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日本文学でこんなテーマのもの教えてください!
日本文学で昔の暗い部分を扱った小説を教えてください。(近親相姦・子殺し・娼婦がテーマのもの・差別をあつかったもの・夜這い など…)また、青空文庫も読んでいるのでそちらでもあったら教えてください。プロレタリア文学や女工哀史を読んで下層社会の苦しみのようなものを知り、もっとほかの闇の部分、または昔の性や恋愛のあり方(例えば近親相姦でも愛し合っているとか…)を読みたいと思っています。民俗学の本を読めと言われそうですが、今回は小説限定でお願いします。
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深沢七郎の「楢山節考」はかつての寒村での、子供の間引きとか人身売買とか、姥捨てとか、それから獣姦なども出てます。 他には大江健三郎の、「我らの狂気を生き延びる道を教えよ」の中の短編「狩猟で暮らしたわれらの先祖」には部落差別、近親相姦なんかがあり、なんとなく要望に近い気がします、暗くて重いですし。 直接近親相姦というのじゃないですが、それに近いものとして、且つ小説として面白いものとしては、 宮本輝の長編「避暑地の猫」とか、 さらに遠いものとしては大岡昇平の「母六夜」の中の「沼津」とかツルゲーネフの「はつこい」とかでしょうか、これらも許容範囲をかなり広く持てばご覧になってみるのも良ろしいかと。
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- chapanese
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こんにちは。 わたしはほとんどこの分野は読んでないんですが、 差別というと、部落差別を扱ったものに住井すゑさんの 「橋のない川」がありますね。 島崎藤村の「破戒」も主人公は被差別部落出身です。 性の方面では谷崎潤一郎や三島由紀夫あたりはいかがでしょうか? でも、暗いというのにはちょっと違いますが。。 谷崎の作品は「耽美主義」とも呼ばれているくらいですし。 三島のは純愛なら「潮騒」でしょうけど、「仮面の告白」 「美徳のよろめき」あたりがそれに該当するかな。 川端康成あたりもどうでしょう?「雪国」「眠れぬ美女」とか。 姦通なんかは実は「源氏物語」もそうですよね。 源氏も義母の藤壺と不義の子をもうけ、後源氏は自分の妻 女三の宮から同じしうちを受けます。 あと森鴎外の「イタ・セクスアリス」は性愛について述べたものですね。 プロレタリア文学といえば小林多喜二の「蟹工船」でしょうが、 その多喜二の母を主人公にした三浦綾子の「母」はとても 泣けるそうです。(多喜二は虐殺されましたからね) 以上、ご参考になれば。
- katori
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近親相姦なら島崎藤村でしょう。 マゾなら谷崎。
- Saoha
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プロレタリア文学のような下層社会などのものであれば 高橋和巳「わが心は石にあらず」などはいかがでしょうか。 また、江戸川乱歩「孤島の鬼」や森茉莉「恋人たちの森」、唐十郎「吸血姫(戯曲ですが)」 寺山修司などには母子愛が多いです。 谷崎潤一郎の「刺青」や三島由紀夫「金閣寺」「仮面の告白」も有名どころだと思います。このあたりだととっつきやすいかもしれません。 お役に立てば幸いです。