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化学を学ぶって2
ただ、有機化学の反応、授業でやったことを覚える勉強、院試験のための勉強しているだけじゃあやりたいことの勉強なんてわかりませんよね(1年生のはじめには電子軌道はこうなっていてとかやりますよね。こういった知識も意欲をもって理解しないといけないのでしょうか)。でも現実、そういった勉強を毛嫌いしていても前には進まないし。なんか受験勉強嫌だから高校行きません、と同じレベルです、自分は。 まわりに、化粧品・食品の開発に携わっている人がいないし、正直今までの勉強(エントロピーやら、何とか反応、シュレーディンガー方程式)そういった個々の知識を勉強していけばなにか見えてくるのでしょうか?理想(化粧品とか食品の開発に少しでも携わりたい)はあっても、上にいったような勉強のやる意味がわからないです。 院試験のような受験勉強も理解して点数がとれるようになってくれば、やりたいことへのアプローチの仕方がわかり、さらに勉強してみようと循環していくものなのでしょうか? 正直、視野の広げ方もわからないし。 意味わからなくても、試験通るための勉強なら覚えれて理解すればいいのでできますが。やりたいことへのアプローチの仕方わかりません。数学なんで勉強するの→院試験にあるからとしかなりません 言いたいこと、そのまま書いてしまいましたが、助けてください。 関連URL:http://www.okweb.ne.jp/kotaeru.php3?q=412297
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coach0305さん、こんにちは。 僕は社会人2年目です。僕は院に行かないで、学士卒で製薬企業の研究職に就きました。 自分も学生時代に同じ悩みを持ったことがあるので、なにか助言を…と思いました。 僕のアドバイスを一言でいうと、 「社会に出て化学を違った面(アカデミックな面でなく実用化として化学が用いられる面)から見てみるのがよい」ということになります。 自然科学というのはもともと人の素朴な疑問から発展してきたものです。「これはどうなっているんだろう」というような疑問を解こうとしてわかってきたことの積み重ねが科学です。そして科学は人類の平和や生活の豊かさを提供するために用いられるようになってきました。 時として相対性理論や量子力学が原子爆弾を作るために使われたり、ダイナマイトが強力な爆弾として使われたり、有機化学が毒ガスを合成するために使われたりしましたが、アインシュタインもハイゼンベルグもノーベルもハーバー(第一次大戦中、軍から命令されて毒ガスを合成し防毒マスクの開発にも加わった。アンモニアの合成で有名ですね)も決して戦争や人殺しのためにそういった理論や合成法を考え出したり発明をしたわけではありません。 「科学者が研究をするときには、その研究が将来何のために用いられるのか、何の役に立つのかを常々頭の隅に置いて研究しなければなりません」と大学の学科の助教授がおっしゃっていたのを今でもよく覚えています。この言葉には「科学は戦争に使われてはならん」というメッセージもありますし、「科学とは実用化されるものなのだ」というメッセージも含んでいると僕は思ってます。 僕も卒業研究をしていたころ、「この研究は何の役に立つんだ」といつも考えたり、こう実用化されるのではないかと想像したり、戦争には使われないかと考えたりしていました。 化学はモノを作ってナンボの学問です。中世ヨーロッパの錬金術が化学の原点だったように。ですから化学はもっとも実用化のための手法に利用される学問なわけですよね。 化学や大学の勉強は何のために勉強するんだと思うなら、社会に出てどう実用化されているのかを目と耳と手とで体験することが一番だと思います。そしてそういった体験から自分のやりたいことを見つけていくことも1つの方法だと思います。 僕も時間があると近所の研究室を覗きに行って、どんなことをしているのか話をします。そうして学生時代に習ったことがこういうことに役立つんだとわかるのです。そうなると自然に大学時代に使っていた教科書に手が伸びたりします。「もっとくわしく知りたい」と思うからです。 > 院試験のような受験勉強も理解して点数がとれるようになってくれば、 > やりたいことへのアプローチの仕方がわかり、 > さらに勉強してみようと循環していくものなのでしょうか? 僕の体験からいいますと、答えは「ノー」です。 試験でいい点を取るためだけの勉強はそういう好循環をもたらしてくれるとは思いません。 僕は高校時代成績はいいほうでしたが、自分がやりたいことは何なのかと よく自問していました。僕もやりたいことを見失っていたからです。 coach0305さんはまだ若いんですから(僕も若いですが)、まだ無限の可能性を持っています。もし今学士で就職しようと考えるならあまり専門にはこだわる必要はないと思います。少しはずれてもがんばれば遅れは数年で取り返せますよ。会社は一年生に業績なんかたいして期待しません。学び取ろうというやる気や積極性を期待するんです。僕も会社に入ってから学んだことも今では人にきちんと説明できるくらい詳しくなりました。 今の企業は博士で採用するのをしぶるところが増えてますし、いずれは修士でも難しくなるのではないでしょうか。修士や学士ならまだ幅が利くということで会社で一から鍛え直すというところが最近は多いのです。 島津の田中孝一さんがノーベル賞を取りましたが、あの人はご存じのように学士卒です。僕は彼が会社に入ってからそれまで専門でなかった化学や高分子のことをかじったことや、院を出ていなくてもそんな業績をあげたということを実証してみせたことで、将来は院に行かないで就職し企業で自らを鍛え直そう、企業で専門を極めようと考える理系の学生が今より増えるのではないかと予想しています。彼が言うように「小さなミスも無駄にしない」という、そんな積極性が大事なんです。 アカデミックな化学も大事ですが、実用化された化学もまた面白いもんですよ。 がんばってください。
