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実用表現について 「債務」と「決済」
「債務の決済をつける」という表現と、「債務に決済をつける」という表現と、どちらが実用として成り立つでしょうか?その成り立つ文の意味をわかりやすく教えて下さい。また、どちらもおかしな表現である場合、「債務」という言葉と「決済をつける」という慣用句を用いた実例文を挙げてください。よろしくお願いします。
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- ok2007
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回答No.1
「決済をつける」がそもそも、慣用句というよりも誤用だと思いますよ。 「決済」は、金銭を支払うなどして債権債務関係を終了させること、または債権債務関係の終了をいいます。すなわち、「決済」は端的には「終了させること」ないし「終了」です。 ここで、「債権債務関係が終了する」とは言いますが、「債権債務関係の終了をつける」とは言いませんよね。 「決済」とは債権債務関係の終了のことですから、「債権債務関係が終了する」・「債権債務関係の終了をつける」の該当部分を「決済」に置き換えれば、「決済する」は日本語として正しいといえるものの、「決済をつける」というのは正しいとはちょっと言い難い表現だとなりそうです。 したがって、「決済をつける」は誤用といえましょうから、「債務の決済をつける」も「債務に決済をつける」もいずれも誤用となりましょう。
お礼
ありがとうございます。サイト検索では実用的な内容の文の中でも「決済をつける」という言葉が慣用句のように使われています。「決着をつける」みたいな感覚なのでしょうかね。そもそも慣用句というものが日本語としておかしい場合もありますからねえ。御回答は非常にためになりました。「債務を決済する」というのもおかしいのでしょうね。債権者の場合は「債権を決済する」はおかしいわけで、前後の文脈を見れば「決済する」だけで、意味は通じるのですね。