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生物系の大学に行く=大学院も行く?
生物系の大学に行く人は大学院まで行く人が多いと聞いたのですが本当でしょうか? そうであるのならなぜでしょうか?
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例えば私の大学の理学部ならば、通常4年で卒業後大学院に6割近く進学します。 卒業して就職しても、企業での研究職の分野での採用はほぼないと思ってよいでしょう。営業や事務方に回される可能性大です。大学で学んだ専門知識は完全に無駄になります。それ以外では、教員免許を取得していれば教員という進路をとる人が結構います。大卒レベルで就ける職のうち、学んだことが無駄にならないと言える職業の1つだと思います。 大学院に進学する理由として、大学院修士レベルの自立的な実験・研究技術を身に付けていなければ、研究者として無能と言えるからです。学部段階での卒業研究程度では十分に自立的な研究はできません。学んだことを無駄にしたくなければ大学院修士課程(博士前期課程)まで進学するのが順当な進路です。もちろん研究者志望でなければ全く関係ありません。 ただし、大学院博士課程(博士後期課程)への進学は注意が必要と聞いたことがあります。企業側が、知識ばかり多く実践的な力がないにも関わらず多額の初任給を支払わなければならない。それならば手ごろな額で、それなりの知識・技術のある修士を採用するほうが得だ、という考えだそうです。「博士後期課程=フリーター養成課程」というのを聞いたことがあります。もちろん最先端の研究分野で活躍したいなら博士の学位は必須です。 要は自分の将来設計によります。
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それは生物系に限ったことではなく、理系全般にいえることです。生物系よりもむしろ化学系や工学系の方が大学院進学率が高いように思います。 その理由は、少なくとも、将来的に大学で学んだことを生かせる専門的な職を目指すのであれば、事実上、大学院進学が必須だからです。学部卒でその分野の専門的な職につくのは極めて困難です。たとえ、東大や京大を出ていてもです。
お礼
なるほどわかりました。 東大京大でもとはおどろきです・・・。
- suiran2
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生物の大学院進学率は確かに高いものです。ある大学では9割近くが進学します。ですから現実的には生物は最低6年間教育と言った感があります。理由は複数有るでしょうね。箇条書きにしてみます。 (1)生物は実学ではないため,もともと進学志向である。 就職のために生物を選択するのではなく,生物学が好きで選択する人が多いからと思います。少しでも長く大学で生物学に接していたいという願望が強いからなのではないでしょうか。 (2)就職先があまりない。 大学によっては学部卒業生の求人はほとんど無い大学もあります。3年生で就職活動を行うのは実際問題としても大変な面があります。就職活動と大学での実験とさらに院試の勉強との両立は大変です。 (3)大学の教育が進学用教育である。 上記のような理由から大学サイドも進学することを前提とした教育を行っているところがほとんどです。「この辺に興味があったら,もっと知りたかったら,私の研究室に来て下さいね。」といった感じでしょうか。4年間で教育が完結したものでないために,かえって欲求不満を感じるようです。 (4)大学院で充実感を得られる。 我が家にも複数の生物の修士課程修了者が居ます。彼らは,「大変だったけれど一番楽しかった。一番充実していた。一寸,研究者には向いていないなと,挫折感も感じたけどね。」と口をそろえていっています。
お礼
こんにちは、ご回答ありがとうございます。 そうですね。生物は実学でないというイメージがありますね。 勉強になりました!! ありがとうございます。
お礼
なるほど、そんな考え方が有るのですね。 ご回答ありがとうございました!!!