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>やりたいことへのアプローチの仕方わかりません。 化粧品関連がやりたいのであれば.自分で薬品買って.香料買って.色素買って.自分で作ってみれば.良いのでは(薬事法?のような化粧品関係法令の制限で自分専用しか作れませんけど)。 自分で.化粧品を作りたいと思ったらば.作ってみれば良いのです。すると.何の知識が必要か.見えてくるでしょう。 ただ.その代償(たとえば.顔が半分溶けた.重金属中毒になった・神経が麻痺した...等)は少なくありませんが。
- pricedown
- ベストアンサー率38% (69/181)
勉強をしたくなければしなければ良いのです。辞めれば良いだけのことで悩む必要なんてありません。興味がわかないことは辞めてしまいましょう。興味がないのに化学を続けていたって、あなたを指導する人間に対して失礼極まりないだけですよ。 そもそもあなたは化学に向いていません。というか創造という作業に向いていません。化学だけでなく何かクリエイティブな仕事をしたいのならば、自分から積極的に何を勉強するべきかを見つけるのですよ。研究室に入って第一線の研究に少しは触れているのでしょう? 何らかの研究をやりたいという意欲があるのならば、その研究を進めるためにどんな勉強が必要かが分らないはずがありません。あなたは化学に興味がないだけです。大学受験でたまたま受けた学科が化学関係だっただけの理由でここまで来ただけ。だらだらと時間を浪費しているだけなんです。自分がやることは自分で決めて積極的にその準備を進める。あなたにはこうした積極性が欠けています。あなたには自主的に積極的に考えて新しい物事を創造する仕事は無理です。仮に大学院に進学したり開発にかかわる職についたとしても、周囲の人間に迷惑をかけるばかりで、最終的にはあなた自身が精神的に参ってしまいますよ。あなた自身のために、創意工夫を要さずに人から指示された仕事だけをこなして給料を貰える道を探しなおしたほうが良いと思います。そんな仕事は滅多にありませんけどね。 話は変わりますが、あなたは類似の質問を何度も繰り返していますが、寄せられた回答の多くに対してお礼もコメントもしていませんね。自分にとって都合が良い回答にしかお礼やコメントをつけないのですか? 意見を求めたのはあなたでしょう? ありがとうの一つさえ言えないのですか? もう大学生でしょう? あなたがいかに甘えた性格の持ち主なのかがよくわかりますよ。こんな態度ではいくら質問を繰り返しても無意味ですよ。それにいつまで同じ質問を繰り返すのですか? 誰かがあなたの進路を決めてくれるまでですか? それを決めるのは一体誰なんですか? あなたの親ですか?研究室の教官や先輩ですか?友人ですか?それともこのサイトで回答している見ず知らずの他人ですか? あなたは年齢的にはもう一人前なのですから、精神的にも一人前になってください。いつまでたってもあなたの世話をしてくれる人がいるわけではありません。これまであなたの一挙手一投足に過剰に干渉してきたであろうあなたの親も、いつまでも生きているわけではありませんよ。自分の進むべき道は最終的にはあなた自身で決めなければならないことです。
随分何度も質問しているようですが、はっきり言って他の勉強どうのいっていないで、食品関連の勉強や、化粧品関連の勉強したらいかがですか? 少なくとも特許でもひいてみてください。そうすればそこにどんな技術が使われているかわかるでしょう。それを使いこなすために、どんなバックグラウンドがいるかわかるでしょう。 はっきり言って今のままの貴方では、企業で研究員としてはもっとも使いにくいです。なまじっか頭ばかりよく発想がない。テクニシャンとしてならば使えるかもしれませんが研究員向きではないと思います。下手をすると研究員の道を選ぶことでアンハッピーになるかもしれません。 少し厳しいことをかきましたが、coach0305さんが質問されていること自体が研究の本質です。何に使うか?それを考えるのが研究です。 論文を読みますよね。きちんと内容を理解するのが学部生。マスターはその論文からわかったことを自分の研究にどういかすかになってきます。 物理や化学がどうのいっていないで、それをどう使っていくか?それを考えるのが研究ですのでだれも教えてくれるわけはありません。 繰り返します、化粧品、食品やらの勉強をしてください。そして「なぜ、何?」という疑問を持ってください。もてなければ無理矢理にでも考え出してください。そうすれば道は開けます。 それができないようでしたら、テクニシャンでも目指しましょう。そうすれば能力の高いテクニシャンとして重宝がられると思います。 ご自身でも気づいていると思いますが、勉強ができることと研究ができることは決してイコールではないのです。
- shota_TK
- ベストアンサー率43% (967/2200)
自分が何をやりたいのか、ということをしっかり考えたとき、もしそのために好きじゃない科目があったとしても、一流の人間は平然とこなします。よく、「英語が苦手だから理科系に来ました」なんて人間がいますが、化学系の会社に入ると、英語の論文10報を渡されて、「来週までに論文の要旨を書いてきて」とか言われるのが当たり前の世界です。また、エントロピーなどの熱力学、量子力学、数学などについても、すべての分野に必要というわけではありませんが、ある分野には非常に重要な学問になります。大学において、これらの基礎を学ぶということは、学生にできるだけ多くの武器を持たせる、ということなんですよ。一般教養で人文科目を履修するのも、そのためです。大学院にまで進もうと思うなら、一流を目指してください。勉強したことの9割は役に立たないかも知れない。しかし、1割は必ず役に立ちます。9割を捨てることを恐れて勉強しなければ、その1割すら身につかないんです。勉強と言うのはそういうものだと思います。頑張って下さいね。