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摩擦力
わからない問題があったので質問します。 問題: なめらかで水平な床の上に質量Mの板Aが置いてあり、Aの上に質量mの小物体Bがのせてある。Aには軽い糸が取り付けられていて、右向きに水平な力を加えることができる。Aの上面とBの下面との間の静止摩擦係数はμ、重力加速度の大きさをgとする。 問い 加える力を徐々に大きくしたところ、おおきさがfのときに、BはAに対して滑り始めました。このとき、fをm、M、gおよびμを用いて表せ 解答にはf=μ*(M+m)*g とありましたが、 BがAに対して滑り始めるのは、Aを引っ張るfが最大静止摩擦力を超えたときだから、f=μmgではないのでしょうか? どなたかわかる方教えていただけないでしょうか
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ANo.2 です。追記。 この問題の場合「Aの上にBを載せて」「Aに力を加えている」ことに注目してください。 Bはなめらかな床の上に置いてありますが、AとBの間には摩擦が働きますので、 Bに加える力が弱い時は、 「AとBが一体になった状態」で、かけた力に応じて「AとB」は加速します。 ところが、力がどんどん大きくなってAとBの間の摩擦力を超えると、 Bが取り残されて、Aだけが先に進んでいくことになります。 いわゆる「ダルマ落とし」ですね。 そうなった時の力を求めよ、というのが今回の問題。 「Aにかけた力」の全てが「AとBとの接点」に働くわけではありません。 ・「Aを加速するための力」 ・「AとBとの接点」を通した、「Bを加速するための力」 の二つに分けられます。で、摩擦力が働くのは後者に対して。 あとの計算はANo.2の通りです。
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- okada2728
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摩擦力に打ち勝とうとしてBにかかっている力F(今の場合水平方向の合力)を表しておき、臨界のところではFが垂直抗力Nと F=μN の関係にあることを使います。 N=mg ですが、残念ながら F≠f ですね。
- mtaka2
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板Aはなめらかな床の上に置いてありますから、BがAに対しすべり始めるまでは、AとBは一体になった状態で 1) a=f/(M+m) の加速度aで運動をしています。 このとき、板bに働く慣性力をf'とすると、 2) f' = ma になります。このf'が、 3) f' = μmg の時にBがAに対しすべり始めるのですから、 1)~3)を解くと、 4) f = μ(M+m)g が求まります。
- masudaya
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そのとおりと思います. たとえば,これをμの式に直すと μ=(M+m)*g/f となります.AとBの摩擦係数は A,Bの表面状態で決まる係数なので Aの質量は無関係なはずです. (摩擦力はBの荷重が関係しますが) なのに,上記式ではAの質量に 摩擦係数が依存すること となり矛盾します. また,Aと同じ材料でできた 机の上で,Bの糸を引き, 滑り始めたときの力fとすると, μ=mg/f となります.これにも 矛盾することになります.
お礼
とてもわかりやすい回答ありがとうございました。やっと理解できました。