで敵機をいち早く発見し射程に入ったところでレーダーでロックしてミサイルを発射。目視できるような距離でロックすることはありません。 ミサイルですが一世代前までは戦闘機のレーダーで敵機を撃墜するかミスするまで発射したミサイルを誘導していたのですが、今では途中まで誘導して近づいてからはミサイルが搭載しているレーダーで自分自身を誘導して追撃します。つまり、昔はミサイルが命中するまで近くにいる必要があったのですが、今はミサイルを発射してミサイル自身の誘導になった時点で、その場を立ち去っても良くなりました。 レーダーが自分の機に向けられればわかるのでロックされたことはわかります。またミサイルが発射されたこともレーダーでわかります。ただ一度ロックされてしまうとわかっても手遅れで逃れることは難しいです。 相手を高性能なレーダーで先に見つけて高性能なミサイルを発射すれば勝負は決まってしまうので、ステルスやレーダー技術が重視されていてトップガンの時の様なマッハを越える高速性や空中戦会能力などの運動性能はそれほど重宝されなくなっています。 とは言えまだ第5世代戦闘機同士の戦いが行われたことが無いので実際にどうなるのかわかりません。それと、東シナ海上空での中国機と自衛隊機の遭遇の様なケースではいきなりミサイルを発射することはあり得ないので、それこそ目視できるほど近づいて相手を威嚇した上で模擬的にロックしたりフレアをばらまいて逃げたりと言う昔の戦い方のシミュレーションみたいなことが行われているので、このレベルだと最新鋭の技術はかえって役に立たないかも知れないと思います。
- jack-a3
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ミサイルにはざっくり二種類あります。 一つは赤外線探知型で、要するに飛行機のエンジンの熱源を探知してそこに向かって飛んでくるもの。 映画トップガンで発射してるのはこのタイプで、米軍ではAIM-9、サイドワインダーと呼ばれるミサイルです。 このミサイルは熱源を探す関係で射程距離が短く、また熱源にロックする必要があるので敵の背後から発射する必要があります。余談ですが最近は改良されていて正面から撃っても追尾できるらしいです。 もう一つはレーダ探知型で、セットされた目標に向かって飛んでいきます。 これにはさらに二つ種類があります。一つは飛行機に搭載されているレーダーで目標を探知し、その情報を使ってミサイルを誘導する方式。もう一つはミサイル自身にレーダーが搭載されており、ミサイルが勝手に目標を追尾する方式。 どちらののタイプのミサイルもF14には搭載可能ですが、映画では使ってませんね。 熱追尾型であってもロックオン時には飛行機のレーダーで目標を捕らえますし、レーダー探知型はその名前の通り飛行中もレーダーを出し続けます。なのでどちらのミサイルであっても撃たれる方はその電波を捕らえることで自分がロックオンされているかどうかを知ることができます。
敵戦闘機の後ろに回り込まなくてもいいのは、トップガンの時代からすでにそうだったと思いますよ。 トップガンに出てくるF14トムキャットは、200キロ離れたところから24基の目標を同時に追尾し、6基の目標に同時にミサイルを発射することができました。当時の最新鋭火器管制・ミサイルシステムです。 ですから、トップガンは見ていませんが、トムクルーズは敵戦闘機の後ろに回り込まなくても、200キロ手前からミサイルを発射することができたはずです。 もちろん赤外線誘導ミサイルは後ろに回り込む必要があります。強い赤外線を発生する場所が見えなければなりませんから、後ろから発射するのです。 最近では排気ガスの赤外線をキャッチできるので、横からでも当てることができます。 レーダー誘導の場合は、必ずロックオンします。ロックオンとは、ふだんは索敵の為にスイープしているレーダー波を、目標に固定して照射することです。 それで目標から跳ね返ってきたレーダー波をミサイルが追跡します。 また、少なくとも最終段階でミサイル自身がレーダー波を発射して目標を補足します。レーダー波が常に自分に宛てられていることから、目標は自分がロックオンされたと知ることができるわけです。
- sat000
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かなり以前から、目視できなくても、自機のレーダーで敵機を捕捉できればミサイル攻撃できるようになっています。近年は、さらに長距離になっていて、自機のレーダーに映らない敵機であっても、AWACSが捕捉すれば攻撃対象にできるようになっています。だからステルス技術が重要になるわけです。探知も同様ですが、ミサイルは機体に比べると小さいので、探知距離は相対的に短いかもしれません。具体的な距離は機密事項なので公になりません。でももちろん目視距離よりははるかに遠距離です。
- eroero4649
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トップガンは30年前の映画ですかね。尤も、あの当時でもアメリカ軍は全方向から発射可能な空対空ミサイルは所有していました。だけど映画で「敵がきた。ミサイル発射」「ズドーン」「やっつけたぜイエー!」じゃ面白くないですからね。 空対空ミサイルは大雑把に分けてレーダー追尾式と赤外線追尾式に分かれます。基本的に相手の後ろから撃つのが赤外線追尾式です。ジェット戦闘機はエンジンから熱を吐き出しながら飛んでいるので、その熱源に向かって追いかけていくのです。 赤外線追尾式のミサイルから逃れる方法は、太陽に向かって飛んで方向を変える(太陽のほうが赤外線量が多いから、ミサイルはそっちに向かっていく)とか、フレアと呼ばれる熱源を落としてそっちにミサイルを誘導するかです。 レーダー追尾式は、レーダーを使って目標に照準を合わせ(これをロックオンといいます)発射するものです。ミサイルは戦闘機から放たれたレーダーもしくはそのミサイル自身によるレーダーで相手を追尾していきます。 かわしかたとしてはジャミングと呼ばれる妨害電波を飛ばしたり、チャフと呼ばれるアルミ箔の破片を飛ばすやり方があります。アルミ箔はレーダー波をよく反射するので、いってみれば雲がかかったようになるのです。 1982年のフォークランド紛争では、アルゼンチン空軍が所有する赤外線追尾式ミサイルが旧型で敵機の後ろにつかないとロックオンができないものだったのに比べてイギリス海軍が使用していたミサイルは最新型の全方向から撃つことが可能でした。そのため、アルゼンチン軍は空戦で24機失ったのに対してイギリス軍が失ったのは0機という圧倒的な差がつくこととなりました(この他にアルゼンチン軍は兵器の管理がなっておらず、動作不良も多々発生したという話もありまます)。 トップガンは1986年の映画ですから、このときはとっくにアメリカ軍は全方位タイプのミサイルを所有していましたね。 レーダー追尾式ミサイルは、ベトナム戦争や中東戦争の昔から存在します。なおどちらのタイプのミサイルにせよ、今の戦闘機にはセンサーが取り付けられているのでロックオンされると警告灯が点き、警報が鳴ります。時々これで緊張が走るときがありますね。
- 中京区 桑原町(@l4330)
- ベストアンサー率22% (4373/19606)
>自分に向けてミサイルが飛んできていることを察知する事が出来るのでしょうか? 出来ますよ。 レーダーは前だけでなく後ろも監視してます。 後ろだけでなく地上からも撃たれる事は判ってるのだからそれを探知する装備も備えてます。
お礼
なるほど。 昔のような戦闘ではないのですね。 という事はほとんどパイロットの技量ではなく、性能のよい戦闘機には勝てそうも無いですね。 有難う御座いました。